TVアニメ『クールドジ男子』三間貴之役・梅原裕一郎さん&四季蒼真役・千葉翔也さんインタビュー|お二人が可愛いと感じるドジとは? ドジっ子でも愛しいクールな男子たちの日常から目が離せない!
SNSを中心に話題となり、今や人気作品となっているweb漫画『クールドジ男子』(著:那多ここね)。少しクールで近寄りがたいカッコいい男子たちが実はドジという、どこか親近感が湧くような可愛さが多くの人を魅了させています。
そんな『クールドジ男子』が待望のTVアニメ化! アニメイトタイムズではTVアニメ化を記念して、クールでドジっ子な男子たちを演じる声優陣にインタビューを実施しました。
今回は、三間貴之役・梅原裕一郎さんと四季蒼真役・千葉翔也さんの対談インタビューをお届けします。
お二人が可愛いと感じる“ドジ”とは?
──最初に、『クールドジ男子』という作品の第一印象をお聞かせください。
三間貴之役・梅原裕一郎さん(以下、梅原):クールでドジな男の子の中でも細分化できるんだなと思いました。いろいろなドジさがあったり、クールさや受け止め方があったりするんだなと。
日常生活でもそういう人がいれば、自分自身もそういうことしちゃう時もあるなと共感できるところがあって、ドジを周りのキャラクターたちが好意的に受け止めてくれているところがほんわかしていて、良い作品だなと感じました。
四季蒼真役・千葉翔也さん(以下、千葉):すでにドジであることがわかっているのに愛せるってすごいなと思いました。小さいミスだとしても人柄にリンクしているような感じだったので、たくさんのクールドジ男子が出てきますが、このミスはこの人がやりそうだなと想像が膨らむのが面白かったです。あと、みんな可愛いなぁ~と思いました。
──梅原さん演じる三間貴之は無自覚無痛タイプ、千葉さん演じる四季蒼真は受け入れ前向きタイプのクールドジ男子です。キャラクターについて、どのような人物だと感じられましたか?
梅原:無自覚無痛タイプですが、こうなれたら1番幸せなんだろうなと(笑)。
千葉:確かに(笑)。
梅原:ミスをしても何となく心は乱れずにそのまま突き抜けられるのは羨ましいです。彼は会社員なんですけど仕事ができないわけではなく、むしろできるほうだと思いますし、それで職場の人間関係が成り立っているところを見ると、ドジな部分がちゃんと彼の個性として認められて周りの人たちを癒しているんだろうなと。僕個人としては羨ましい生き方というか、こういう生き方ができたら良いなと思えるのが三間です。
千葉:四季は高校生や大学生のキャラクターともちょっと違うような、周りが個性的という環境にいるのが他のキャラクターと違うところかなと思います。個性的な部分とドジしちゃう部分が共存しているというか、それを明るく受け止めているからこそ、みんなから見てもいると和む存在です。
そして、どこにでも馴染むんだろうな~とも思いました。個性的なメンバーの中にいるので、二見瞬(CV.内山昂輝)といった年下の子にタメ口を使われてもまったく気にしていない様子とか、細かいところも全部明るく受け流せるところが彼の良いところなんじゃないかなと。あとはオシャレな子だなと思いました。
──アニメでも彼らの可愛らしいドジっ子ぶりが描かれますが、個人的に「このドジ良いな〜」「可愛いな〜」と思ったドジはありましたか?
千葉:梅原さん、男の子のミスやドジに対して可愛いな~と思うことあります?
梅原:ん~……その人が仕事ができれば(笑)。
一同:(笑)。
梅原:結局基本がちゃんとしているからこそドジな部分が目立つというか、本当に何もできずにただドジをするだけなら、たぶんイラッとしちゃうんと思うんです(笑)。
千葉:あはははは(笑)。
梅原:一倉颯(CV:小林千晃)と一緒に小動物カフェへ行く話があるんですけど、そういうところでも社会人としてちゃんと振る舞いつつもドジな部分が出てしまうのは良いなと。あと「アイスコーヒーをホットで」というセリフがあるんですけど、コミュニケーションを取る上での掴みとしては面白いなと思いました。
千葉:僕、三間さんのチョロいところがすごく可愛いと思います。ドジをした後に先輩に指摘されて、ちゃんと1回受け入れるのがすごく可愛いですよね。
あと、颯が居酒屋で自分も明るく振舞おうと思ってタメ口で謝って怒られる話がすごく可愛いな~と思いました。どちらかというと、ドジよりもドジのリカバリーに可愛さを感じているのかもしれません。
自分自身もよく考えれば間違っているとわかるのに、ドジを踏んだ後だからちょっとやってしまうところは共感できるなと思ったので、その辺りはすごく親近感を覚えました。
──ドジをした後も可愛いですよね。ちなみに、もしもの話ですが、お二人がドジをしてしまった後、彼らみたいにクールに振る舞えますか? それとも焦ってしまいますか?
梅原:僕は外から見てクールに振る舞いますが、心の中は乱れに乱れていることが多いです。
千葉:そういうときって、“どうしよう、どうしよう”って梅原さんの中でモノローグ流れているんですか?
梅原:うん。「いなくなりたい」って思ってる(笑)。
千葉:あはははは。ちゃんと落ち込むんですね(笑)。
梅原:昔は結構そういうことが多かったんですけど、最近はもう「まっ、しょうがないや」って悟っちゃう部分があります。
千葉:僕はまったくクールに振る舞えないので、「間違えちゃった!」ってつい口に出ちゃいます。ただ、本当にヤバいミスかどうかを考えて致命的でなければ忘れるようにしていて。誰かの信用を失ったんじゃないかと冷静に考えなきゃ引きずってしまうタイプだと思います。
──お二人が最近起こした“ドジ”はありますか?
梅原:ドジとはちょっと違うかもしれませんが……時間が空いたときによく喫茶店へ入るんですけど、だいたい注文したものと違うものが来るんです。
全員:???
梅原:たぶん、注文の段階で僕の声が小さすぎて聞こえていないと思うんです。アイスコーヒーのLサイズを頼んだのにホットコーヒーのSサイズが来たりとか。
千葉:あ~!なるほど!
梅原:それは僕のドジというか、もっとハキハキと喋りなさいという感じなんですけど(笑)。ちゃんしている人ならちゃんと注文できると思いますし、違うものが来たら「違います」と言えると思いますが、僕は“もういいや”と思って何でも受け入れちゃうんです。
特に、今はマスクもしていますし、アクリル板やフィルターで仕切られているので店員さんとの会話がまったくできなくて。「袋をいただきたいです」と言ったのに入っていないこととかよくあります(笑)。
千葉:飲食店系って難しいですよね。僕も五穀米が食べたかったのに白米を頼んでしまったことがありました。しかも、そういう時に限って大盛りにしちゃってて、ずーっとテンション低かったです(笑)。
あと、昔の話ですけど、メガネをかけずに事務所の先輩とお風呂に入ったことがあって、僕はその先輩だと思って男性に声をかけたらものすごく怖い顔をされたので「先輩怖いな~」と思ってお風呂を出たらその先輩がそこにいて、僕は一体誰に話しかけたんだろう?ということがありました。
梅原:(笑)。
千葉:結構ちょっとしたミスをすることが多いです。今日も間違えて違う路線に乗っちゃって。
梅原:あらら。
千葉:地下鉄は苦手です(笑)。