この記事をかいた人
- 二城利月
- 元アニメイトタイムズの編集者で、現在はフリーのライター。アニメ、声優、VTuberの記事など作ってます。
女子高生たちの日常や、時にゆるく、時にしっかりとしたキャンプ描写で大人気を奏し、コミックスは700万部を突破した人気アウトドア作品『ゆるキャン△』。
同作を原作としたアニメ『ゆるキャン△』シリーズは、これまで2018年にはTVアニメ第1作目を、2020年にスピンオフ作品の『へやキャン△』を、2021年には『SEASON2』が放映され、今なお大人気のシリーズとなっています。
舞台となる山梨県とのタイアップや近年のアウトドアブームを牽引したりと、様々なメディアや場所で本作を見かけた人も多いのではないでしょうか。
そんな『ゆるキャン△』アニメシリーズ最新作にして、ファン待望の映画が、7月1日(金)より全国ロードショーとなります!
上映開始に先駆け、本稿では映画『ゆるキャン△』の見どころを、5つピックアップ! 上映前の復習に活用するのはもちろん、見に行こうか悩んでいる方はぜひ本記事を参考にして劇場に足を運んでみてください!
映画『ゆるキャン△』はなんと原作コミックスよりも先の時間軸、数年後の物語が描かれていきます。このアニメオリジナルストーリーを、原作者のあfろ先生が監修。これまでにない新しい『ゆるキャン△』の世界が描かれていきます。
上記の通り、本作は原作やTVシリーズより時間が経過しており、なでしこやリンたちは高校を卒業。それぞれの道を歩み、東京に行く者もいれば、山梨に残った者もいるようです。そんな彼女たちが、とあるきっかけから再会し、自らの手でキャンプ場を作ることになるというのが大まかなストーリーです。
キャラクターたちが成長した姿を見られるのはもちろん、環境が変わったことで山梨以外の様々な場所が登場するというのも、モデル地巡りが好きなファンには新たな楽しみではないでしょうか。
個人的に筆者が気になっているところとしては、作中屈指の飲兵衛である野クルの顧問「鳥羽先生」がどのように登場するのでしょうか。今作は全員お酒が飲める年齢になっていると思われるので、かつてはキャンプ中一人で酔いつぶれていた先生と共に飲み交わすシーンを見てみたいところです。
本作の制作陣は、これまでのアニメシリーズを手掛けてきた「C-Station」はもちろん、第1作目、『SEASON2』の監督を努めた京極義昭監督や、脚本、キャラクターデザインなどおなじみのスタッフが集結しています。
また、キャンプ中のBGMや癒やしBGMとしても大人気となっている『ゆるキャン△』サウンドを手掛けてきた立山秋航氏の音楽も健在。映画版のオリジナル・サウンドトラックも発売されるので、こちらも併せてチェックしたいところです。
テレビシリーズでOPテーマを担当していた亜咲花さん、EDテーマを担当していた佐々木恵梨さんのおなじみのコンビが、映画でもOPとEDを彩ります! OPテーマ「Sun Is Coming Up」は試聴もありますので、チェックを忘れずに!
原作コミックス、TVシリーズ共に、緻密な取材や体験から生まれるリアルなキャンプ場の風景や自然も本作の見どころのひとつ。見たらすぐにでもキャンプやアウトドアな場所に出かけたくなる魅力にあふれています。
映画でもこれらの描写はもちろん健在。きっと映画を見終わったらキャンプに行きたくてウズウズしてしまうでしょう。
ちなみに、今回の映画ではなでしこたちがキャンプ場作りに取り掛かりますが、なんと『ゆるキャン△』シリーズのモデル地のひとつとして登場する身延町では、その町の中にある「道の駅しもべ」にキャンプ場が併設されることとなり、映画宣伝チームが実際にキャンプ場作りのお手伝いをしていました。
さらにそのキャンプ場の名前は「道の駅しもべオートキャンプ場~ゆるキャン△の里~」! オープンは7月16日(土)からですが、予約開始は映画の上映開始日である7月1日(金)となっています。映画を見た後のキャンプ行きたい欲をぜひ発散してみてはいかがでしょうか。
[ライター:二城利月]
某美少女ゲーム雑誌の編集、アニメイトタイムズの編集を経て、現在はフリーで活動中のライター。主にアニメ、声優、VTuber、ゲーム、車などの記事を作ってます。好きなアニメは『ガルパン』、『艦これ』、『はいふり』、『ラブライブ!』、『ゆるキャン△』、『放課後ていぼう日誌』など。聖地巡礼が好きで、ハマるとすぐ飛んでいきます。
2022年7月1日(金)全国ロードショー
きっと誰かに伝えたい。劇場だからこそ味わえる“観るアウトドア”がここにある。
マンガアプリ『COMIC FUZ』(芳文社)にて連載中のアウトドア系ガールズストーリー『ゆるキャン△』。
山梨県や静岡県を舞台に、女子高生たちがキャンプに行く姿やその日常を描いた本作は、原作者あfろ本人の経験・取材から生み出された現実感あふれるキャンプストーリーと、作中で描かれるゆるやかな雰囲気で、2015年の連載開始当初から多くのファンを魅了し、原作コミックスは累計700万部突破。
2018年にはTVアニメーションシリーズの第一作目となる『ゆるキャン△』、2020年にスピンオフ作品の『へやキャン△』、2021年に『ゆるキャン△ SEASON2』が制作され、今なお続くアウトドアブームをけん引している。
そして2018年の制作発表から4年、最新アニメーション作品となる、映画『ゆるキャン△』がこの夏、ついに劇場にやってくる。
アニメーション制作はこれまでのTVシリーズを手掛けてきたC-Station。スタッフは『ゆるキャン△』『ゆるキャン△ SEASON2』でも監督を務めた京極義昭をはじめ、お馴染みの制作陣がスクリーンでも集結。
脚本は、『ゆるキャン△』『ゆるキャン△SEASON2』シリーズ構成の田中仁と、『へやキャン△』シリーズ構成の伊藤睦美がタッグを組み、物語を紡ぐ。キャラクターデザインは、すべて原作者あfろが本作のために生み出したキャラクター原案をもとに、TVシリーズから引き続き佐々木睦美が担当。映画でも徹底した取材を行い、細やかで贅沢な空気感がスクリーンで演出される。
音楽は、「ゆるキャン△サウンド」には欠かせない立山秋航が制作。これまでにない規模のレコーディングを実施し、劇場ならではのサウンドをお届けする。
そして、花守ゆみり・東山奈央などお馴染みのキャスト陣が物語を彩っていく。
原作者・あfろ監修 完全オリジナルストーリー
高校時代、キャンプを通じて関係を育んでいった、なでしこ、リン、千明、あおい、斉藤。時を経てそれぞれの道を歩んだ5人が、とあるきっかけでキャンプ場を作ることに。
『ゆるキャン△』が演出する、自然の美しさや美味しい食事、焚火を眺めるようなゆったりと流れる時間――。
「美味しいご飯を食べたり、きれいな風景を眺めたり、温泉にゆっくり浸かったりして……明日もまた頑張ろう」
そんな気持ちになれるひと時の体験。
2022年の夏は、映画館で野外活動しよう。
これは、少し先の冬からはじまる物語。
志摩リンは故郷の山梨を離れ、名古屋のちいさな出版社に就職し、一人暮らしをしていた。とある週末、ツーリングの計画を立てていたところに、高校時代の友人・大垣千明から唐突にメッセージが届く。
「今、名古屋にいるんだが」
山梨の観光推進機構に勤める千明は、数年前に閉鎖された施設の再開発計画を担当していた。
「こんなに広い敷地なら、キャンプ場にでもすればいいじゃん」そんなリンの何気ない一言から、動き出す千明。
東京のアウトドア店で働く各務原なでしこ、地元・山梨の小学校教師となった犬山あおい、横浜のトリミングサロンで働く斉藤恵那。かつてのキャンプ仲間が集まり、キャンプ場開発計画が始動する。
キャンプでつながった五人が、今だからできることに挑む、アウトドア系ガールズストーリーの幕が上がる。
原作:あfろ(芳文社「COMIC FUZ」掲載)
監督:京極義昭
脚本:田中 仁 伊藤睦美
キャラクターデザイン:佐々木睦美
プロップデザイン:井本美穂 堤谷典子
メカデザイン:遠藤大輔 丸尾 一
色彩設計:水野多恵子(スタジオ・ロード)
美術監督:海野よしみ(プロダクション・アイ)
撮影監督:田中博章(スタジオトゥインクル)
デジタルワーク:C-Station digital
CGワーク:平川典史(M.S.C)
音響監督:高寺たけし
音響制作:HALF H・P STUDIO
音楽:立山秋航
音楽制作:MAGES.
アニメーション制作:C-Station
配給:松竹
オープニングテーマ:亜咲花「Sun Is Coming Up」
エンディングテーマ:佐々木恵梨「ミモザ」
各務原なでしこ:花守ゆみり
志摩リン:東山奈央
大垣千明:原 紗友里
犬山あおい:豊崎愛生
斉藤恵那:高橋李依
ほか
まんがタイムKRコミックス/『ゆるキャン△』あfろ著
最新第13巻 好評発売中
マンガアプリ「COMIC FUZ」(芳文社)にて大人気連載中!