音楽
愛美『AIMI SOUND』インタビュー

「今できる音楽すべてを詰め込んだ」愛美さんソロ再始動後初のアルバム『AIMI SOUND』発売記念インタビュー|豪華作家陣による楽曲提供に加えて、初の作曲にも挑戦!

 

自身作詞の「フリクホリカ」はSNSに闇を吐き出す女の子の曲!?

──5曲目に収録の「フリクホリカ」はアコースティックギターの音色が心地いいR&B調の楽曲ですね。そして愛美さんが作詞されていますが、曲名の意味は?

愛美:「フリックホリック」を略した造語で、意味は「フリック中毒」です。歌詞の内容は、SNSなどで闇を吐露しちゃうのはいけないと思いつつも、かまってもらえたら嬉しいな、という禁断の甘い蜜みたいなものを表現しました。

──歌詞に大人っぽさがありつつ、ダークさがあります。

愛美:皆さんにはいろいろ推測してほしいですね。1つひとつのフレーズや言葉も意味があるので。

──昨年12月のライブで初披露され、デジタルシングルとして配信されている「ドレス」も収録されています。DECO*27さん作詞・作曲のロックチューンですね。シニカルな歌詞と、急に譜割がキツくなったり、テンポにブレーキがかかったりと目まぐるしさがあります。愛美さんの歌い方は終始激しく、ワイルドで。

 

 
愛美:DECO*27さんは明るいポップな曲もたくさんありますけど、私はDECOさんのハードなサウンドが特に大好きだったので、どうしても歌いたくてお願いしました。

このアルバムの中で一番ダークなサウンドになっていますが、魂を込めて、叫びながら歌えて、すごくたのしかったです。

ライブでは既に歌いましたが、早くカラオケでも歌いたいです(笑)。歌うとめちゃめちゃ気持ちいいので、皆さんにもぜひ歌ってほしいです。

 

 

──12曲目の「愛世界」はライブで歌うことを想定した曲かなと。

愛美:目の前にお客さんがいないと歌えない曲だなと思っていて、それくらいライブを意識して作りました。サウンドも自然と体がノレるような感じで。

──ドラムのリズムは大陸っぽい壮大さがあって、どんどんテンションが上がってきます。

愛美:「オーオーオー」のところはいつか会場のお客さんと声を合わせたいです。

──愛美さんの書かれた歌詞も「何処にいたって思い出せるように歌い合おうぜ この場所で」など再会を約束するような。

愛美:私がライブのお客さんだったら、「ライブの最後にこんなこと歌ってもらえたら嬉しいだろうな」と思う歌詞を書きました。

──タイトルの由来を教えてください。

愛美: 「愛美の世界」という意味もありつつ、「愛にあふれた世界」、そしてライブの空間が「愛しい世界」など、いろいろな意味や想いが込められると思って、このタイトルにしました。

──「愛世界」でアルバム本編が終わった後、CDのみのボーナストラックとして「※おこめぞん」が収録されています。

愛美:感動的な「愛世界」の後に、感動的な「※おこめぞん」が(笑)。この曲は私が初めて作曲した曲です。歌詞はおこめ(白米)が好きすぎて、この内容になりました。

タイトルは「おこめ」と、よくマンションなどに付いている「メゾン」をくっつけた造語です。「おこめ」と一緒に住んでいるのを想像してみました。「おこめぞねっと おこめぞねっと」というフレーズが浮かんできたので、そこから広げて曲を作っていきました。

──一度聴いたら耳から離れず、無意識に口ずさんでしまう曲ですが、途中のコーラス(血糖値)(上昇中)を聴いた瞬間、現実に引き戻されました(笑)。

愛美:血糖値上昇は私の悩みでもあって、ご飯を食べた後、最近よく寝落ちするんですよね(笑)。ちなみにそのフレーズは別録りせず、流れでそのまま歌っています。

──しかも曲の中でちょっとずつ声色も変わっていたりして。安定感のないのが逆に味があって。

愛美:せっかくなので、いろいろ試してみました。なぜこの曲をボーナストラックにしたかというと、BUMP OF CHCKENさんの隠しトラックの仕掛けが大好きで、このようなゆるいテンションの曲を作ってみようと思いました。この曲は配信版では収録されていなくて、CDのみなので、皆さんにもあの特別な感覚を楽しんでいただけるかなと思っています。

 

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