アニメ『Dr.STONE 龍水』石神千空役・小林裕介さん&七海龍水役・鈴木崚汰さんインタビュー│小林さん大絶賛! 鈴木さんの演技に「唆りまくりでした! 100億万点。役者として悔しさを感じるほど」
クロム・ゲンの活躍にも注目を
──『Dr.STONE 龍水』で、おふたりが楽しみにしててもらいたい場面はありますか?
小林:いちばん盛り上がるのは、最後のクライマックスのシーンだと思います。今までバラバラだった者同士がマックスの知恵を絞り出し、お互いを認め合う。描かれているのは数分なんですけど、短時間とは思えない濃密さがあるので、注目して見てもらいたいなと思っています。
鈴木:僕はその場面のクロムの熱さがすごく好きで。クロムは千空たちと出会って新しい知識を得ながらも、限られた地域でしか活動していない状況で。これからもっといろいろなことを知りたいと考えるクロムの姿が胸に刺さりました。
──鈴木さんにとってクロムはお気に入りのキャラクターですか?
鈴木:そうですね。佐藤元くんの芝居への情熱がクロムに乗っかっていて、ものすごいマッチ度だなと。すごく良いキャラクターだなと思っています。
──小林さんが本作の中で、改めて「良いな」と思ったキャラクターというのは?
小林:ゲンの存在は今回もかなり重要で。直接的に物事を進めてしまう千空に対して「龍水は一筋縄ではいかない」と危機感を覚えていたのがゲン。彼主体で悪巧みがはじまり、千空がそれに合わせるという、そのコンビプレイは1期、2期を通して築き上げてきたからこそ、阿吽の呼吸でできるものなんだろうなと思いました。
ゲンの悪巧みって愛があるんですよね。ただコトをうまく運ぶだけではなく、みんなの気持ちをひとつにさせるという目的ありきで策を練ってるところがすごい。彼が科学チームにいて良かったなと改めて思いました。参謀としてなくてはならない存在です。
──確かに、ゲンの存在は重要ですよね。ところで実際おふたりが3700年後の、千空たちのいる世界行ったとしたら、どんなことができると思いますか?
小林&鈴木:う〜ん……。
小林:僕は……狩りですかね。
鈴木:えっ狩れるんですか!?
小林:いや(笑)。でもなにもない世界じゃないですか。科学の知識はないから、ナイフをなんとか作って、狩るしかないかなと。サバイバルをしたいかと言われたら、絶対にしたくないんですよ。虫が苦手だし(笑)。でも僕は切り替えが早いタイプですし、大学時代に空手をやっていたので、そういう状況になったら「野獣と戦わなければならぬ!」って腹をくくると思います。
──大学といえば、小林さんは理系の大学ご出身ですよね? 最初に科学は苦手とおっしゃっていましたが、科学で勝負もできそうですけど……。
小林:いやいやいや(笑)。確かに大学は理系ですが、僕は物理専攻だったので……あ、だから計算は好きですよ。「肉を人数分均等に分ける」みたいなことはできると思います。でもゼロからクラフトは無理です! 僕はサバイバーとして生きます! とりあえず火はなんとかなると思う。
鈴木:なるほどぉ……。俺、筋トレしかできないから、何にも役立たない気がする……。
一同:(笑)
小林:いや、でもほら。みんな基礎体力つけないといけないから。
鈴木:ああ、なるほど! そしたら狩りをするための基礎体力をつけるトレーナー的な役割でどうでしょう(笑)。
小林:ああ〜。もしくはその鍛え上げられた筋肉を活かして、おとり役を買って出るとか。
鈴木:それもいいかもしれない! 陸上をやってたので瞬発力はあるかと。
小林:じゃあライオンにも負けないスピードで……。
鈴木:はい! って、そんなわけあるかーい!
──良いコンビじゃないですか!
小林:本当に思ってます!?(笑)
──はい。ただ他に仲間がいたほうが良さそうだなと思います(笑)。
鈴木:確かに。意外とふたりとも脳筋というか……。
小林:あんまり言い過ぎるとスタッフから「ふたりで無人島に行く企画やりましょう」とか言われるかもしれないのでこれくらいに……(笑)。そもそも僕、虫が苦手なので、虫よけスプレーがほしい。虫よけスプレーを片手に持ったまま石化してたら良いのに。
小林&鈴木:くくく……(その姿を想像して笑う)。
鈴木:僕も虫は得意じゃないんですが、人が困っているときは強くなるタイプなので、任せて下さい。
──頼もしい。ここ数年はソロキャンプが流行ってますけど、小林さんはアウトドアにはまったく興味がないですか?
小林:絶対できないです(笑)。小さい虫は大丈夫なんですけど、昆虫系が苦手で。特にカマキリ。カマキリには絶対に勝てないと思います。スパーンとやられる。
鈴木:カマキリに(笑)。
石化光線の謎を突き詰める3期に向けて
──この物語を経て、次はいよいよ第3期に。おふたりが期待されていることはありますか?
鈴木:龍水が加わって、さらにいろいろな世界を見られるんだろうなと。新しい世界の作画が気になりますね。3期のアフレコが今から楽しみです。
小林:1期、2期は対武力帝国とのバトルが主題としてありましたが、これからは石化光線の謎を突き詰めていくという、未知の冒険がメインになっていくと思います。どんなことが起こるのか、今までよりも想像しにくいのでワクワク感があるだろうなと。その冒険の初手とも言える場面だけでも十分に感動できますが、それよりもスケールの大きい冒険が待っているので、その先を楽しみにしてもらいたいなと思います。
──本編が完結したタイミングでもあるので、原作ファンの方は、今後の展開により期待されていると思います。
小林:せっかくなら最後まで演じきりたいですね。
鈴木:僕が出てきたタイミングで打ち切り……なんてことはないようにしたいです(笑)。
小林:そうしたら完全に鈴木くんのせいに……(笑)。ってそれは冗談で、絶対そんなことはないくらい、素敵な龍水を演じてくれました。そこは期待していて欲しいです。
──そういえば、小林さんの目標で「演じている主人公(千空)より早く宇宙に行くこと」がありましたが……。
小林:はい、言いました。「アニメの千空よりも早く」に訂正します(笑)。きっともうちょっと手軽に宇宙に行ける時代がくると思うので、そうしたらコラボレーションしてほしいですね。
[インタビュー・逆井マリ]
▼衣装協力
藤木屋/男の着物 藤木屋 TEL:03-5830-6355
三松/三松 お客様相談室 TEL:0120-033-330
テレビスペシャル『Dr.STONE 龍水』
2022年7月10日(日) 60分テレビスペシャル放送・配信開始!
【放送情報】
TOKYO MX 7月10日(日)19:00~20:00
BS11 7月10日(日)19:00~20:00
KBS京都 7月11日(月)19:00~20:00
サンテレビ 7月12日(火)25:30~26:30
アニマックス 8月7日(日)20:00~21:00
※放送日時は予告なく変更となる可能性がございます。
【配信情報】
7月10日(日)20:00より 各種配信サービスにて国内配信開始!
※配信日時は予告なく変更となる可能性がございます。
<公式サイト> https://dr-stone.jp/
<公式Twitter> @STONE_anime_off
<公式instagram> dr.stone.anime.official
【あらすじ】
司帝国との戦いが終わり、コールドスリープした司を救うべく動き出した千空たち。石化現象の謎を突き止める為、ついに科学王国は地球の裏側・新世界を目指す!
航海に向けて船造りを始めた千空たちは、航海力100億の神腕船長を仲間にしようと、記者だった南の情報をもとに、七海財閥の御曹司で、かつて帆船を乗り回していた男“七海龍水”を目覚めさせる。
「はっはー!世界は再び俺の物だ‼」と豪語する龍水は、その圧倒的な強欲さで村に通貨を作り、ゴージャスな暮らしを満喫。船長を引き受ける代わりに、資源の王様“石油”が欲しいと提案するが…?
<STAFF>
原作:稲垣理一郎・Boichi「Dr.STONE」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
監督:松下周平
シリーズ構成・脚本:木戸雄一郎
キャラクターデザイン:岩佐裕子
デザインワークス:水村良男
メインアニメーター:堀内博之
美術設定:青木智由紀
美術監督:吉原俊一郎
色彩設計:中尾総子
撮影監督:葛山剛士
編集:坂本久美子
音響監督:明田川仁
音楽:加藤達也・堤博明・YUKI KANESAKA
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
オープニングテーマ:BURNOUT SYNDROMES
<CAST>
石神千空:小林裕介
七海龍水:鈴木崚汰
大木大樹:古川慎
小川杠:市ノ瀬加那
コハク:沼倉愛美
クロム:佐藤元
金狼:前野智昭
銀狼:村瀬歩
ルリ:上田麗奈
スイカ:高橋花林
あさぎりゲン:河西健吾
カセキ:麦人
西園寺羽京:小野賢章
上井陽:中島ヨシキ
ニッキー:種﨑敦美
マグマ:間宮康弘
北東西南:日笠陽子
獅子王未来:石見舞菜香 ほか