夏アニメ『ちみも』鬼神めい役・神月柚莉愛さん&地獄さん役・諏訪部順一さんインタビュー|神月さんは「見まちがい地獄」、諏訪部さんは「ティッシュ地獄」に共感!?
『ピスケ&うさぎ』、『鬼滅の刃』のコラボなど、かわいいLINEスタンプでおなじみのイラストレーター・カナヘイさんがキャラクター原案を務め、シンエイ動画が制作するTVアニメ『ちみも』。
「人間界地獄化計画」のために人間界にやってきた「地獄さん」と、変幻自在に動き回る12匹の謎の生き物「ちみも」、彼らと一緒に生活することになった鬼神家の三姉妹の日常を描いた“地獄系ハートフルコメディ”作品です。
今回アニメイトタイムズでは、三姉妹の三女でおっとりした性格の鬼神めい役・神月柚莉愛さんと、ちょっと天然で鬼神家に居候する地獄さん役・諏訪部順一さんにインタビューを実施!
作中に登場する中で共感した“地獄”や、TVアニメ声優初挑戦となる神月さんのアフレコ現場でのエピソードなどを語っていただきました!
おふたりが共感する“地獄”は……?
――『ちみも』のキャラクターや作品の印象をお聞かせください。
鬼神めい役・神月柚莉愛さん(以下、神月):オーディション資料に、飛んで「ちみー」と発しているちみもが描かれていて、はじめは「なんだこいつー」って思いました。
とにかく私のツボにハマる顔だと思いましたし、そこからよく知っていくと1匹じゃなくて12匹それぞれに個性があって「かわいい」の一言に尽きます。
――キャラクターを知れば知るほど印象も変わりましたか?
神月:そうですね! めいちゃんを様々なシーンで実は支えているおもちが好きです。
――諏訪部さんはいかがでしたか?
地獄さん役・諏訪部順一さん(以下、諏訪部):カナヘイさんがデザインされたキャラクターたちがとてもかわいらしいのですが、とてもシュールなものや、風刺やパンチの効いたギャグなど、様々なネタが散りばめられていて、実はとても間口が広いんです。人を選ばず、多くの方にお楽しみいただける作品だと思います。
――作中には様々な地獄が登場しますが、「この地獄分かる!」というものはありましたか?
神月:「見まちがい地獄」!
諏訪部:切ないやつですね(笑)。
神月:部屋の隅っこに黒い物体があり「Gか!」と思ってよく見たら、ごみ箱に捨てたと思っていた、自分の髪をとかした時に出てきた毛をまとめた毛玉だった……ということがありました(笑)。
諏訪部:自分は「ティッシュ地獄」でしょうか。ポケットの中に紙などを入れたまま洗濯してしまうやつ。そういう時に限って黒いものを一緒に洗っていて、洗濯後の処理が大変なんですよね。
洗濯にまつわるプライベートでの地獄といえば、やはり「干し忘れ地獄」。洗っていたのを忘れて放置してしまい、洗濯機の中で生乾きで異臭を放つ状態に……「再洗濯地獄」ですよ。
神月さんの雰囲気に現場が和む!?
――出演が決まった時の気持ちをお聞かせください。
神月:合格の電話をマネージャーさんから聞いた時に、私はお昼寝をしていまして……実感がなさすぎて、体を何か所もつねりました。たくさんつねって夢じゃないことを確認した後、雄たけびまではいかないですが「いやーっ!」とたくさん叫びました。叫びすぎて「声がれ地獄」になりましたが、とてもうれしくて、夢のようでした。
――TVアニメの声優に挑戦するのは、楽しみしかなかったですか?
神月:不安も少しありました。みなさんと一緒にアフレコをする経験がなかったので、「迷惑かけないかな、足を引っ張らないかな」と不安でした。
――諏訪部さんは、神月さんから緊張は感じられましたか?
諏訪部:アフレコ開始当初は緊張されている様子も確かに見受けられましたが、ご自身がお持ちのほんわかした空気で現場にすぐ馴染んで、すんなり作品に入られたように思いました。
無意味な緊張を強いたりしない、とても和やかなスタジオでしたよ。なんといっても、先輩たちはみんなやさしいですから!(笑)
神月:みなさん、やさしいです!
諏訪部:スタッフもみんな応援してくれていましたしね。
大変なところもあったと思いますが、キャラクターの表現は演出陣が求めるものを最初からしっかりと出せていたので、そういう部分の心配は見ていてまったくありませんでしたし、むしろ毎回、みんな和ませていただいていました(笑)。
神月:にやにやが止まりません……諏訪部さんのお顔を見たいのに恥ずかしくて見ることができません……それくらい嬉しいです。