舞台劇『AD-LIVE(アドリブ) 2022』出演者発表会レポート|和田雅成さん、陳内将さん、荒牧慶彦さん、鳥越裕貴さん、高橋健介さん、速水奨さん、逢坂良太さん、島﨑信長さん、江口拓也さん、上村祐翔さん、神谷浩史さんが初参戦!!
鈴村健一さんが総合プロデューサーを務め、出演者たちが全てをアドリブで紡ぐ舞台劇「AD-LIVE」。2008年のスタート以来、バラエティ豊かな声優が出演し、名ドラマが多数生み出されてきた人気プロジェクトです。
公演には毎年テーマが設定されており、第15回目となる『AD-LIVE(アドリブ) 2022』のテーマは「痛快群像劇!」。テレビ局「AD-TV(あかるいどんどんテレビ)」を舞台に、偶然居合わせた3人の人物が、ピンチの生放送を成功に導けるかというストーリーで、今年も様々な物語が紡がれそうです。
全6公演で、各公演3人のキャストが出演し、3人のうち2人(絶対に失敗できない番組制作スタッフ【キャラクターA】、現場に偶然居合わせた謎の人物【キャラクターB】)は「AD-LIVE」初出演5名を加えた計12名の声優陣が担当。そしてもう一人(急遽出演が決まったある想いを秘めた人物【キャラクターC】)は、全員初出演となる、レジェンド声優1名と、2.5次元舞台を中心にドラマ、映画と幅広く活躍する俳優陣5名が務めます。
気になる出演者の全貌は、2022年6月18日(土)に配信された出演者発表会で明らかになりました。
本稿では、出演者たちの意気込みが感じられ、「アドリブフリートーク」で熱い前哨戦が繰り広げられた発表会の模様をお届けします!
「AD-LIVE」への出演オファーは“逃げられないようにうまく囲い込む”のがコツ!?
配信がスタートし、まずは総合プロデューサー・鈴村さんが、今年のテーマとキャラクター構成を改めておさらい。
物語の舞台となるテレビ局「AD-TV(あかるいどんどんテレビ)」のロゴとテレビ局のマスコットキャラクター・あかどんが発表され、より具体的な物語の輪郭が見えてきます。あかどん・AD-TVロゴ のデザインはポケモンカード公認イラストレーターの斉藤コーキさんが担当されたそうです。
失敗できない“生放送”という物語の中で、どんなキャラクターが生まれ、どんなハプニングが起きるのか、といった注目ポイントを語るとともに、自身も何かしらの形でステージに立つことを匂わせる発言をし、視聴者の期待を煽りました。
続いて、「AD-LIVE」の演出を手がける川尻恵太さんがゲスト登場。川尻さんは今回、舞台界での人脈を活かし、「キャラクターC」のキャスティングにも関わっており、集結した顔ぶれに自信を覗かせます。
鈴村さんが他にない即興劇である本作のオファーは大変なのか尋ねると、逃げられないようにうまく囲い込むのが重要だと回答し、笑いを誘いました。
そしていよいよ出演者の発表へ。
まずは全員初出演となる「キャラクターC」を演じるキャスト陣。堂々とした佇まいの和田雅成さん、陳内将さん、荒牧慶彦さん、鳥越裕貴さん、高橋健介さんら俳優陣に混ざり、レジェンド声優・速水奨さんも登場します。
続けて、「キャラクターA,B」を演じる12名と合わせて、各公演のマッチングも発表。初出演となる逢坂良太さん、島﨑信長さん、江口拓也さん、上村祐翔さん、神谷浩史さんのほか、津田健次郎さん、畠中祐さん、森久保祥太郎さん、榎木淳弥さん、安元洋貴さん、浅沼晋太郎さん、小野賢章さんと、常連から初参加までバラエティ豊かな顔ぶれが発表されました。
“ミスターAD-LIVE”森久保さんは昨年の“セミ”との共演を回想!? 速水さんからは名言が飛び出す!
ここからは各公演の出演者発表の模様をお届けします。
まずは、東京公演初日(8月27日(土))に出演する畠中さん、和田さんが登壇。畠中さんは初出演となった去年について、記憶がないくらい緊張していたと振り返ります。一方の和田さんはアドリブへの苦手意識からオファーを何度かやんわり断っていたものの、川尻さんの熱烈なオファーもあり、最終的に挑戦の覚悟を決めたことを明かしました。会場に来られなかった津田さんは映像コメントにて、「無茶したい」と守りに入らず攻めの姿勢を貫くことをアピールしました。
東京公演2日目(8月28日(日))から逢坂さん、森久保さん、陳内さんが登場。逢坂さんはようやく出演が叶ったことへの喜びを語りつつも、徐々に不安が募ってきたことを明かします。陳内さんも不安を語りつつも、逢坂さん、そして“ミスターAD-LIVE”森久保さんと話す中で安心感が芽生えてきたと続けます。
そんな森久保さんは何度やっても慣れることはない本作独特の緊張感を語り、まさかの“セミ”とお芝居をすることになった、伝説的な昨年の公演に思いを馳せるのでした。
千葉公演1日目(9月17日(土))に出演するのは、昨年“セミ”を演じた榎木さん、島﨑さん、荒牧さん。昨年同様、今年もチャレンジしたいと述べると、荒牧さんは戦々恐々としながらもアドリブ好きとして振り切りたいと返します。荒牧さんのアドリブ力には川尻さんも太鼓判を押しており、鈴村さんから変わり者と評された島﨑さんとのトリオがどんな化学反応を生むのか、期待が高まりました。
千葉公演2日目(9月18日(日))は初出演の江口さん、速水さんが、2回目の出演となる安元さんとマッチング。唯一声優キャストが3名出演の回となり、会場にいるキャストからも濃いよ!というヤジも飛びます。不安が募ってきているという江口さん、経験者としてリードする姿勢を見せる安元さんの傍ら、速水さんが隙あらばボケを挟み、「人生の9割は恥」という名言も飛び出しました。
大阪公演1日目(9月24日(土))には上村さん、浅沼さん、鳥越さんが出演。以前から本作に興味があった上村さんが出演決定に嬉しさを滲ませる一方、鳥越さんはやや不安げな様子。川尻さんと一緒に呑んだだけで今回呼ばれたという衝撃の事実を明かし、会場の笑いを誘います。
「AD-LIVE」出演常連の浅沼さんの映像コメントが上映されると、全てを浅沼さんの思い通りにはさせない!と鳥越さんも全力でぶつかる気持ちを露わにしました。
千秋楽となる大阪公演2日目(9月25日(日))に出演する小野さんは「今年のテーマはセミということで~」と開口一番ボケを入れ、5度目の出演としての余裕を見せます。川尻さんから「変わっている」と評される高橋さんともさっそく息が合ってきている様子。映像コメントを寄せた神谷さんも今のところは気楽にかまえているとのことで、緊張を感じさせない3人が揃う形となりました。