この記事をかいた人
- タイラ
- 99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えない間「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行いライターに。
週刊少年ジャンプにて連載されていた鬼才・藤本タツキ先生による人気コミック『チェンソーマン』。
2022年7月12日(水)より「ジャンプ+」にて読者待望の『チェンソーマン』第2部の連載がスタートしました。
筆者も含めファン全員で、『チェンソーマン』の世界を共に楽しむべく、本稿では7月27日(水)より公開された第100話「裸足の歩き方」の最速レビュー・振り返りを行います!
先週は、いきなりの告白と吉田ヒロフミの登場(別人説も浮上中)と98話に負けず楽しい回でしたが、一転して今週はアサとユウコの関係が地味ながらもしんみりと描かれました。
2人の「名前」やユウコの素性など、気になる点を残しつつさっぱりとした青春ストーリーになっていましたね……!
吉田、ユウコ、アサの3人で学校に潜む悪魔をハントする事に。
捜索の途中で、アサのクラスメイトと遭遇。鶏の悪魔を殺してしまったアサが案の定クラスで浮いていることが発覚する。
気分がすぐれないアサが逃げるように下校しようとすると靴箱には鶏肉らしきものが詰められていた。靴下のまま暗い気持ちで帰ろうとするアサの前に、先程会ったばかりのユウコが現れる。
いじめられている事を察したユウコは自らも靴を片方脱ぎ、アサに手渡すのだった。
2人は"裸足"で街を駆けるーー。
これまでとは別のベクトルで良いお話でした。これだから『チェンソーマン』はやめられないぜ。
今週はアサの内面を肉付けするお話。2話続けていろんなことが起きたので、アサのキャラについて考える暇がありませんでしたが、アサも普通の悩み多き女子なんですよね。
性格上これまでもあまり学校に馴染めなかったのか、いじめに対してのスタンスが経験者のそれでした。傷つきながらも諦観していて、大丈夫だと言い聞かせる。戦争の悪魔に半分乗っ取られているとはいえ、普通の人間です。
また、アサのパーソナリティを丁寧に表現しつつ、新キャラクターであるユウコも印象的に描かれています。
見る人が見れば、アサとユウコの関係だけで飯が食えそうな展開でした。SNSでも2人の関係を微笑ましく見守る感想が半分、「ユウコ脊髄剣」への怯えツイートが半分、というか殆どでした。
下記、彼女や2人の関係に関する私の妄想が続きます。
大人気御礼✨
— 林士平(りんしへい) (@SHIHEILIN) July 26, 2022
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悪魔を狩れば
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すごくエモーショナルなお話ですが、ユウコの行動がよくわからないという感想を持っている人もいるのではないでしょうか。
いきなり現れて、アサにお節介焼いちゃって、都合が良い感じが確かにしますよね。私もそう思ったので、繰り返して読んでみるとユウコの行動について自分なりに納得できたのでご紹介しておきます。
ユウコの家を見てください、かなり古くて狭そうな平屋です。壁にはシミや傷があり、下半分はトタンが貼っつけてありますね。ポストにはガムテープらしきものでバッテン印、当然ドア自動ロック機能はないし、家の中にはパーテーションらしき布が見えるので1Rっぽい作りなのかもしれません。
一見普通の女子であるユウコがハンター部の入部試験を受けている事も合わせると、
・ユウコは貧乏であり金を稼ぐためにハンターになりたい(経験者の方が稼げる?)
・貧しいのが原因でいじめられていた過去があったかも(アサを放っておけない理由)
この2つが妄想できるかなと思います!「ユウコ貧乏説」を考えてみると彼女の行動にも納得ですよね。アサも気を許した様子だったのでこれからの2人の関係が楽しみです。
しかし、「朝」と「夕」という両立できない、一緒にいることができないものが2人の名前に入っているので、もしかしたら「ユウコ脊髄剣説」の方が有力かもしれません。そうなっても私は『チェンソーマン』を愛しているよ……。
99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えなかったので、「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行い、ライターに舵をきりました。面白いコンテンツを発掘して、壁に向かってプレゼンするか記事にしています。アニメ、お笑い、音楽、格闘ゲーム、読書など余暇を楽しませてくれるエンタメや可愛い女の子の絵が好きです。なんでもやります!