プリキュアシリーズの新歌姫 『デリシャスパーティ♡プリキュア』後期主題歌「ココロデリシャス」を歌唱する佐々木李子さんにインタビュー! 「小さいころからプリキュアは私のそばにいました。主題歌が決まったときは嬉しくて涙が出ました」
疾走感あふれるハートフルなサウンドに、清涼感ある美しい歌声。『デリシャスパーティ♡プリキュア』(以下、『デパプリ』)の後期ED主題歌「ココロデリシャス」を歌唱するのは、プリキュアシリーズ初参加となる声優アーティストの佐々木李子さん。本曲をパッケージしたシングルが8月24日(水)にリリースになります。
『プリキュア』シリーズとともに育ってきたという佐々木さん。主題歌アーティストに抜擢されたときは喜びもひとしおだったとのこと。今回のインタビューでは、「ココロデリシャス」のお話を中心に、『プリキュア』シリーズ、そして『デパプリ』への熱い思いを教えていただきました。
佐々木さんは7月20日(水)に発売された『デリシャスパーティ♡プリキュア』ボーカルアルバム ~Welcome to Delicious Party~、そして10/29(土)・10/30(日) @ TOKYO DOME CITY HALL で開催される『プリキュア』の声優&歌手による『デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡』にも参加されます。
アニメイトタイムズでは毎年恒例のライブに向けた連載インタビューも掲載予定。楽しみにしていてくださいね!
『プリキュア』シリーズへの憧れ
──『デリシャスパーティ♡プリキュア』(以下、『デパプリ』)の主題歌アーティストとして、エンディングテーマを歌われることになった時のお気持ちはいかがでしたか?
佐々木李子:いやぁ、もう……驚きすぎて言葉が出なくて。そのあとにじわじわと「嬉しいな」という気持ちがやってきて涙が出ました。事務所のスタッフさんに「ちょっと話があるから」と呼ばれて、サプライズで教えてくれて。とにかく夢のようでした。
──サプライズでのお知らせって素敵ですね。
佐々木:そうなんです! スタッフさんも同じように喜んでくれました。その後、少人数で食事会もしてくれて。幸せの絶頂のような気持ちでした。
──佐々木さんは『プリキュア』シリーズに対する熱い気持ちをたびたび言葉にされていましたよね。
佐々木:そうです! インタビューでお話したり、ラジオ番組でプリキュア楽曲をリクエストしたり。本当に大好きなんです。小さいころからプリキュアは私のそばにいました。
小学校1年生のころに『ふたりはプリキュア』が放送されていたんです。おもちゃを買ってもらってポーズを決めたり、曲を歌ったりしていたので、時を経て、私が歌を担当させていただけるなんて!と。選んでいただいたからには、「ココロデリシャス」をより素敵に歌いたいなと思いました。
──小学校1年生のころの佐々木さんは、『ふたりはプリキュア』をどのようなお気持ちでご覧になられたのでしょうか?
佐々木:自分はキュアブラックだって信じてました! かわいくてカッコいい、そして強いキュアブラックに憧れがあったんです。
カードコミューンをどこにでも持ち歩いていた自分が、昔のホームビデオを見返しても映っていました。本当に無くてはならない存在というか。大切なことも知らず知らずのうちに教わっていたと思います。
──『ふたりはプリキュア』はリアルな日常や友情が描かれていましたよね。友だち付きあいの仕方なども学べたように思います。
佐々木:そうなんですよね! 本当に身近に感じていました。出会えてよかったなという作品です。
──そんな佐々木さんの姿を見ていたご家族も、今回の抜擢を喜ばれたのではないでしょうか。
佐々木:はい。発表を聞いてたくさんお祝いもしてくれました。さきほどホームビデオのお話をしましたが、私がプリキュアのおもちゃを持っているシーンの映像を見つけるたびに送ってくれて。「ここでおもちゃ持ってたよ!」って。
──以前Machicoさん、吉武さんにインタビューした際に、プリキュアの主題歌オーディションの話をおうかがいしました。佐々木さんも以前からオーディションにはご参加されていたのでしょうか?
佐々木:主題歌オーディションに参加したのは初めてでした。「ぜひ!」と挑みました。
──オーディションのことで覚えていらっしゃることはありますか?
佐々木:いろいろな記憶があって。スタジオオーディションまでいくことができたのは本当にうれしかったのですが、めちゃくちゃ緊張してしまって(苦笑)。はやめに会場についてしまったんです。それでコンビニに行ったら……たまたまコレを見つけて!
──これは……『トロプリ』のマイク!?
佐々木:そうです! 「おうたのじかん」というマイク型のラムネ入りおもちゃで。ボタンを押すと「がんばって!」「きれいな声ね」……とプリキュアたちが応援してくれるんです。
──すごい、佐々木さんの気持ちを応援してくれるような言葉ばかり! しかもマイク!
佐々木:そうなんです! 「これめっちゃいい! 頑張れそう!」と思って。コンビニで買って、これを握りしめながら会場に行きました。待ち時間もこれを見ながらイメージトレーニングをしていました。(マイクを手元に持って)これに勇気づけられました。
──験担ぎというか、佐々木さんがプリキュアに変身できるアイテムだったんですね。では、このマイクが縁をつないでくれたと言っても、もしかしたら過言ではない?
佐々木:すごく背中を押されました。ひとりじゃないっていう気持ちで臨めたので、いつも通りに歌えたのかなって思いました。
──ちなみに、オーディションではどの曲を歌ったんですか?
佐々木:オープニング主題歌「Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア」、前期のエンディング主題歌「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」、それと「ココロデリシャス」を歌いました。
どの曲を歌うことになるかは分からなかったんですけれど、一生懸命すべて歌わせてもらいました。プリキュアシリーズの曲はどれも歌詞が素敵で。
そのメッセージを聴いてくださっている方……審査員の方、スタッフの方、さらに子どもたちに向けて、世界中に向けて歌うような気持ちで、歌唱したことを覚えています。
緊張はしたんですけど、『デパプリ』の3曲は自然と笑顔になるんですよね。だから楽しくて。歌い終えたときは「やりおえた!」という感じがありました。