この記事をかいた人
- 福室美綺
- 福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。親友であり敵のような複雑な関係性が大好物です。
2022年9月28日(水)に、声優・アーティストとして活躍している梶原岳人さんの2nd mini Album「ロードムービー」が発売となります。
今回のミニアルバムは、“人生”という旅をしていく中で起こるいろんなシチュエーションに寄り添える楽曲をコンセプトに制作された全5曲が収録されているとのこと。
そこで、アニメイトタイムズでは、その収録曲の1つである「otona」のミュージックビデオ撮影現場にお邪魔してきました!
アルバムのタイトルになっている「ロードムービー」は映画のジャンルのひとつ。ということで、今回は“映画館”での撮影の様子をお届けします。
今回お邪魔した「otona」の撮影現場は都内にある、どこか昭和のような雰囲気が漂うレトロな映画館。そこへ、シンプルなセットアップに身を包んだ梶原さんが撮影現場に入り、まずは監督と打ち合わせを行います。
2nd mini Album「ロードムービー」に収録されている楽曲は、聴く人1人1人が主人公で、人生という旅をしていく中で起こる色んなシチュエーションに寄り添えるのがコンセプト。
そのコンセプトを軸に、「otona」のMVは“ゆったりと人の生活が見える中を梶原さんが歩いていく様子”が描かれます。その中の1つである映画館では、“閉館になった映画館”というイメージで個別のリップシーン(※1)が撮影されました。
※1:リップシーン
PV撮影では基本の撮影方法。声は収録せずに楽曲に合わせて歌う歌唱技術の1つ。
監督と打ち合わせを済ませた後、まずはカメラテストをすることに。劇場内の座席に座る梶原さんは特に緊張した様子もなく、リラックスした雰囲気の中で1つ1つの動作を確認していきます。
細かな向きのコントロールがしやすいデュアルハンドルを取り付けたカメラの動きに合わせて、視線をどこに向ければいいのか、体の向きや手の運び方など監督と話したり、映像をチェックしたりしながら調整していく梶原さん。
客電がついていない劇場内はほの暗さに包まれ、梶原さんを背後から照らしているのは1つだけのスポットライト。その様子を見ていると、まるで人々が生活していた気配がまだ残っている映画館の中で、梶原さんだけが取り残されたような感覚に陥ります。
そして、カメラテストが終わり、本番がスタート。ドラムの音から始まるイントロが流れると梶原さんは歩き出し、誰もいない映画館の中央の座席に座ります。メロディーに合わせたながら体を動かしたり、周囲を見渡したりする梶原さん。
映画館にいることがわかるヒキ、梶原さんの表情がわかるヨリ、ヒキとヨリの間のミドルとそれぞれのカット割を撮影していきます。
ヨリの撮影では、梶原さんが曲に合わせて動かしていた手が、若干カンチョーのポーズに見えるという指摘がスタッフから出て、笑いが沸き起こるシーンもありました。
そんな和やかでアットホームな雰囲気の中、まだまだ撮影は続きます。
「もう少しリラックスした感じで」「前の座席に肘をついてみて」「歌詞にあった表情を意識してみて」といろいろな監督からのオーダーに応えていく梶原さん。
ゆったりとした曲調が特徴的な「otona」は、タイトルのように“大人”になりきれていない自分を表現しているような楽曲です。歌詞を聞いていると、思い描いていた理想の大人にはまだ至っていないけれど、飾らずに自分らしさ、自分の“好き”なものを大切にしていこうよというメッセージが伝わってきます。
その歌詞に気持ちをのせるようにしてイメージシーンも撮影していく梶原さんから感じられる、大人と子供の狭間にいるような雰囲気。撮影中、まだ歌詞を間違えてしまうという微笑ましいシーンもあり、入念に歌詞を確認していました。
また、歌詞の中には「トゥットゥットゥッ、トゥットゥルトゥットゥー♪」というスキャットのような擬音も出てきます。ここを口ずさんでいる梶原さんの表情にも、ぜひMVで注目してみてください。
アングルを変えながら撮影した映像を監督と一緒に再確認する梶原さんの表情は真剣そのもの。映画館での撮影が終わった後はスチールの撮影、そしてそのまま映画館の外でもMV撮影を行いました。
「otona」のMVには、映画館以外にも、電話ボックスなど身近に感じられる場所がたくさん出てきます。人々が生活している景色に共感できるような、ほっこりするような映像に仕上がっているので、ぜひ歌詞にも注目しながらチェックしてくださいね!
[文&写真・福室美綺]
福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。好きな作品は『Free!』『NO.6』『十二国記』『ギヴン』『新世界より』など。好きな声優さんは保志総一朗さんと坂本真綾さん。ハッピーエンドよりも意義のあるトゥルーエンドや両片想いが大好物な関係性オタクで、主にイベントレポートやインタビューを担当しています。最近はVTuberがマイブーム。
7,480円(税込)
【アニメイト特典】
・梶原岳人 2nd mini Album「ロードムービー」発売記念イベントシリアルコード
・複製サイン&コメント入りアーティスト写真L判ブロマイド
・56㎜缶バッジ
3,520円(税込)
【アニメイト特典】
・梶原岳人 2nd mini Album「ロードムービー」発売記念イベントシリアルコード
・複製サイン&コメント入りアーティスト写真L判ブロマイド
・56㎜缶バッジ
2,420円(税込)
【アニメイト特典】
・梶原岳人 2nd mini Album「ロードムービー」発売記念イベントシリアルコード
・複製サイン&コメント入りアーティスト写真L判ブロマイド
・56㎜缶バッジ