アニメ『はたらく魔王さま!!』 6話放送後インタビュー:漆原半蔵役 下野紘さん| はたらく漆原が見られるなんて!と驚きました
『はたらく魔王さま!』(著・和ヶ原聡司/イラスト・029)。9年ぶりにスタートしたTVアニメ第2期『はたらく魔王さま!!』が好評放送中!
大黒天祢(CV. 甲斐田裕子)の営む海の家で住み込みを開始した真奥たち。その夜、君ヶ浜は霧に覆われ、真奥たちはその中で、傷を負った独眼刻印鬼(サイクロップス)一族やビーストデモノイドを見つける。そこに悪魔大尚書カミーオも現れ、真奥は、エンテ・イスラが再び乱世に突入したことを聞かされた。その後、カミーオは、小さな黒い小鳥になってしまうのだが、最後に、ここで悪魔たちを圧倒していた人間が誰なのかが明かされる……。
アニメイトタイムズでは第2期放送前に公開した連載に続き、第2期の終盤に向けて再びキャストインタビューを毎週掲載! 今回は漆原半蔵役 下野紘さんに、これまでの印象的なシーンを振り返ってもらいました。
第2期で感じた、漆原への印象は「意外とちゃんと頑張るじゃん」
――実際アニメが始まって、いかがですか?
下野紘さん(以下、下野):9年前に抱いていた漆原のイメージから、僕の中で随分と成長させてしまって、もっと若い感じでとか、ダラダラしてほしいなんて言われながらアフレコをしましたけど、アニメで押し入れから出てきたときは「そうそう! この感じ!」って思いました(笑)。常にネットを見ていたり、相変わらずだな~って思うシーンが結構ありましたね。
――ちなみに、アフレコは誰とすることが多かったのですか?
下野:鎌月鈴乃役の伊藤かな恵ちゃんと一緒になることが多かったです。小野友樹くん(悪魔大元帥アルシエル/芦屋四郎役)以外、全員とアフレコはできたけど、鈴乃が一番多かったかな。
なんとなくしっかりしない漆原に対して、いつも手厳しい意見を言ってくる鈴乃というのは、第1期の頃から変わっていなかったですね。かな恵ちゃん自身も、あいも変わらずケタケタしていて、冗談めいたことを言いながらも楽しくアフレコをしていました。
あとアラス・ラムスが本当に子供なんですよね(笑)。木野さんもそれなりにオトナなんだよなぁ。木野さんは別作品でお会いしていたんですけど、そのときはもう少し動物的なニュアンスが強い役柄で、かわいらしい声の方だなぁって思っていたんですけど、アラス・ラムスはリアルに子どもっぽいんです。芝居的な面で、少なくとも自分には絶対にできないよな!っていうお芝居をしているので、すごいなぁって単純に思っていました。
――第2期になって、漆原に変化はありましたか?
下野:第2期もこれまで同様、ユルい要素があるんですけど、それ以上に、アラス・ラムス(CV.木野日菜)も含めて、物語的にさまざまな謎というか、ちょっとシリアスめいた話が出てきたりするんです。
なので漆原自身も、シリアス展開の中で関わりが出てきたりするので、第1期のときよりも「漆原、意外とちゃんと頑張るじゃん」っていう印象は受けました(笑)。