『チェリまほ』好きのライターが読んだら心震えた──TVアニメ化決定の『ラグナクリムゾン』安達と黒沢が好きな漫画の魅力とは? 読者の予想を超えてくる展開にもご注目
「月刊ガンガンJOKER」で連載中の、小林大樹先生によるバトルファンタジー作品『ラグナクリムゾン』。未来の自分から極限の力を受け継いだ主人公・ラグナが、悲惨な運命に抗い、絶対強者である竜を相手に壮絶な戦いを挑んでいく滅竜物語です。(現在コミックス既刊は1~11巻。)
本作はTVアニメ化することが決定。2023年放送予定となっています。
そんな『ラグナクリムゾン』ですが、ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称:『チェリまほ』)で、主人公・安達と会社の同僚・黒沢の好きな漫画として登場しています。
筆者が『ラグナクリムゾン』を手に取ったのは、『チェリまほ』が好きすぎて安達と黒沢が好きな漫画を読みたいという動機からだったのですが、『ラグナクリムゾン』がとにかく面白すぎて夢中で読んでいました。
主人公・ラグナの強さと格好良さ&クリムゾンの性格の悪さと頭脳戦、心理戦、そして読者の予想を超えてくる秀逸すぎる展開に心震えます。
そんな『ラグナクリムゾン』の魅力&見どころを、『チェリまほ』好きのライターがたっぷりご紹介します!
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— TVアニメ『ラグナクリムゾン』公式 (@ragnacrimson_PR) August 19, 2022
挑むは、絶対強者。
抗うは、強制運命。
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TVアニメ「#ラグナクリムゾン」
イメージビジュアル解禁!
原作
小林大樹(@D_Koba)
アニメーション制作
SILVER LINK.( @silverlink2007)
ティザーサイトhttps://t.co/jbKBBj1fXU#2023年放送 pic.twitter.com/XoAX0u6G8x
目次
- ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で登場する『ラグナクリムゾン』
- 『ラグナクリムゾン』とは
- 『ラグナクリムゾン』の魅力&見どころ
- 安達&黒沢が『ラグナクリムゾン』に夢中になる理由とは?
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ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で登場する『ラグナクリムゾン』
『チェリまほ』
豊田悠先生による大人気漫画『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』を原作としたドラマは、放送開始から2年を迎える今も愛され続け、2022年4月に劇場公開された映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』はロングラン上映となっています。
童貞のまま30歳を迎え、触れた人の心が読める魔法を手に入れたサラリーマン・安達(赤楚衛二さん)と社内の人気者で仕事も出来る同期・黒沢(町田啓太さん)、二人の純愛ストーリーが描かれる『チェリまほ』。魔法使いになった安達は黒沢の自分への恋心を知るのです。
『ラグナクリムゾン』はドラマ版安達と黒沢の共通の趣味
(ドラマ第2話)思いがけず黒沢の家にお泊まりすることになった安達。モテオーラしかない部屋に落ち着かない様子の安達は、お菓子の袋と空き缶、『ラグナクリムゾン』が置いてあることに気付き、「俺も好き」と言っています。
さらに、『ラグナクリムゾン』めっちゃ熱いよなと安達。モテをかためたような黒沢と趣味が合うなんて……共通点なんてないと思っていたのにと、安達のなかで思うことがあったようです。今まで知らなかった黒沢の一面を知ることとなったシーンです。
「そもそもオレの眼鏡は伊達だ!」のセリフは『ラグナクリムゾン』6巻に!
(ドラマ第10話)恋人同士となった安達と黒沢。ある思いを伝えるべく黒沢を本屋と居酒屋に誘う安達。二人は本屋で『ラグナクリムゾン』の新刊を手に取り盛り上がっています。アイクのカミングアウト「そもそもオレの眼鏡は伊達だ!」のセリフを安達と黒沢が言っていますが、こちらのセリフは『ラグナクリムゾン』6巻で登場します。
アイクことアイザック・スターン少佐は、王国最強の部隊「銀装兵団」顧問で、眼鏡がトレードマークの優秀な人物。本質を捉えることができる団長の銀器姫からは、アイクはその本質も “メガネ” だと言われています。
(ちなみにドラマのこのシーンで、安達と黒沢が夢中になっている『ラグナクリムゾン』の隣の棚に、『チェリまほ』のコミックスも。安達さんと黒沢さんに教えてあげたいです。)
ドラマ『チェリまほ』のオープニングにも登場している
ドラマ『チェリまほ』のオープニングで安達が部屋で読んでいる漫画は『ラグナクリムゾン』。ご存じの方も多いかもしれませんが、安達の机の上にも『ラグナクリムゾン』が置かれています。
『ラグナクリムゾン』とは
『ラグナクリムゾン』の世界観
超ストイック “滅竜” バトルファンタジー『ラグナクリムゾン』。物語の舞台は、古くから魔の血族・竜が存在する世界。そこには竜を狩り報酬をもらう人間「狩竜人(かりゅうど)」がいます。
戦いを挑む狩竜人が竜を殺す方法は2つ。銀の武器が発する「銀気」で血液を凍らせるか、銀剣で斬り太陽で焼くかのどちらかです。
血族滅亡への道を進む主人公・ラグナとクリムゾンは、六つある血族、翼、鱗、爪牙、咆哮、眼、骨、そのことごとくを討ち滅ぼし神を狩ることを目的としています。
竜の特徴
通常の竜:獣並の知性しかない。
中位竜:高い知性を持ち人語を操り、通常の竜より例外なく強い。
上位竜:狩竜人にとって出会えば死を意味する存在。完全な知性を持ち、かつ姿形も人間そのもの。上位竜の中で「第一位階」が最上位。
ストーリー
ヘボ狩竜人の少年・ラグナは、ぶっちぎりの竜討伐数を誇る天才少女・レオニカと組み、日々、竜の討伐に挑んでいました。ラグナの願いはひとつ──
「レオのそばにいたい!」
しかし運命の日。ラグナの願いは上位竜の強さの前に、儚くも散るのです。
人の姿をした上位竜・グリュムウェルテにあっけなく倒されたラグナは意識が朦朧とするなか、最強となった未来の自分と出会います。未来のラグナは、最愛のレオニカを殺され復讐に駆られ、数十年鍛え続け極限の力を手にしていたのです。
グリュムウェルテは「翼の血族」「第十位階」「黒魔竜」。これまでのラグナにとっては次元の違う強さの相手でしたが、最強となった未来の自分とひとつになったラグナは、グリュムウェルテを瞬殺。滅竜の極み「銀気闘法」で圧倒的な強さを見せます。
とんでもない力を受け継いだラグナは、失うはずだったレオニカの命を救ったのです。竜にとっての「死神」が生まれた日。本来の歴史よりも数十年時を早めての「死神」ラグナの登場です。
その後、レオニカとは離れ、未来で共闘していた元竜王にして反逆者であるクリムゾンと手を組むラグナ。彼は未来の自分が失ったものを守るため、全ての竜を狩り尽くす滅竜の戦いを始めるのです。
『ラグナクリムゾン』PV