カッコよければカッコいいほど、悪ふざけに思えてしまう!? 超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』1stアルバム発売記念|伊藤ふみや役・小野友樹さん × テラ役・大河元気さん インタビュー
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の開発・運営を手掛ける EVIL LINE RECORDSと、株式会社Dazedが立ち上げた二次元キャラクターコンテンツ、超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』。
「正邪」「秩序」「服従」「反発」「内罰」「自愛」「性」、それぞれが持っている己の中のカリスマ性を日々見つめている7人が、「真のカリスマ」に辿り着くためにシェアハウスでさらなる高みを目指していくストーリーです。
このたび、凡人では理解できない七人のカリスマによる初のアルバム「カリスマ ワールド」が2022年9月21日(水)に発売。配信限定でリリースされていた10曲に加え、新曲2曲を加えた全12曲と七人のカリスマの会話を聞くことができる寸劇とカリスマ声優7名が長台詞の早口言葉に挑戦する「ケツパラガス選手権!」が収録されています。
その記念すべき『カリスマ』1stアルバムの発売を記念し、「正邪のカリスマ」伊藤ふみや役・小野友樹さんと「自愛のカリスマ」テラ役・大河元気さんにインタビューを実施しました。まだ知らない、知ってもよくわからない『カリスマ』の魅力に迫ります!
「正邪」と「自愛」
ーーいきなりですが、お二人にお伺いします。ズバリ、「カリスマ」とは何でしょう?
「自愛のカリスマ」テラ役・大河元気さん(以下、大河):カリスマって難しいですよね。
「正邪のカリスマ」伊藤ふみや役・小野友樹さん(以下、小野):難しいですね。カリスマと聞いたら美容師を思い浮かべます。
大河:僕もです(笑)。
小野:青山や原宿にいるカリスマ美容師みたいな。意味としては、人の先頭に立って導いていったり、中心になるような人、崇められるような人というイメージがあります。その名を冠する作品にご縁があるとは……。
大河:確かに、カリスマという言葉はそんなに頻繁に聞く言葉ではないですよね。この作品で、その言葉をタイトルに持ってくるのは本当にすごいことだと思います。
ーーその『カリスマ』の中で、小野さんは「正邪のカリスマ」である伊藤ふみやを演じられています。
小野:伊藤ふみやは……ぐちゃぐちゃな男ですよ。言っていることを正しいことのように見せようとしていますが、僕視点としては全体的に変なせいで、何をやっていても“正”とは思えません。
でも、いわゆるカリスマの中でもカリスマみたいな立ち位置で、シェアハウスでみんなを集めてカリスマ性を育んでいるので、その中心にもなり得る男であり最年少だったりもします。
そして「ダメ?なんで?」が彼の代表的なセリフです。
ーーそのセリフに「正邪のカリスマ」である所以が感じられますよね。
小野:正と邪、すべてを内在している男なんだなと。『カリスマ』のキャラクターは、七つの大罪的なものがそれぞれに充てがわれていますが、その言葉たちがそのままキャラクターを表しているのがすごく良いですね。
ーー個性的すぎるキャラクターがいる中で、最年少の伊藤ふみやがリーダー的存在でまとめ役というのも、また良いですよね。
小野:果たしてまとめられているかどうかはわかりませんが、妙な求心力を感じます。作中でも、ふみやがみんなからツッコまれることもあれば、ダメなときもあるけれど、何だかんだふみやさん!みたいなところもあって。
大河:僕らからすると、伊藤ふみやはまとめてもらっているというよりも、受け入れてもらっている感じが強いです。伊藤ふみやはすべてを受け入れてくれるなと。
さっき、小野さんが“彼が正しいかどうかわからない”とおっしゃっていましたが、小野さんが声を入れるとすべてが正しく聞こえるので、一瞬騙されそうになります。
ーー大河さんは「自愛のカリスマ」であるテラを演じられていますが、どのようなキャラクターなのでしょうか。
大河:僕は『カリスマ』の中でいうと、本当にわかりやすいキャラクターだと思います。動かしやすい位置にいるので、結構ツッコミ役に回ったりもしますし、極端にワガママを言うこともしますし。なかなか癖があるんですけど、キャラとしての懐が広いので演じる分にはあまり苦労はしないですね。
ーーテラのプロフィールで気になるところが1つだけあるのですが、テラだけ年齢が不明なのですね。
小野:不明だったんだ!
大河:そうなんですよ。年齢は不明です!
ーーオーディション当時から収録を重ねてきた今、演技面における変化はありますか?
小野:ないと思います。もちろん、今聞き返してみたら違う表現があったりするかもしれませんが、キャラクターたちそれぞれが背負っているカリスマの熟語2文字がやっぱりすごくわかりやすいので、そこまで大きな変化はないのかなと。
この作品の場合、“このキャラクターはこうです”というワードが中心にドンっとあるので、そのイメージを中心に据えてお芝居している感じがあります。
大河:僕もまったく一緒です。オーディションから本当に変わっていないです。