西村純二氏×押井守氏のWOWOWオリジナルアニメ『火狩りの王』第2弾出演声優に國立幸さん・小林千晃さんら決定! コメント&キャラクタービジュアルも公開
日向理恵子氏による長編ファンタジー小説を、監督・西村純二氏と構成/脚本・押井守氏がタッグを組んでアニメ化する、WOWOWオリジナルアニメ『火狩りの王』。2023年1月より放送・配信予定となっています。
第2弾となる出演声優が発表となり、一部出演者よりコメントも到着。キャラクターデザインとメインスタッフの追加情報も公開となりました!
第2弾出演声優を発表! キャラクター紹介、一部キャストコメントも公開!
クン(CV:國立幸)
<蜘蛛>の子ども。森に捨てられていた。あらゆる虫を操ることができる。
【國立幸さんコメント】
私は作品によって浮き足立ったりすることは滅多にないのですが、本作はさすがに空気が違うなあと感じております。焼き物工房に居るような感覚で、静々とした空気の中に作品と向き合う誠実さ、温もり、ほんの少しの泥臭さがあり、自分はそこで作品の一部になることを嬉しく思っている土くれのような心持でおります。アフレコも重要な作業ですが工程の一つに過ぎず、巨匠たちがこの後もたくさんの仕事をなさって作品になるんだなあとドキドキしています。早く火が入らないかな。焼き上がりを楽しみにしています。
照三(しょうぞう)(CV:小林千晃)
回収車の乗員。整備士兼操縦士。灯子たちを連れ、首都へ向かう。飄々としている。
【小林千晃さんコメント】
照三役を演じさせていただきます。小林千晃です。
シリアスな空気感の多い本作の中でも、照三は悲壮感をあまり出さず割り切った考え方をしているため、ある種ムードメーカー的な存在です。その分無神経な言葉を吐くこともありますが、是非成長を見守っていただけたらと思います。人間模様や心の葛藤が繊細に描かれており、老若男女問わず楽しめる内容となっていますので、何とぞよろしくお願いします!
火穂(かほ)(CV:小市眞琴)
厄払いの花嫁として村を出された。水晶の村の出身。回収車で灯子と出会う。
【小市眞琴さんコメント】
原作を拝読した際、薄暗い森の中を覗いてみたくなるような感覚に、気づいたら引き込まれ、ページをめくっていました。近未来のお話なのに、どこか昔のような、それでいて現代にも通ずる物語。繊細で唯一無二なこの作品に携わらせて頂けることを、心から嬉しく思います。ぜひこの不思議な感覚を皆さまにも体験して頂きたいです。そして、演じさせて頂く火穂さん。とても応援したくなる女の子です。全力で向き合い、命を吹き込んでいきます。
油百七(ゆおしち)(CV:三宅健太)
燠火家の当主で偽肉工場の経営者。首都でも指折りの富豪。煌四に雷火による武器開発を指示する。
【三宅健太さんコメント】
ある日、私の父親的存在、音響監督・若林さんから「今度の作品、よろしくな」とお声がけいただき、待つことしばし。頂いた台本を見ると、構成・脚本に私が敬愛してやまない押井守先生の名が…もう、小躍りしました。舞台は人類最終戦争終了後。そして、人体発火病原体が蔓延している世界。そんな過酷な世界で二人の主人公、灯子と煌四が紡ぎ出す物語に、今回私が声を担当する油百七がどうからんでいくのか、本当にワクワクが止まりません。是非、『火狩りの王』、ご賞味下さいませ。
火華(ひばな)(CV:名塚佳織)
油百七の妻。年齢不詳の妖艶な雰囲気を漂わせる。
【名塚佳織さんコメント】
いつかこういった役にも挑戦してみたいと常々思っていたこともあり、大変光栄です。収録もとても楽しく、皆様の美しいお声に聞き惚れるばかりです。私も一つ一つの言葉からこぼれ落ちるように気品と憂いと嫌味を織り交ぜていけたらと思っております。
焚三(たきみ)(CV:宮野真守)
燠火家に仕える若い医師。緋名子の診療にもあたる。
【宮野真守さんコメント】
WOWOWオリジナルアニメ「火狩りの王」で「焚三」役を演じさせていただきます、宮野真守です。豪華なスタッフの方々、キャストの皆さまとともに、この作品の一員として参加できること大変嬉しく思います。焚三は燠火家に仕える医師。主人公の灯子と煌四とどのように関わり、物語の一端を紡いでいくのか注目していただければと思います。ぜひとも、作品の完成をお楽しみに!
灰十(はいじゅう)(CV:三木眞一郎)
煌四と緋名子の父親。腕の立つ首都づきの火狩り。家を出たまま帰ってこない。狩り犬の名は、かなた。
紅緒(べにお)(CV:原優子)
厄払いの花嫁。竹細工の村の出身。快活で働き者。
ほたる()CV:宮本侑芽
厄払いの花嫁。陶物作りの村の出身。仲間思いのやさしい性格。
炸六(さくろく)(CV:真木駿一)
回収車の乗員頭。小柄な老人。はっきりとした物言いで、だれに対しても容赦ない。
炎千(えんぜん)(CV:上田燿司)
回収車の火狩り。燃料補給のため、狩りを行う。狩り犬の名は、いずも。
火十(ひとお)(CV:綿貫竜之介)
学院の歴史学の教師。生徒から慕われている。
ヤナギ(CV:大原さやか)
首都の隔離地区に住む木々人。
(※キャラクタービジュアルは後日公開)
【大原さやかさんコメント】
想像をはるかに超える壮大な世界観と厳しい運命をめぐりめぐるこの物語の一員として参加できること、とても光栄に思っています。ビジュアル含め、いままで演じたことのないタイプのキャラクターですが、木々人のなかでもとりわけ冷静に、でもどこかあたたかみをほのかに残しつつしっかり「伝える」ことを意識しました。どうかみんなが幸せになれますように。
キリ(CV:嶋村侑)
首都の隔離地区に住む木々人。体からは枝葉が生える。
(※キャラクタービジュアルは後日公開)
【嶋村侑さんコメント】
この作品に参加出来てとても光栄に思います。収録では、キリの賢さともどかしさ悔しさのようなものを感じました。この懐かしいような少し怖いような不思議な世界で、彼らがどんな風に生きているのか、じっと見つめてみたい気持ちになりました。どうぞ、宜しくお願いします。
ひばり(CV:石田彰)
神族。風氏族に属し、人間を監視するしのびを自在に操る。
【石田彰さんコメント】
火を制御することで文化・文明を発展させてきた人類が、テクノロジーの大半を失い、かつ火を遠ざけなければならなくなった世界でもがく姿を描く物語というのは、なかなか示唆に富んでいますね。そんな作品の中でひばりという役をいただき、灯子たちの前に立ちはだかることになりました。彼の立ち位置は最近よく聞かれるようになった言葉で言えば油百七なんかとはまた違った意味での「上級国民」でしょうか。こう書くとイメージが悪過ぎますか?どうなるかご期待ください。
ナレーター:榊原良子
【榊原良子さんコメント】
語りとして「火狩りの王」に参加させていただいています。日向理恵子氏が描いた世界を、そこに存在する人物としてではなく、その外側に立ち、捉えていると、身につまされ、時に、先に生まれた者が持つ責任の重さを痛いほど感じさせられます。「火狩りの王」はファンタジーとされていますが、私にとっては、老若男女問わず見ていただき、そこから得たものを現実の世界の糧にしてもらいたいと切に思う、静かでありながら、強烈なメッセージを放つ素晴らしい作品に思えてなりません。その作品に少しでも関われたことを光栄に思っています。
WOWOWオリジナルアニメ「火狩りの王」作品情報
放送・配信日
2023年1月より放送・配信予定
あらすじ
人類最終戦争後の世界。
大地は炎魔が闊歩する黒い森におおわれ、人々は結界に守られた土地で細々と暮らしていた。
最終戦争前に開発・使用された人体発火病原体によって、この時代の人間は、傍で天然の火が燃焼すると、内側から発火して燃え上がってしまう。
この世界で人が安全に使用できる唯一の<火>は、森に棲む炎魔から採れる。
火を狩ることを生業とする火狩りたちの間で、あるうわさがささやかれていた。
「最終戦争前に打ち上げられ、永らく虚空を彷徨っていた人工の星、<揺るる火>が、帰ってくるー
と。
“千年彗星<揺るる火>を狩った火狩りは、<火狩りの王>と呼ばれるだろう”
紙漉きの村に生まれ、禁じられた森に入って炎魔に襲われたところを、火狩りに助けられた灯子。
首都に生まれ、母を工場毒で失い、幼い妹を抱えた煌四は“燠火の家”に身を寄せることを決意する。
灯子と煌四、二人の生き様が交差するとき、あらたな運命が動きだすー
スタッフ
原作:日向理恵子(「火狩りの王」ほるぷ出版 刊)
キャラクター原案:山田章博
監督:西村純二
構成/脚本:押井守
キャラクターデザイン:齋藤卓也
総作画監督:齋藤卓也・黄瀬和哉・海谷敏久
エフェクト作画監督:小澤和則
イメージイラスト/プロップデザイン:岩畑剛一
美術設定:中島美佳
メカニックデザイン:神菊薫
クリーチャーデザイン:松原朋広
美術監督:小倉宏昌
色彩設計:渡辺陽子
テロップ:勝又まゆみ(書道家)
劇中画:水野歌
CG監督:西牟田祐禎
CG制作:レイルズ
タイトルデザイン/2Dワークス:山崎真紀子
特殊効果:櫻井英朗
撮影監督:荒井栄児
編集:植松淳一
監督助手:菅野幸子
音楽:川井憲次
音楽制作:フライングドッグ
音響監督:若林和弘
音響制作:プロダクション I.G
アニメーション制作:シグナル・エムディ
キャスト
灯子:久野美咲
煌四:石毛翔弥
明楽:坂本真綾
炉六:細谷佳正
綺羅:早見沙織
緋名子:山口愛
クン:國立幸
照三:小林千晃
火穂:小市眞琴
油百七:三宅健太
火華:名塚佳織
焚三:宮野真守
灰十:三木眞一郎
紅緒:原優子
ほたる:宮本侑芽
炸六:真木駿一
炎千:上田燿司
火十:綿貫竜之介
ヤナギ:大原さやか
キリ:嶋村侑
ひばり:石田彰
ナレーション:榊原良子