声優
『STATION IDOL LATCH!』林 優大&岩崎 友泰インタビュー 

正反対のふたりが織りなすアイドルデイズ――『STATION IDOL LATCH!』3on☆star 林 優大さん(渋谷駅・蜂谷 恒星役)&岩崎 友泰さん(原宿駅・竹下 宮斗役)インタビュー

「TAKEさんは親しみやすい方」

──新曲「We are 3on☆star」をもらったときはどのような印象がありましたか?

林:僕らのユニットらしい曲だなと思いました。3on☆starは若手ということもあって、元気で明るくてポップで……というポジティブな言葉が浮かんでくるようなユニットだと思うんです。だから僕ららしさもあるし、僕らにしかできない曲なのかなと思いました。

岩崎:最初の「Everybody! Say!!」のお祭り感と似ているところがあって。1st LIVEをやったあとなので、ライブのシーンが想像できるなとも思いました。僕らは盛り上げ担当なので、この曲で盛り上げたいなと。

──FLOWのTAKEさんならではの、パンキッシュな曲ですよね。

岩崎:そうですね、バンドっぽいなと思いました。個人的にはランニング中に聴いてもらえたら嬉しいです(笑)。きっとやる気がでるので!

林:ボイスドラマを聴いてくださった方は分かると思うのですが、僕らの成長の過程の中には、葛藤があったり、励まし合いがあったり……日常生活で僕らが体験しえるような人間らしさがあって。それを歌詞に盛り込んでくださっているので、パワーアップした僕たちを見せることができる曲になったのかなと思っています。

岩崎:あと歌としては、確実に1曲目より難しいです(笑)。練習しているときは「うわ、むずっ!」と思っていました。

──レコーディングは苦戦しました?

岩崎:レコーディングではTAKEさんがディレクションもしてくださいました。すごく優しく、テンションが上がる言葉をかけてくださったので、そういう意味では歌いやすかったです。

林:TAKEさんは親しみやすく、ユーモアに溢れた人という印象です。いい意味で親戚のような雰囲気というか。盛り上げてくれました。

▼配信サイト
https://stationidollatch.lnk.to/We_are_3on_starWE?_ga=2.100218265.641605380.1670581722-856095331.1642735718

──さきほど岩崎さんがライブを思い出すような曲とおっしゃっていましたが、レコーディングのときはライブを想像しながらだったのでしょうか?

林:僕は3人の中で最後だったんです。2人の声が既にレコーディング済ということもあって、ライブをイメージするというより、2人のテンションに合わせていくような感じでした。2人のエネルギーを感じ取りつつ、良いコンディションの中で歌うことができました。

岩崎:僕はライブの風景を想像しながら歌っていました。レコーディングではマイクが目の前にありますけど、マイクに向かって歌おうとすると力が入りすぎてしまうところがあって。ライブの風景を思い出したり、誰かに届けるという気持ちになると、声に表れるなという印象でした。

──そこも正反対で(笑)。絶対に盛り上がる曲なので、ライブで届けるのが楽しみですね。

林&岩崎:そうですね。

岩崎:ライブをやりたいなあ。

林:僕ら以外のユニットも新曲を出しているので、個人的にはいち観客として、他のユニットの新曲も生で聴いてみたいです。

ふたりの考える「夢」

──『LATCH!』の物語は第2期に突入しています。今後の展開も楽しみですが、今の段階でお話できることはありますか?

岩崎:僕たちのユニットは、リーダー・樅野 葵くんを中心として、少しずつ個性や価値観がさらに広がっていきます。『LATCH!』の活動を通して、僕自身にも変化がありました。キャラクターのパーソナルなところを大切にしながら、これからも演じていきたいと思っています。

林:ある種、バラバラだった僕たちが、葛藤したり、力を合わせたりしながら、ユニットとして団結していく姿が第2期では描かれていくと思います。どのように解決していくのか、楽しみにしていただけたらと思います。今回の曲もそのストーリーにつながるところがあると思うので、一緒に聴いていただけたらと思います。

──「We are 3on☆star」には、旅、夢といったキラキラとしたワードが入っていますが、その歌詞にかけて、おふたりが今後挑戦してみたいこともうかがいたいです。

林:時期的なこともあってファンミーティングやトークイベントがそこまでできなかったんです。パッセンジャーの皆さんと今後はもっともっといろいろな話をしたいです。『LATCH!』のキャストの皆さんとも、ファンの皆さんとも、もっと交流する機会が増えたらうれしいです。

岩崎:いつかシャッフルユニットもやってみたいです。僕らのユニットは同じ事務所の3人なので、他の事務所の方や先輩方と一緒にできたら相乗効果で面白いのかなって。また、キャラクターの個性に被りがないようにユニットが組まれていると思うので、似ている人たちで集まって、曲ができたら面白いなと。例えばセクシーな人たちが集まったら、セクシーすぎる曲が生まれるんだろうなと思います。いろいろ想像が膨らみますね。

──最後にパッセンジャーの皆さんにメッセージをお願いします。

林:僕らとしては曲を通してひとりでも多くのひとを笑顔にできたらなと思っています。ポジティブな印象を持っていただけたら僕らとしても嬉しいです。また楽曲を通して『LATCH!』を知っていただけるのも喜ばしいことなので、ぜひ聴いていただけたらなと思っています。

岩崎:(「We are 3on☆star」の)2番には<涙は拭いて行こう>という言葉があります。曲を聴いて元気になってくれたらもちろん嬉しいですが、辛い時には泣いても大丈夫なので。「元気を出したい」と思ったときに背中を押せたらと思っています。無理することなく、悲観しすぎることもなく、共に明るい未来を描いていけたらうれしいです。

[インタビュー・撮影/逆井マリ ]

 

神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。

この記事をかいた人

逆井マリ
神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。

担当記事

関連記事
絶望系アニソンシンガーの名のもと、孤独や哀しみに寄り添い進化を続けるReoNa TVアニメ『シャドーハウス』のエンディングテーマ「ないない」で未知の扉を開くまで/インタビュー前編
4月からTOKYOMXほかで放送中のTVアニメ『シャドーハウス』(原作:ソウマトウ)は、顔のない一族「シャドー」と、その“顔”としてシャドーに仕える世話係の「生き人形」が織りなすゴシックミステリーだ。物語の最後を飾るのは、ReoNaの「ないない」。ゴシック/クラシックとエレクトロを融合したサウンドで、『シャドーハウス』の妖しげな美しさと世界観を(毒にも近い苦味を忍ばせながら)醸し出した本作は、観るものに深いふかい余韻を残す――。その「ないない」をタイトルとしたシングルが、5月12日(水)に待望のリリース。初回生産限定盤(CD+DVD)、通常盤(CD)、期間生産限定盤(CD+DVD)には、「ないない」の他、多角的に絶望に寄り添った3曲と「ないない」のインストナンバー・TVサイズバージョン(それぞれの盤に新曲2曲ずつ)が収められている。下記インタビューは「ないない」が生まれるまでの軌跡を辿ったもの。後半のインタビューでは、本作のMV、収録曲の制作エピソードについてたっぷりと話を聞いているので、楽しみに待っていてほしい。新しいReoNaらしさが生まれた「ないない」――『シャドーハウス』のミステリアスな世界観に寄り添った「ないない」という素晴らしい曲が届きました。タイトルだ...
関連記事
TVアニメ『ふたりはプリキュア』の声優・本名陽子&ゆかな、西尾大介監督、鷲尾天プロデューサーがクロストーク「子どもたちに嘘はつきたくない」
プリキュアシリーズの原点となるTVアニメ『ふたりはプリキュア』の総集編Blu-ray/DVD『ふたりはプリキュア総集編~ぶっちゃけ、ありえな~い!?2020edition~』が2月26日に発売されます。『ふたりはプリキュア』は今から16年前の2004年2月から放送がスタートしました。その登場は鮮烈でした。「女の子だって暴れたい!」をコンセプトとしたダイナミックな素手でのバトル、女の子といえば“ピンク”という概念を覆す白と黒の衣装、男性ヒーローの不在、“きれいごとだけではない”日常と友情……。プリキュアシリーズの大きなテーマである多様性は、ここから生まれ、そして子どもたちに根付いていきました。レジェンドともいえる作品の主人公2人を演じたのは、本名陽子さん(美墨なぎさ/キュアブラック役)、ゆかなさん(雪城ほのか/キュアホワイト役)。そして、この作品を生み出したのは、当時女児向けアニメに初挑戦であったお二人=シリーズディレクターの西尾大介さん、プロデューサーの鷲尾天さん。総集編の発売に寄せて、4人にお話をうかがう機会をいただきました(さらに飛び入りで、当時キャスティングを担当していた小浜匠さんも参加してくださいました)。にこやかな笑顔でインタビューに答え...
関連記事
「普通のプリキュアと、もう一本アニメを作っているんじゃないかっていう感覚だった」 『スター☆トゥインクルプリキュア』のクライマックスに向けてシリーズ構成・脚本 村山功氏が想いを語る
クライマックスに向け加速しているTVアニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』(以下『スタプリ』)。最終回のアフレコが終わった翌週の12月下旬。シリーズ構成・脚本を担当している村山功氏に、クライマックスに向けたお話やプリキュアに対する思いなどを語ってもらいました。村山さんは、『ふたりはプリキュアSplash☆Star』から担当されており、『魔法つかいプリキュア!』では、シリーズ構成・脚本を担当。もちろん、それ以降の『キラキラ☆プリキュアアラモード』『HUGっと!プリキュア』でも、脚本を担当されています。そんな、プリキュアのことを考え続けている村山さんが挑んだ「宇宙✕プリキュア=多様性」のプリキュアとは。ラストに向けて心高ぶるみなさんに、ぜひ読んでほしいインタビューになっています。また、今回のインタビューワーは、お子さんのいらしゃる女性のライターさんです。母子で観るプリキュアという幸せな時間を過ごしていることをイマジネーションして読み進めていただければと思います。最終回の収録を終えた心境──唐突ですが、毎週子どもと一緒に楽しく拝見させてもらっています。今日は宜しくお願いします。村山:ああ、それは嬉しいです。ありがとうございます。──...
もっと見る
関連記事
『キラッとプリ☆チャン』シリーズ構成・脚本 兵頭一歩さんに聞く、やりがいに溢れたプリ☆チャンとの3年間|語っても語りつくせないほどのエピソードがある――【インタビュー】
今年5月、TVアニメ『キラッとプリ☆チャン』の最終話が放映され、約3年、全153話に及んだ歴史に幕を下ろしました。7月23日(金)には、シーズン3の第127話から第138話を収録した『キラッとプリ☆チャンシーズン3Blu-ray&DVDBOX3』が発売!アニメイトタイムズでは『キラッとプリ☆チャン』の楽曲を手掛けられた松井さんに続いて、シリーズ構成・脚本を務めた兵頭一歩さんにオンラインでお話をうかがいました。兵頭さんは『キラッとプリ☆チャン』をはじめ、『トニカクカワイイ』『機動戦士ガンダムAGE』などのシリーズ構成や脚本を手掛けられています。それぞれの作品に並々ならぬ情熱と愛情を注いできた兵頭さんですが、その中でも『キラッとプリ☆チャン』は特別な作品だったと言います。『キラッとプリ☆チャン』での歩みを振り返りながら、自身の仕事観・キャリアについても教えてくれました。アニメイト通販での購入はこちら「いちばんの『プリ☆チャン』マニアであると思ってます」――『プリ☆チャン』が最終回を迎えられ、Twitterに「全てを出し切ったような、やり残したことがまだたくさんあるような、今はそんな気持ちです」と綴られていましたが、改めて今のお気持ちはいかがですか?兵頭一歩さん(以...
関連記事
6枚目のアルバムをリリースしたfripSide 「10周年というものがにじんでいるアルバムになった」その制作を振り返る/インタビュー
fripSide(sat、南條愛乃)の6枚目のアルバム『infinitesynthesis5』が10月30日(水)にリリースされます。今作には、TVアニメ『寄宿学校のジュリエット』オープニングテーマ「LovewithYou」、中国ゲーム『封印者M』主題歌)「LightingofMyHeart」、中国ゲーム『ラグナロクオンライン』新エピソードEP3.5『櫻之花嫁』テーマソング「perpetualwishes」など13曲を収録。南條愛乃さんが加入してから10年という記念すべき年に、最新型のfripSideが凝縮された、新たな名盤が生まれました。アニメイトタイムズではお二人を直撃。“これまで”の話にはじまり、創作現場の赤裸々な話まで、軽やかな雰囲気のなかインタビューが進んでいきました。10年目ならではの二人の空気感や、ユニットとしての充実感がにじんだ会話にも注目です。10年間で増えていったfripSideのチャンネル数──アルバム完成おめでとうございます!一昨昨日にマスタリングが終わったばかりだとうかがいしました。八木沼悟志さん(以下sat):間に合ってよかった……。毎回言ってるけど(笑)。──(笑)。10周年のアルバムということで、10周年を迎えられたお気持ちから教えていただけますか。南條愛乃さん(以下、南條):あっという間でしたね。振り返る...

「STATION IDOL LATCH! 駅前広場 −radio & drama−」が文化放送「PodcastQR」にて配信中!

【番組タイトル】「STATION IDOL LATCH! 駅前広場 −radio & drama−」
【配信日】毎週火曜日19時頃配信 (※不定期でお休みの週もあり)
【ラジオ番組パーソナリティ】浜松町駅・湊 航琉 役 / 狩野 翔
【配信サイト】https://podcastqr.joqr.co.jp/programs/latch

※同番組は、Spotify、ApplePodcast、Amazon Music、Google Podcastでも配信予定

公式サイト
公式Twitter
公式YouTubeチャンネル
公式TikTok

※第1期ボイスドラマは公式YouTubeチャンネルにて配信中!

(C)LATCH! Project/JRE
おすすめタグ
あわせて読みたい

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2025年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2025年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024秋アニメ何観る
2024秋アニメ最速放送日
2024秋アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング