ツルとツガイになれるのはハチドリだけなのかも。背徳感溢れる作品の魅力──スマホ向け新作『トワツガイ』ハチドリ役・富田美憂さん＆ツル役・上田麗奈さんインタビュー【連載第3回】

株式会社スクウェア・エニックスと株式会社アニメイトがマーケティングパートナーを組み制作される、スマートフォン向け新作タイトル『トワツガイ』。現在、2023年2月16日（木）のリリースに向けて、新情報の解禁や各種キャンペーンが実施されています。

この度、アニメイトタイムズでは、出演声優陣のメールインタビュー連載を実施！　第3回は、<共謀のツガイ>より、ハチドリ役・富田美憂さん＆ツル役・上田麗奈さんに作品の印象や互いのキャラクターの印象を伺いました。

互いのキャラクターの奥底にあるもの

──演じられるキャラクターのイラストや作品資料を最初にご覧になったときの感想はいかがでしたか？

ハチドリ役・富田美憂さん（以下、富田）：どの子を担当するかを確認する前にざっと資料やキャラ絵を見させていただき、1番に目に止まったのがハチドリでした。クールでパンクなコスチューム、沢山開いたピアス、"暴れん坊"という文字に、かなり怖い子なのかな……？と思ったのですが、表情がコロコロ変わる可愛い子だなと思いました。資料を見た時から、演じるならこの子がいい！と思っていたので本当に嬉しいです。

ツル役・上田麗奈さん（以下、上田）：透明感と仄暗さの絶妙なバランスに心打たれました。そして「ツガイ」という関係性に、どこか神秘的な魅力を感じてドキドキしました。儚げなツルさん達のビジュアルにうっとりしつつ、彼女達がどういう性格をしていて、それぞれが「ツガイ」としてどう絆を深めていくのか、とても気になりました。

──演じられるキャラクターの印象や魅力を感じる部分を聞かせてください。

富田：興味があること・ないことへの気持ちの動きがかなりハッキリした子なので、少し子供っぽい可愛らしさを感じる反面、戦いのスイッチが入ったときの彼女はかなり強いので、荒々しくて危なっかしいけど頼り甲斐がある、みたいなギャップが魅力的だと思います。

他にも、本人は何気なく口にしたであろう言葉が相手には刺さっていたりとかもするので、無自覚にイケメンなところもありますね。

上田：自分の意思を貫く「強さ」に魅力を感じます。いつも笑顔だけど目の奥は笑っていない……そんなところも堪らないですね。ただ、隠したい事が多いタイプだと思うので、何事も一人で頑張り過ぎてしまわないか心配になります。

ツルとツガイになれるのはハチドリだけなのかも

──どのような役作りでアフレコに臨まれたのでしょうか。

富田：日常でのテンションは比較的フラットに。でも戦う事や暴れることが大好きなのでバトル中はこの上なく楽しそうに演じる、などギャップを意識して作りました。言葉通りの事を言っている様でそうじゃない時も多いので、彼女の真意を読み取る作業にも時間をかけました。単純なようで、単純じゃない。そんな印象です。

上田：どこか「含み」を感じる、ミステリアスなキャラクターなので、その絶妙なラインを意識しながら台本を読んでいきました。アフレコでは、感情が表に出過ぎないようにするのが大変でした……！

──ハチドリのツガイとなる「ツル」へはどのような印象をお持ちですか？

富田：感情だけで動くハチドリと全く対極にいるのがツルです。物腰はとても柔らかいのにどこか凄みを感じるなと思っています。だけどハチドリはそんな凄みを無視してツルに接しているので、良い意味で、ツルとツガイになれるのはハチドリだけなのかも、と思います。

──ツルのツガイとなる「ハチドリ」へはどのような印象をお持ちですか？

上田：ツルさんとは真逆の女の子という印象です。ひとつひとつに真っ直ぐ素直で、とてもサッパリしている感じ。ツルさんのことをよく見てくれているところに、頼もしさも感じます。こんな相棒がいてくれたら、毎日楽しいだろうなぁ。

──掛け合いのセリフを収録した際に意識したことがあれば教えて下さい。

富田：ツル役の上田麗奈さんとは、以前長い間お仕事をほぼ毎週一緒にさせていただく機会があったので、収録は別々でしたがツルの台詞が想像しやすく、自然にお芝居することができました。

ただ、あくまでお互いがお互いの利益のために相棒になっているので序盤は踏み込みすぎず。それが物語が進んでいくにつれてどう変わっていくのか、楽しみにしていただきたいです。

上田：仲が深まる前の掛け合いでは、ハチドリさんの能力には期待しつつも、彼女自身には興味が無い感じが出るよう気を付けました。そして「永遠ツガイ」に近づけば近づくほど、ハチドリさんへの好意が見え隠れするよう頑張りました。