冬アニメ『スパイ教室』「MISSION《花園》編」先行上映会キャストトークショーレポート|声優・伊藤美来さん、東山奈央さんが語る第1話後半の見どころは、作品の醍醐味とも言える“大どんでん返し”
第32回ファンタジア文庫《大賞》を受賞した、竹町先生によるライトノベル『スパイ教室』。
本作のTVアニメが、2023年1月5日(木)よりTOKYO MX、BS日テレ、AT-Xほかにて放送開始となります。
放送に先駆け、2022年12月24日(土)に、EJアニメシアター新宿にて、第1話~第3話を1つにまとめた「MISSION《花園》編」の先行上映会と、キャストトークショーが実施。あわせて、YouTube「KADOKAWA Anime Channel」にて、第1話の無料オンライン先行上映と、同キャストトークショーの生配信が実施されました。
本稿では、キャストトークショーの模様をレポート! グレーテ役・伊藤美来さん、ジビア役・東山奈央さんが登壇し、第1話の内容を中心に、物語やキャラクターの魅力、お気に入りのシーンなどを語りました。
第1話後半の見どころは、作品の醍醐味とも言える“大どんでん返し”
イベントは「MISSION《花園》編」の上映からスタート。
本作は、各国のスパイたちによる情報戦が繰り広げられる世界を舞台に、実践経験のない7人のスパイ少女たちが、世界最強のスパイ・クラウスの指導を受け、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑むさまを描いた“痛快スパイファンタジー”作品。
シリアスな世界観、個性豊かな7人の少女たちの成長、彼女たちの指導者となるクラウスの実力、スパイたちによる壮絶な“騙しあい”といった、原作の魅力がふんだんに詰め込まれた映像に、お客さんは見入っている様子でした。
上映を終え、MCの呼び込みを受けて、伊藤美来さん、東山奈央さんが登壇。会場に詰めかけた大勢のお客さんを前にして、満面の笑みを浮かべながら挨拶し、トークショーがスタートします。
まずは第1話の印象を聞かれると、背景や少女たちの所作などによって、原作から受けた印象がより広がったとコメント。また、残念ながら体調不良によってトークショーに出演できなくなってしまったリリィ役・雨宮天さんから連絡があったことを明かし、キャスト陣の深い絆が窺えました。
そんな第1話の収録や、現場の雰囲気については、少女たち同様、キャスト陣も個性豊かで、いい具合にそれぞれがマイペースで、居心地のいい現場だったとのこと。また、雨宮さんと、クラウス役・梅原裕一郎さんと一緒の収録だった東山さんは、スタッフ陣からのディレクションを受け、変化していく雨宮さんのお芝居が印象に残ったそうで、リリィの空気感によって作品の軸ができあがっていったと回想しました。
自身が演じるキャラクターの魅力を聞かれると、グレーテについて伊藤さんは、落ち着きがあり、みんなの一歩後ろを歩くような子と評すとともに、後々いろいろな表情が見えてくると注目ポイントを語りました。
東山さん演じるジビアは、しっかり者で、周りにツッコミを入れる姉御肌なキャラクター。彼女の正義感に燃える部分が出てくると、こちらも今後の見どころを明かしました。
担当キャラクター以外で気になるキャラクターを聞かれると、個性豊かで絞れない、一人一人コメントしていきたいとお二人とも悩む様子を見せます。悩んだ末、東山さんはジビアの情熱的なカッコ良さとはまた違う、クールなカッコよさを持つモニカをチョイス。伊藤さんは、出てくるとつい目で追ってしまう、抱きしめたくなる可愛さがあると、サラを一押しに挙げました。
続いての質問は第1話のお気に入りのシーン。リリィとクラウスのボート上での駆け引き、大どんでん返しは本作の醍醐味だとし、細部までディレクションがあったことが明かされました。
また、冒頭のリリィのモノローグも印象に残ったそうで、落ちこぼれと言われようとも、長い間腐らずに頑張ってきたリリィの芯の強さや、そんな少女たちが咲き誇る物語だということを実感できたと、シーンの魅力を説きました。
【※次ページは第3話までのネタバレを含みますのでご注意ください】