作品愛に溢れた現場でした──『デリシャスパーティ♡プリキュア』クライマックス目前&感謝祭開催を記念してインタビュー! 1年を振り返って菱川花菜さん、清水理沙さん、井口裕香さん、茅野愛衣さんが語る想いとは【前編】
『プリキュア』シリーズ19作目となるTVアニメ最新作『デリシャスパーティ♡プリキュア(略称デパプリ)』も、いよいよ残すところあと1話!
クライマックスに向けて物語が加速している今、アフレコを終えた和実ゆい/キュアプレシャス役・菱川花菜さん、芙羽ここね/キュアスパイシー役・清水理沙さん、華満らん/キュアヤムヤム役・井口裕香さん、菓彩あまね/キュアフィナーレ役・茅野愛衣さんへメールインタビューを実施。
『デパプリ』を通して感じたことやアフレコエピソード、2023年2月18・19日に開催が決定している「デリシャスパーティ♡プリキュア 感謝祭」に向けてのお話など、前編・後編に分けてお届けいたします!
前編となる本稿では、『デパプリ』に向き合った1年を振り返ってのエピソードや45話に向けてのお話をたっぷり語っていただきました。
1年間『デパプリ』を応援してきている皆さまも、ぜひインタビューを読んでクライマックスに備えていただければと思います。
みんなと物語を紡いでこられて良かった
──残すところあと1話を残すのみとなりました。ゴーダッツ、怪盗ブンドル団との決戦にもようやく終止符がうたれようとしております。みなさんのお気持ちとしてはいかがでしたか?
和実ゆい/キュアプレシャス役・菱川花菜さん(以下、菱川):あと1話でデパプリが終わってしまうという現実に、寂しい気持ちと、フェンネルさんに真っ直ぐ向き合っているゆい達を最後まで見届けてあげたい、という気持ちでいっぱいです。
44話でゆいが伝えた大切なありがとうの気持ちを、私も、ゆい達に届けたいなと思いました。
芙羽ここね/キュアスパイシー役・清水理沙さん(以下、清水):いよいよこの時が……という気持ちです。プリキュアとしては訪れている危機に真正面から真剣に向き合い、なんとしてもみんなの笑顔を取り戻さなければなりません。
クライマックスへ向けての収録現場はどんどん熱くなっていきましたが、それと同時に一抹の寂しさも感じました。もうすぐみんなともスタジオともお別れかぁ……と。1話の収録を思い出したりして、一年間みんなと物語を紡いでこられて良かったなとも思いました。
華満らん/キュアヤムヤム役・井口裕香さん(以下、井口):本当にあっという間の1年ですね。まさか、ゴーダッツの正体がフェンネルさんだったなんて。。。大人になると、敵側の想いや正義も理解できるぶん、切ないですね。
でも、どんな想いであっても、おいしいの独り占めは許せません!!! みんなで分け合って笑顔になれるよう、最後まで諦めずに仲間を信じて全力で頑張って闘います!!!
菓彩あまね/キュアフィナーレ役・茅野愛衣さん(以下、茅野):ついに決着の時が来るのですね! 収録は終わったものの、完成させたものはファンの皆さんと同じタイミングで見るので、ドキドキしています……!
──みなさんがそれぞれのキャラクターを演じる上でいちばん大切にされてきたことはなんでしょうか。話を重ねていくうちに、気付いたこと、変化した気持ち、改めて気づいたらんの魅力などがありましたら教えてください。
菱川:ゆいの言葉は、ふとした時に「ゆいが言ってたことはこういう事だったのかな」と、本当の意味が心に染み渡るような感覚にさせられます。大切な人と楽しい時間を過ごした時だったり、美味しいものを食べて元気が出た時だったり……。
なので、嘘偽りない、ゆいが心の底から信じている言葉を喋っている、ということを大事にして、演じていました。
清水:ここねは初めて経験することがたくさんありました。他者との触れ合いを知ったり、分け合う喜び・幸せを感じたり……。ひとつずつ知っていく感情や経験値を、最初は丁寧に演じたいと心がけていました。
それが回を重ねるごとに、意外と天然なところがあったり、ここねの一生懸命な姿がコミカルなシーンに繋がったりして、想像していたより自由にここねを演じられるようになっていきました。
何事も真剣に向き合い、悩み考え自分で答えを導き出す、そして仲間や家族を大切にする。その姿が、改めて発見したここねの魅力です。私もそうありたいと強く思います。
井口:どんなときもらんらんの持つ情熱のパワーを忘れない! 前向きに明るく、時に壁にぶつかっても、仲間を信じて決してあきらめずに前を向く姿を大切に演じさせていただきました。
らんらんの底抜けの明るさ、本当は少しそこには過去のキズがあったけれど、過去の出来事も乗り越えて、仲間のことも自分のことも信じて受け止められるハートのおっきな女の子に成長しているな、と改めて感じました。本当に素敵な女の子です。
茅野:正義のパワーを信じる事! 物語を通してあまねが成長していく姿は、とても美しく凛々しく……どのシーンを思い返しても魅力しかないです。