冬アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』フランリル役 青木瑠璃子さん×ニニア役 田所あずささん第9話振り返りインタビュー|ニニアのフランリルへの執着のヤバさは田所さんの想定以上!? 青木さんとフランリルの共通点とは?【連載第8回】
冒険パーティを組むにはインドア派で安全第一すぎる二人!?
――もし冒険のパーティを組むとしたら、どのキャラと組みたいですか? またそのパーティでのご自身の職業や役割は?
田所:難しいなあ。キャラがみんな濃いから。
青木:羽が生えている人が味方に欲しいです。
田所:ラファンパンとか。私、RPGをあまりプレイしないので、役職もよく分からないんですよね。
青木:私も。自分はとりあえず、あまり人と接しなくて、安全な職業にしたいです。
田所:みんな、ちゃんと外に出て偉いですよね。
――冒険者が外に出るのは当たり前では?
田所:だったら冒険したくない。
青木:私も。よく知らない、危険な場所には近寄りたくない。
――商人なら同じ場所で、武器や装備を売っていればいいので安全ですよ。
青木:それもキツいですね。誰が来るのか分からないし。
田所:確かに。悪い人がいっぱい来そう。
青木:ケーキ屋さんとかいいな。
田所:それだとパーティ違いでは?(笑)
青木:でもケーキ屋さんには誰もマイナスな感情で来ないから。
田所:お客さんの質も良さそう。
――どこまで安全第一なインドア派なんですか!?
田所:私は基本的に家にいたい派ですね……とりあえず戦士だけは絶対に嫌です。
青木:最初にケガをする人だもんね。
田所:そういう意味では、ライチちゃんは最高でしたね。ずっと陰に隠れていて、かわいいが仕事の人なので。魔術師だったら、至近距離ではなく、離れた場所からでも攻撃できるし、治癒をしたり、サポートもできる。なので、魔術師ですね。
第10話でモーロックは完全蘇生できるのか? サイトウとラエルザの恋の行方にも注目!
――次の第10話や今後の見どころのご紹介をお願いします。
田所:まずは第9話でモーロックさんとサイトウさんがいい話をしている後ろで、魔犬が見ていたので、その後どうなるか、ですね。モーロックさんは今、人の姿とガイコツモードを繰り返していますが、もう一段階あるとかないとか(笑)。その時に声も変わるのか、私も楽しみです。
青木:あとは、モーロックさんがサイトウさんにラエルザを嫁にもらってほしいとお願いしていましたが、二人の恋の行方にも注目ですね。いい雰囲気になることは何度もありましたが、そのたびに大事件が起きて、忘れてしまいがちだったので(笑)。
田所:私たちはお互いが両想いなのを分かっているので、「幸せになりなさいよ」という感じです(笑)。
青木:サイトウさんが今後もこの異世界で暮らしていくなら、パートナーがいるに越したことはないと思いますし。
――サイトウのパートナーはラエルザではなく、ギーブルの可能性も?(笑)
田所:確かに。サイトウさんが誰を選ぶのかにもご期待ください(笑)。
青木:あとはフランリルとニニアも、ここまで生き延びてきたので、できればアニメの最終回を乗り切ってほしい(笑)。
田所:フランリルはエルフで長命ですが、ニニアちゃんは人間なので、ずっと一緒にいられないと思うとせつないですね。
青木:寿命的な話が(笑)。あとはフランリルとエルフがフィーチャーされたらいいですね。TVアニメは残すところあと数話なので、それはOVAかな?(笑)
――最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
田所:ここまでご覧になってくださっている皆さん、ありがとうございます。
終盤に差し掛かろうというところではありますが、まだまだ予想外の出来事や展開が待っています。例えばモーロックさんの新形態とか(笑)。原作を読んでいる方は知っていると思いますが、それでも何が起きるか分かりませんよ。ぜひ最後まで見てください。
そしてまだご覧になっていない方は、映像の美しさやギャグがありつつも素敵なストーリーで、見ている方の心を癒してくれるアニメになっていると思うので、配信サイトなどで、まず第1話をご覧になってみてください。
青木:ぜひ原作とアニメ、両方一緒に楽しんでいただきたいです。1つのエピソードでも違う描き方をされていたり、私たちも一生懸命お芝居していますので、違う部分を見つけたり、新たな気付きやおもしろさを見つけていただけると思います。
まだご覧になったことがない方は、この作品はシリアスな部分もありますが、温かさもあるし、コメディや下ネタなど笑えるところもたくさんあります。1話の中にオムニバス形式でいろいろなエピソードが詰め込まれているので、テンポよく楽しんでいただけると思います。
そしてフランリルとニニアが再び登場することを願っていただけたらと思います。私たちと一緒に(笑)。
『便利屋斎藤さん、異世界に行く』作品情報
あらすじ
運動も、勉強も、そこそこ。決して一番になれない普通の人間……それが、斎藤さん。
職業“便利屋”の斎藤さんは、ある日、異世界に転生する。
そこで出会ったのは、強く美しいツンデレ戦士。ラエルザ。
呪文を忘れる最強魔法使い。で、エロじじいの モーロック。
姿はかわいいが守銭奴の妖精。ラファンパン。
斎藤さんは個性的すぎる仲間たちとダンジョン攻略に挑む。
鍵開けのノウハウで、宝箱を開けたり、カバン修理のスキルで、仲間の防具を直したり。
元の世界で身につけた“便利屋”の経験を異世界で活かす。
異世界でも斎藤さんは決して「特別」ではない。
しかし、必要とされることを知り「ありがとう」を知る。
斎藤さんは充実していた。
キャスト
(C)一智和智・KADOKAWA刊/「便利屋斎藤さん、異世界に行く」製作委員会