この記事をかいた人
- タイラ
- 99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えない間「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行いライターに。
週刊少年ジャンプにて連載されていた鬼才・藤本タツキ先生による人気コミック『チェンソーマン』。
2022年7月12日(水)より「ジャンプ+」にて読者待望の『チェンソーマン』第2部の連載がスタートしました。
ファン全員で、『チェンソーマン』の世界を共に楽しむべく、本稿では第121話「幸福論」の最速レビュー・振り返りを行います!
新展開よりも、アサの「自意識過剰」に共感できすぎてそれどころではありません。
デンジにデートをすっぽかされたものの、今度は王子様・吉田ヒロフミに誘われたアサ。
ワンチャンあるかと思いきや、吉田は「デンジには関わるな」と言い残しアサの元を去る。
自分勝手で取り柄も無いのに、寂しく愛されたいと願うアサ。
そこに、新しい何かが現れる。
🎊『チェンソーマン』本日配信🎊必読です❗️
— 林士平(りんしへい) (@SHIHEILIN) February 21, 2023
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最新第121話「幸福論」
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本当の幸せって……
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吉田から2人きりの空間で真意が告げられーー
アサは、幸せについて考えを巡らすのだが……
そして、最新コミックス14巻は3月3日発売‼️
こちらもお楽しみに😆🌟 pic.twitter.com/UqL392cy3V
傷心のアサの前に、過去フラれたはずの吉田が現れるというコテコテなラブコメ展開かと思えば、何やら意味深な言葉を残してそそくさと帰っていきましたね。
『チェンソーマン』読者の方々なら予想は付いていたとは思いますが、やはり吉田はアサとデンジの接触を回避するために動いていたようです。
「好きなように解釈してくれて構わない」
というセリフからやはり、ヨルの存在に公安もしくは吉田が気づいている事が考えられます。だとすると、現在の戦争の悪魔はかなり弱っているので公安から先手を打ってもおかしくないですが、先の戦いによる戦力ダウン、結局チェンソーマンに食べてもらったほうが楽だと考えているかも知れませんね。
吉田との接近を期待していたアサはまた傷ついて、帰路に着くのであった……。
校門前でブツブツ話していた、幸福論を更に噛み締めながら帰るアサ。先週に引き続いて、嫌いで仕方ない「自分」をどうにか守って上げるためのネガティブ思考にどっぷり浸っています。
しまいには自分の存在意義まで問い始めてしまっているので、かなり末期症状ですね。 この症状の経験者沢山いるのではないでしょうか。
自意識過剰の病を患っていると、こんな風に勝手に期待して、勝手に裏切られたつもりになって、自分が情けなくて仕方ないですよね。筆者も共感しすぎて胸が苦しくなりました。
第1部では、純真無垢な子供だったデンジが、資本による幸福と、満たされない欲求、そして大きなシステムや力に支配されて生きている現実を少しづつ実感していく様が描かれました。
第2部では、そのような外的なものではなくアサ自身の中で渦巻いている苦しさや、寂しさをリアルに描いています。あくまで121話までの話にはなりますが、両方とも現実のイヤ〜な部分ですよね。
そんな事を考えていたら、後半の新たな展開もなんだか飲み込めなくなりましたよ。しかし、団地から除く人たちが人形のようだったので見たことある悪魔かも!
とりあえず次回更新時まで、ナユタにお尻をペンペンされる妄想でもして英気を維持しようと思います。嫌な事も多いですが元気に生きましょう、きっと第2部もハッピーエンドが待っているはず!
99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えなかったので、「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行い、ライターに舵をきりました。面白いコンテンツを発掘して、壁に向かってプレゼンするか記事にしています。アニメ、お笑い、音楽、格闘ゲーム、読書など余暇を楽しませてくれるエンタメや可愛い女の子の絵が好きです。なんでもやります!