最終話放送!主演声優ふたりが選ぶベストシーンとは――TVアニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』アニスフィア役 千本木彩花さん×ユフィリア役 石見舞菜香さんインタビュー【連載第8回】
お二人の全12話のお気に入りシーンを発表!
――全12話の中で印象深いシーンやエピソードをいくつか挙げてください。
千本木:じゃあ、まず第3位から。5話のドラゴンと戦うシーンです。演じていてもおもしろかったですし、すごく力が入ったアクションシーンで見どころ満載の戦いだったんじゃないかなと思います。
第2位はユフィとのイチャイチャです(笑)。前半では大体、最後はイチャイチャして終わっていたのに、いつの間にかあまりイチャイチャしなくなって。すごく寂しかったけど(笑)、アニメで描かれていないところでもきっとイチャイチャしているんだろうなと感じられるEDやエピソードが入っていたので、総じて良かったです。
そして第1位は、1話でアニスがユフィを連れ出したところです。カッコいいし、出会いとしては最高でトキメキますね。このシーンがあったから、12話がより光ったと思います。
石見:私もアニスさまが手を差し出してくれたシーンはランクインしてます(笑)。
千本木:「手を差し伸べる」ことがこの作品ではキーになっていて。アニスからユフィに手を差し伸べるだけでなく、ユフィからアニスというのもあったし、アニスからアルくんにも9話の幼少期や決着後にあったし。「手を差し伸べる」はベスト3の番外編で(笑)。だいたい構図も一緒だったしね。
石見:私も同じことを言おうと思ってました(笑)。1話の連れ出してくれたシーンと5話でドラゴン退治に行く時に「一緒に戦ってくれる?」と手を差し伸べてもらったところとか。逆に11話で、ユフィが王になることで、アニスの夢を叶えてほしいと告げて、「アニスさま、どうか私の手を取ってください」と手を差し伸べたところも印象深いです。アニスさまから手を弾かれてしまいましたけど(笑)。手を差し出すという行為と同じ構図がたびたび出てくることで、原点を思い出させてくれる気がして好きでした。
あと12話は……全部ヤバいです(笑)。台本を今見返してみても、すべてのセリフが大事だったなと思っていたくらいで。
スタッフ:ここで12話のユフィがアニスを押し倒すシーンをお見せしましょう。
(モニターに注目する一同。そしてユフィがアニスにキスするシーンになって)
千本木:あらあら! 何か見てはいけないものを、見ているような(笑)。
(このシーンが終わるまで、お二人のいろいろな声が室内に響き渡り、そのままAパートが終わったところで)
千本木:石見ちゃんのお芝居、良すぎませんか!? すごくドキドキさせられた……あれ? 石見ちゃんも赤面してるね?
石見:本当ですか?
千本木:すごく赤くなってる(笑)。ラストシーンでもキスしているんですよね。
石見:「いつになったらアニスは唇にしてくれるんでしょうね」ですよ! ヤバい!
――立ち位置もいつの間にか逆転して。
石見:あわあわさせられる側だったユフィが、アニスさまに「知らない!」と照れさせる側に(笑)。私、圧倒的に12話が好きです!
千本木:12話はみんな、感情がジェットコースターだったけど、「皆さん、大丈夫でしたか?」とぜひ聞きたいですね。
石見:2話のユフィとお父さんのグランツさんの会話のシーンも好きです。グランツさんもユフィに似ていて、「王妃になるのはツラいか?」と尋ねると、涙を流しながらうなずくユフィの頭を優しくなでるところも好きでした。
千本木:温かいシーンだったね。その前のアニスのお父さんのオルさんとグランツさん、2人のパパは素敵ですね。父親として足りない部分があったかもしれないけど、向き合おうとしてくれたから、アニスやユフィもまっすぐ育っていったのかなと。
――オルとグランツも親友同士なのがいいですよね。2話の2人きりの会話とか。
千本木:2人の関係もいろいろありそうで、ずっと気になっていました。
石見:パパたちのお話も見てみたいです。
千本木:(アルガルド役の)坂田(将吾)くんも言っていたけど、「パパたちのお話もヤバいね」って。
石見:すごく気になりますね。
千本木:最後にこっそり仕事終わりのお茶してさ。
石見:「今は友として語らせてくれ」、「承知した。オルファンス」って。2人の物語はアニスとユフィが選ばなかった世界線のようにも感じられて、余計にパパたちの関係が気になります。