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TVアニメ『転天』千本木彩花×石見舞菜香 最終話放送後インタビュー【連載第8回】

最終話放送!主演声優ふたりが選ぶベストシーンとは――TVアニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』アニスフィア役 千本木彩花さん×ユフィリア役 石見舞菜香さんインタビュー【連載第8回】

千本木さんはキャスト陣を引っ張っていく意識で。石見さんの背中を見て学ぶ

――今だから話せる裏話やおもしろエピソードはありますか?

石見:収録は、後半は緊迫したお話が続いたので、あまりくだけた雰囲気ではなかったけど、基本的には見ているドラマの話とかしてましたね。

――坂田さんはインタビューで「千本木さんや石見さんや(イリア役の)加隈(亜衣)さんが和気あいあいとお話しされているのが、尊かったです」とおっしゃっていました(笑)。

石見:そうだったんだ(笑)。

千本木:そこに(ティルティ役の)篠原(侑)ちゃんも入って、にぎやかに(笑)。

石見:あといつも「千本木さん、すごいな」と思いながら、見ていました。

千本木:突然、どうしたの?(笑) でもアニスは引っ張っていくキャラクターだったので、3話くらいまでは「自分が引っ張っていかなきゃ」とか「パワーを持っていかなきゃ」と意識しながらやっていました。でも後半ではユフィが発露するシーンが多かったですし、前日に台本をいただいて翌朝に収録ということもよくあったので、「石見ちゃん、よくここまで仕上げてきたな」と思っていました。二人で「昨日、何時まで(練習)やってた?」、「2時までやってました」とか。

石見:それが今だから話せることかもしれません(笑)。いろいろと学びが多い現場でした。ふわりと「楽しかった」とさわやかに終わる現場もありますが、ここではすごく考えなくてはいけないことも多くて。そんな時も千本木さんは寄り添ってくださって。そんな千本木さんの背中を見て、刺激を受けて、考え方も広がった気がします。

前半は千本木さんにおんぶに抱っこでしたが、後半はユフィが成長していったことで、ユフィがアニスさまの隣りにいられる人でありたいと思ったように、私も千本木さんの隣りにいられるように頑張らなきゃと。

千本木:それは嬉しい! ありがとう!

――このインタビュー連載でも、千本木さんへの賞賛が止まらなくて。加隈さんは「千本木ちゃんの担当するキャラクターってどれも好きになってしまうんですよね。人間味があって憎めなくて。アニス様はそこにさらにこの人なら大丈夫と思わせてくれる強さがあって。大好きです」、篠原さんは「悪態をつきあうような関係性なので、先輩であるぼんさん(千本木彩花さん)と対等に言い合うお芝居ができて、正直とても楽しかったです!! 学びも多く役得でした……」、坂田さんは「柔軟で包容力があって、とても器の広い表現力を持たれている……!」など。

千本木:こうして褒めていただくのってなかなかない経験で、何か変な感じがします(笑)。ありがたいですし、そういう存在になれていたのなら、すごく嬉しいです。アニスと出会って、頑張って向き合って、本当によかったです。

もし続きがあるとしたら、見たいエピソードは?

――もし続きがあるとしたら、どんな物語やエピソードが見たいですか?

千本木:原作でもまだアルくんとのシーンがあるので、ここで終わりではなく、もう一度、アルくんがどう進んでいくのか、見てみたいです。

石見:最後のナレーションでも「彼女たちの革命はまだ始まったばかり」と言っていたので、その先が見られたら、演じ手としてこんなに幸せなことはありません。視聴者の皆さんから良い反応や反響をたくさんいただいているので、それが未来につながったらいいですね。

――ユフィが精霊契約を結んで不老不死になったことで、アニスも不老不死の発明をしないと一緒にいられませんからね。

千本木:そうですね。何だったら30~40歳になった二人も見てみたいです。その時はどんな壁にぶつかっているのかなとか。ナレーションで語り継がれたと言っているということは、長く一緒にいられたんでしょうし。

石見:一緒に明るく過ごす二人の姿を見たいですね。

千本木:普通に二人がイチャイチャしているところも見たいよね。痴話ゲンカみたいな。二人の関係性が見られるシーンは見たいし、演じてみたいです。

――アニメ本編ではなくてもOVAやドラマCDとかでも。オルとグランツのお話も。

千本木:それはかなり濃い内容になりそう(笑)。

石見:興味深すぎます(笑)。

――では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

石見:『転天』のアニメを最後までご覧になってくださった皆さん、ありがとうございます。そしてこの連載も読んでくださった方もありがとうございます。最初は「かわいい女の子たちがたくさん出てきて、ちょっとイチャイチャなシーンがある転生もので」と気軽に見始めてくださった方も多かったと思いますが、ふたを開けてみたら、すさまじい心を使う物語で。人と人の対話や心を通じ合うことが重んじられている作品だったと思います。

転生ものの中でもいい意味で重濃い(おもこい)作品になったのではないでしょうか。放送される前は「皆さんにどう届くのかな?」と緊張するところもありましたが、放送が始まったら皆さんが『転天』の世界に引き込まれていることがわかりました。毎回放送されるたびにトレンドになって、『転天とーく』というツイッターのスペース配信さえもトレンド入りするくらい、大きな反響をいただきましたし、私の目や耳にも触れることがたくさんありました。

すごく絵もきれいですし、音楽も素敵ですし、いろいろな方の愛情によって生み出されて作品だなと感じていますし、それがたくさんの方に愛されていることを実感できる幸せも感じています。全話見てくださった皆さんの心に何が残ったのか知りたいです。そしてこの先も『転天』を、原作やパッケージ、配信等で愛していただき、もし次につながったら嬉しいです。最後までご覧になってくださってありがとうございました!

千本木:『転天』のアニメが始まって、おかげさまでたくさんの方に見ていただいて、リアルタイムで見ていただいた方の反響があって、私たちもハッシュタグを追ったり、皆さんの考察を見るのが毎週楽しかったです。そして次へ期待感やワクワクしてくださっているのも感じて。この連載まで読んでくださって嬉しかったですし、いろいろなインタビューの場でも『転天』について話せたことも楽しかったです。

楽しいだけではなく、時にはツラくなる瞬間もあったと思いますが、手を取り合うことや誰かと話し合ったり、寄り添い合うことの大切さや、誰かと支え合って生きていくことについてたくさん考えてながら収録に臨んでいました。絵を描いてくださったスタッフの皆さんもその感情を素敵に表現してくれました。この作品がきっかけで、「優しくしてあげよう」とか「手を差し伸べよう」とか「頼ってもいいんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。

これからご覧になる方は最高のエンディングが待っていますので安心して見てください。ここまで『転天』を応援してくださってありがとうございました。そしてこれからも応援よろしくお願いします。「二人の革命はまだ始まったばかり」ですから。

TVアニメ「転生王女と天才令嬢の魔法革命」作品情報

放送・配信情報

2023年1月4日(水)より、
AT-X・TOKYO MX・テレビ愛知・カンテレ・BS11にて放送開始予定!
ABEMAにて地上波先行・単独最速配信決定!!

■放送情報
AT-X:1月4日(水)21:00~
【リピート放送】毎週(金)09:00~/毎週(火)15:00~
TOKYO MX:1月4日(水)25:00~
テレビ愛知:1月4日(水)26:05~
カンテレ:1月5日(木)26:55~
BS11:1月4日(水)25:00~
※放送開始日・放送時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください。

■配信情報
ABEMA:1月4日(水)24:00~
他配信サイトでも順次配信予定!

イントロダクション

パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。
魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。

けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ名されながら、怪しげな研究に明け暮れるはめに。

ある夜、お手製魔女箒で空へ飛び立ったアニスフィア。
暴走する箒が飛び込んだのは、貴族学院の夜会。

そこでは、魔法の天才と噂される完璧公爵令嬢ユフィリアが、
アニスフィアの弟・アルガルド王子から婚約破棄を宣言されているところだった。
声もなく流されるユフィリアの涙を見たアニスフィアはそっと手を差し伸べる。

──この魔法はあなたの笑顔のために。
2人の少女が未来を切り開く、「転生×天才」魔法ファンタジー!

スタッフ

原作:鴉ぴえろ「転生王女と天才令嬢の魔法革命」(ファンタジア文庫刊)
キャラクター原案:きさらぎゆり
監督:玉木慎吾
シリーズ構成:渡航
キャラクターデザイン:井出直美 
クリーチャーデザイン:宮澤努
イメージボード:益田賢治
美術設定:滝口勝久
美術監督:細井友保
色彩設計:林由稀
撮影監督:伊藤康行
オフライン編集:小島俊彦
音響監督:立石弥生
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:日向萌
音楽制作:KADOKAWA
アニメーション制作:ディオメディア

オープニングテーマ「アルカンシェル」花たん
エンディングテーマ「Only for you」アニスフィア・ウィン・パレッティア(CV:千本木彩花)、ユフィリア・マゼンタ(CV:石見舞菜香)

キャスト

アニスフィア・ウィン・パレッティア:千本木彩花
ユフィリア・マゼンタ:石見舞菜香
イリア・コーラル:加隈亜衣
アルガルド・ボナ・パレッティア:坂田将吾
レイニ・シアン:羊宮妃那
ティルティ・クラーレット:篠原 侑

公式サイト
公式ツイッター(@tenten_kakumei)

関連CDの購入はこちら

原作情報

■原作小説
著者:鴉ぴえろ 原作イラスト:きさらぎゆり
ファンタジア文庫(KADOKAWA刊) 
1~5巻好評発売中

★購入はこちら

■コミック
マンガ:南高春告 原作:鴉ぴえろ
キャラクターデザイン:きさらぎゆり
電撃コミックスNEXT(KADOKAWA刊)
電撃マオウにて連載中
1~4巻好評発売中

★購入はこちら

(C)2023 鴉ぴえろ・きさらぎゆり/KADOKAWA/転天製作委員会
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