春アニメ『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』ブルー役・愛美さんインタビュー|ブルーは“常にヤバい”キャラクター!? 反面、意外なやりやすさも?【連載第2回】
気鋭のクリエイター・JUN INAGAWAさんが原案の愛と狂気と破壊の物語。オリジナルTVアニメーション『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』が放送中!
本作は、若き革命者・オタクヒーローと、彼を慕う3人の魔法少女・アナーキー、ブルー、ピンク、そしてさまざまなオタクたちが、あらゆるオタク文化が排除された世界で、謎の勢力に戦いを挑む作品です。
アニメイトタイムズでは、出演者の放送後インタビューを掲載! 第2回は、ブルー役に加え、本作のOPテーマ「MAGICAL DESTROYER」も担当している愛美さんです。
作品にも繋がる、常識に囚われない雰囲気のOPテーマ「MAGICAL DESTROYER」
ーー今回は役者としてだけでなく、アーティストとしてもOPテーマの「MAGICAL DESTROYER」を担当されています。こういったノイジーなギターが全面に来るサウンドは今まであまりなかったのかなと思いました。
ブルー役・愛美さん(以下、愛美):今回はAA=の上田剛士さんにお任せして、楽曲プロデュースしていただきました。ここまでゴリゴリにヘヴィな感じは確かに初めてかもしれません。
アニメにも繋がる、常識に囚われない感じがサウンドにも表れているなと思いました。
ーーレコーディングはいかがでしたか?
愛美:レコーディングが始まったら、上田さんやJUNさんが「いいね!いいね!」って言ってくれて。良いものを作るために柔軟に受け止めてくださっているような感じだったんです。
ラップ部分も「いっそかわいい声でお願いします」ってオーダーがあったりして。ヘヴィなサウンドでカッコよく行きたくなるところを、アンバランスな感じになるようなディレクションもありました。とても楽しいレコーディングでした。
ーーそのあたりも縛られない感じなんですね。アーティストとしても新たな扉を開く1枚になりそうです。
愛美:そうですね。MVもこれまでとは違った形に挑戦しようと、新しいアプローチで作っていったので、ビジュアル的にも新しいことができたなって、愛美チームも盛り上がっていました(笑)。
ーータイアップは、ご自身からはなかなか出てこないような、可能性を広げてくれるようなこともできるからいいですよね。
愛美:そこがアニメタイアップの素敵なところですよね。最高に楽しかったし、ライブ映えもしそうなので、ファンの皆さんも喜んでくれると思います。
台本を見て、ブルーのヤバさに驚き。反面、意外なやりやすさも!?
ーーここからはTVアニメ『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』の話になりますが、原案のJUN INAGAWAさんの印象を聞かせてください。
愛美:JUNさんはレコーディングのときに初めてお会いしたんですが、すごく気さくな方だなと思いました。『マジデス』の作品自体は暴れているし、楽曲もヘヴィだったので、「どんな方が来るんだろう」って想像していたんですが、ご本人はすごく物腰が柔らかい方で、本当に壁を感じさせない、こっちが心を勝手に開いちゃうような、素敵なオーラを放っていました。
ーーこんなにクレイジーな雰囲気の作品を生み出しているのに、ギャップがありますね。
愛美:ギャップがすごいですよね(笑)。「どこにこんな情熱が隠されているんだろう?」って思いました。
ーーオーディションはいかがでしたか?
愛美:テープオーディションでアナーキーとブルーを受けさせていただいて、スタジオオーディションにはブルーで呼んでいただきました。そのときに「もっとやっちゃってください」というオーダーをいただき、やみくもにやってみたら受かったので嬉しかったです!
ーーセリフを見てどう思いました? ちょっとヤバい子だな、みたいな感じだったのでしょうか。
愛美:オーディションのセリフの段階でヤバさの片鱗はありましたが、アフレコ台本を見たら常にヤバいキャラクターでしたね。
でも関西弁のおかげなのか、実はそこはやりやすかったです。
ーーやりやすかったとは驚きです。
愛美:とてつもないセリフを言ったりするんですが、意外と羞恥心もなくやれたというか。なのでやっていて楽しいんです。
ーー他のキャストを知ったときはいかがでしたか?
愛美:ファイちゃん(ファイルーズあいさん)は、『マジデス』に受かる直前に一緒にお仕事をしたばかりで、すごくご縁があるなと思いました。ファイちゃんの声のアナーキーは想像ができましたし、パワフルなパッションを声に乗せられる子だと思っていたのでぴったりですよね。
ピンク役のともよ(黒沢ともよさん)は何年か前からの付き合いなんですが、そんなに会えてはいないのに仲良しです。ともよも壁を外せる特殊能力を持っているんですよ。本人は意外と人見知りと言っているんですが、一緒にいて心地良いので、共演できて嬉しかったです。
ともよが演じるピンクは「ごぼ」しか言わないので、ブルーが彼女が言っていることを翻訳してしゃべるんです。その関係で、同時には録るけれど、ブースは別々だったので、ちょっと寂しかったです。アフレコ前後はおしゃべりをして楽しんでいました。
スレイヤー役の芹澤優ちゃんも、最近現場でたくさん会うのでご縁を感じています。優ちゃんも話しやすいし、気遣い屋さんで大好きなので嬉しかったです。
この現場は好きな方々ばかりで、気兼ねなく話せるので、アフレコをリラックスして楽しめていたのは、周りのみんなのおかげだと思います。
ーーその空気感は、きっと映像にも出ているでしょうね。収録では結構アドリブも入れていたり?
愛美:テストで「エロティック過ぎるからちょっと変えてほしい」みたいなオーダーはありました。セクシーが過ぎるのでコミカルな方向にしてほしいみたいでした(笑)。でも攻め攻めなラインで録ってはいます。
ーー作品全体のビジュアルはいかがでしたか?
愛美:ファッション性が高いなと思っていて、グッズとかアパレルとかにも合いそうな絵なので、今からグッズが楽しみです。
ーーピンクのガスマスクや狂太郎のTシャツとかは欲しいですよね。
愛美:あとは、オタクヒーローのヘルメットとかもめっちゃ良さそう。グッズが欲しいです!