『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』注目すべき5つのポイント|女性キャラクターの見せる強さと優しさ、黒ずくめの組織メンバーのそれぞれの思惑――
ファン胸熱の名シーン
今作では『名探偵コナン』ファンには嬉しいシーンが多く盛り込まれています。お約束の博士のクイズやスリル満点のアクションシーンなどは、今作でも健在。さらに、ファンであれば誰もが知りたい黒ずくめの組織について。コナンと敵対する組織のため、これまでは組織の内部事情を描かれることはほとんどありませんでしたが、今作では組織側視点のシーンも多数登場。組織に潜入する警察、FBIやCIAとの関連シーンも絡んでくるので、ファン胸熱の名シーンも。詳しくはネタバレになるので、劇場に足を運んで、ご確認を。
黒ずくめの組織メンバーのそれぞれの思惑
黒ずくめの組織として活動する彼らも一個人。立場も状況も目的も異なる人々が組織に所属しながら、それぞれの思惑で組織員として活動しています。今作では、彼らの思惑や言動にも注目。組織の意向を聞いた時のリアクションが微妙に異なるところも見どころのひとつです。また、組織の目的を表向きには進めつつ、裏ではそれぞれのミッションを遂行するシーンもファンにはたまりません。
今作のために揃った豪華キャスト
今作ではおなじみのキャラクターだけでなく、黒ずくめの組織のメンバーが揃って登場するなど、豪華キャストが顔をそろえます。また、今作でスペシャルゲストを務めるのは、沢村一樹さん。沢村さんが演じるのは、海洋施設『パシフィック・ブイ』の局長・牧野洋輔。物語のキーパーソンとなるキャラクターです。その他にも、主役級のキャストが作品に続々と登場。エンドロールのキャストの名前に驚くこと間違いなしです。
[文・宋 莉淑(ソン・リスク)]
劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』作品情報
公開情報
4月14日(金)全国東宝系にてROADSHOW
ストーリー
東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブイ』。本格稼働に向けて、ヨーロッパの警察組織・ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界各国のエンジニアが集結。
そこでは顔認証システムを応用した、とある『新技術』のテストも進められていた―。
一方、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナンたち少年探偵団。するとコナンのもとへ沖矢昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害された、という一本の電話が。不穏に思ったコナンは『パシフィック・ブイ』の警備に向かっていた黒田兵衛たち警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入。
すると、システム稼働に向け着々と準備が進められている施設内で、ひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に
誘拐される事件が発生…!さらに、彼女が持っていたある情報を記すUSB が組織の手に渡ってしまう…。
海中で不気味に唸るスクリュー音。そして八丈島に宿泊していた灰原のもとにも、黒い影が忍び寄り…
決して触れてはいけない玉手箱(ブラックボックス)が開かれたとき
封じ込めた過去がいま、洋上に浮かび上がる―
スタッフ&キャスト
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:立川 譲 (劇場版名探偵コナン参加作品:「ゼロの執行人」)
脚本:櫻井武晴 (劇場版名探偵コナン参加作品:「緋色の弾丸」「ゼロの執行人」「純黒の悪夢」
「業火の向日葵」、「絶海の探偵」)
音楽:菅野祐悟 (劇場版名探偵コナン参加作品:「ハロウィンの花嫁」)
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、林原めぐみ ほか
配給:東宝
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ ShoPro /東宝/トムス・エンタテインメント