初めての元恋人関係! 主導権はいつも名塚さんのキャラ!?『THE MARGINAL SERVICE』名塚佳織さん&前野智昭さんインタビュー【連載第6回】
ジャパン澁宿という架空の世界を舞台に、≪境界人≫と呼ばれる”伝説上の生き物”が起こす事件を解決する≪マージナルサービス≫というチームの活躍と、≪境界人≫たちの謎やドラマを描いたオリジナルTVアニメ『THE MARGINAL SERVICE(ザ・マージナルサービス)』が放送中!
第5話では、街中でネットワークにまつわるトラブルが続出し、≪マージナルサービス≫の拠点や≪境界人≫の収容システムまで影響が及ぶことに。その犯人としてライラが過去付き合っていた≪境界人≫のエディの名が挙がると、ライラは彼の居場所を突き止め、対峙することを選びました。
アニメイトタイムズでは、本作のインタビュー連載を毎週掲載中。第6回にご登場いただくのは≪マージナルサービス≫の一員であり、紅一点のライラ・キャンディハート役の名塚佳織さんと、かつてライラの恋人であり、今回の事件を引き起こした≪境界人≫のエディ・スノー役の前野智昭さんです。
放送されたばかりの第4話の振り返りと次回の第5話の見どころ、好きな映画について語っていただきました。
前回のインタビューはこちら
名塚さんいわく「企画書通り、でもツッコミどころ満載」。前野さんはアクションが派手で心理戦もある好きな作風
――作品に対する印象や感想をお聞かせください。
ライラ・キャンディハート役 名塚佳織さん(以下、名塚):企画書をいただいた時は、<マージナルサービス>という隠密部隊があって、街を救うために活躍するという内容でした。実際に収録が始まってみると、内容に間違いはなかったけど、ツッコミどころ満載で(笑)。他のキャストの皆さんとツッコミを入れながら楽しく収録しています。時代設定は近未来ですが、ストーリーやキャラクター性は昔なつかしい感じで。舞台のジャパンの街並みは日本っぽいけど、キャラクターたちの雰囲気は海外ドラマや洋画に近いし、名前を見ても日本人ではないのかなと。
エディ・スノー役 前野智昭さん(以下、前野):アクションが派手な感じで、心理戦もありそうな雰囲気だったので、僕が好きな作風だなというのが第一印象です。あと『24-TWENTY FOUR-』など海外ドラマのような会話のテンポの良さがあって。またブライアンもハチャメチャなことをしそうな主人公なので、彼を中心にいろいろなことが起きていくのかなと期待しています。
第5話はライラが大活躍! 予想と違うキャラ像とライラの立ち振る舞い
――出演された第5話のご感想をお願いします。
名塚:今まではアクションがあったり、≪マージナルサービス≫の男性陣が事件現場に出て、解決のために能動的に動いていましたが、ライラは基地に残って、司令塔的な役割を果たすことが多くて。今回はライラ自身がITネットワークを混乱させている犯人の居場所を突き止めて、その犯人がかつての恋人のエディだったという。エディとの対峙シーンは駆け引きする心理戦で、第4話までとは違ったテイストになったかなと思いました。
――ここまで≪マージナルサービス≫の各メンバーをフィーチャーした回がありましたが、今回はまさにライラ回でしたね。しかも大人の恋愛が描かれていて。
名塚:収録が始まる前からライラのお当番回があることは伺っていて、元カレが出てきますと。ただライラは活発な女性なので、好きになる男性もワイルドな感じなのかなと思っていたら頭脳派タイプで意外でした。強い女性は彼の前では甘えたり、普段見せない態度をするのかなと思っていたら、彼に対してもお姉さん的な立ち位置で、大人の恋愛をしていたのも予想外でした。
――前野さんはライラの元恋人だった≪境界人≫で、ITトラブルを操る首謀者、しかも姿はホログラムで実体は既にないというキャラクターでした。
前野:病気のために実体を維持できなくなったというセリフもありましたね。僕はこの第5話が初参加で、ご一緒させていただいた名塚さん、ブライアン・ナイトレイダー役の宮野(真守)くん、サイラス・N・空閑役の下野(紘)さんのチームワークがすっかり出来上がっていて、皆さん楽しそうだなと。収録中にあった出来事がおもしろかったんですけど、笑っていいのやらと戸惑ってしまいました。
名塚:笑っていいんですよ。私のミスですから。
前野:絵の力もおもしろくて、ライラが裸で立ち回るシーンとか、名塚さんや宮野くんのお芝居が加わるとよりリアルに感じられて。とにかく和気あいあいとした現場だなと感じました。
名塚:キャスト陣は、前野さんもそうですが、いろいろな現場でお会いしている方たちばかりで。しかも安心感があるメンバーなので、収録は楽しいです。