岡田麿里監督の劇場最新作『アリスとテレスのまぼろし工場』のステージイベントに榎木淳弥さん、上田麗奈さん、久野美咲さんが登壇! 3人向かい合って「バチバチ」で収録した裏話【MAPPA STAGE 2023 レポート】
あまりの熱演に「記憶がない……!」
ここで岡田監督からのコメントが紹介! 本作は岡田監督が「子供の頃に憧れた邦画や劇場アニメの空気を現代の文法で作ってみたい」という思いから誕生したそうで、「どこか懐かしいけれど見たことがない」作品になっているそう。少年たちを主人公としながらも「甘酸っぱい青春ものとは全力で逆走している、ヒリヒリした青春を描いています」と普通のラブコメとは一味違う物語展開を匂わせました。
そんな岡田監督とのやりとりが榎木さんから。正宗を演じるにあたってスタッフから「リアルに演じてほしい」というオーダーがあったそうで、少し滑舌が悪いくらいのリアル寄りの演技をしたところ岡田監督が絶賛していたことを明らかにしました。
ステージではさらに、ティザービジュアル、そして特報映像が公開! 特報映像には迫力満点の映像はもちろん、初お披露目となるキャラクターたちの声が収録。映像にキャスト陣も圧巻の様子。そんな中、「こんなお芝居してたんだ……?」と久野さん。演じているときはそれだけ役に入り込んでいたそうで、「記憶がない……!」とキャスト、観客を驚かせました。
最後にキャスト陣からメッセージ。久野さんは、スタッフ陣の努力が詰まった作品だと紹介しつつ、アフレコでは「全部」をぶつけたと力強くコメント。「恋って良いな」と感じたという上田さんは、大人になったからこそ楽しめる恋物語に惹かれたとしみじみ語ります。
榎木さんは、「こんなにアフレコで疲れたのは初めてなんじゃないか」と語るほど熱を込めた一作であり、ぜひ公開を楽しみにしてほしいと会場のファンに訴えました。
作品情報
タイトル:アリスとテレスのまぼろし工場
公開日:9月15日(金)全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画 MAPPA
STORY
突然起こった製鉄所の爆発事故により全ての出口を失い、時まで止まってしまった町で暮らす中学三年生の正宗。いつか元に戻れるように、住人たちは変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女―。二人の少女と正宗との出会いが世界の均衡を崩していき、日常に飽きた少年少女たちの、止められない<恋する衝動>が世界を壊し始める―。
原作・脚本・監督:岡田麿里
副監督:平松禎史
キャラクターデザイン:石井百合子
美術監督:東地和生
音楽:横山 克
制作:MAPPA
出演:榎木淳弥 上田麗奈 久野美咲
配給:ワーナー•ブラザース映画 MAPPA
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