「忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary」塩谷瞬さん、長澤奈央さん、山本康平さんインタビュー|京都・東映太秦映画村で10日間の合宿撮影!「大江戸ハリケンレッド」は皆の思いが集まったもの!
『忍風戦隊ハリケンジャー(以下、ハリケンジャー)』が20周年! そして20周年に再び彼らが集結します……! 2023年6月16日に「忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary」が劇場公開されます。
アニメイトタイムズの読者の皆さんの中にも「子供の頃ハリケンジャーが好きだった」という方も少なくないはず。
今回はそんなみなさんのために、椎名鷹介/ハリケンレッド役・塩谷瞬さん、野乃七海/ハリケンブルー役・長澤奈央さん、尾藤吼太/ハリケンイエロー役・山本康平さんへ行ったインタビューをお届けします!
「忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER」でも大活躍したキャストのみなさんの意気込みをたっぷりとお聞きしました。
野乃七海の水面走りに注目!
ーー『ハリケンジャー』20周年おめでとうございます。
一同:ありがとうございます!
ーー改めて、今のお気持ちをお聞かせください。
塩谷瞬さん(以下、塩谷):本当に夢のようですね。『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th anniversary』が形になって、撮影中も「夢かな?」と思っていました。
奈央ちゃんも「夢みたい!」って言っていましたね。20周年で新作を作ることができたのは感無量ですし、僕たちも一生懸命、現役で役者をやり続けてきて、『ハリケンジャー』に対してずっと愛を持っていたし、新作にも込めたつもりです。
そして、スタッフさんや監督も僕たちに負けないくらい愛を注いでいて、作品の隅々に至るまで色んな思いを持って作っていただきました。当時、『ハリケンジャー』を見ていた人も初めて触れる方も楽しんでいただける作品だと思います。
長澤奈央さん(以下、長澤):20周年って私達にとっては凄くあっという間で、10周年を迎えた時に「次は20周年をやりたいな」と思っていたらすぐ実現できた感覚です。しかも、本作は劇場版での新作ということで、本当に感謝しかないですね。沢山の方に見てもらって、また『ハリケンジャー』に会えたなと、思ってほしいです。
山本康平さん(以下、山本):最初から最後まで関わらせていただけて嬉しいですね。『仮面ライダー シノビ』をやっていた時に、2022年2月22日という2が並ぶタイミングで「忍者モチーフの作品を集まってなにかやりません?」というお話をしていて、それを踏まえての20周年の企画が始まりました。20年も支えてくれた方に感謝ですし、この先も続いて行けたら良いなと思います。
たとえ、10周年の企画ができなかった作品があったとしても、20周年もあるぞ! って次の作品にも繋がっていくきっかけが作れたことが本当に良かったです。
しかも、今回は戦隊と時代劇を組み合わせるチャレンジもできました。京都に撮影に行って、合宿みたいな感覚で楽しかったです。
20年前ですら、一緒に生活していなかったのに、今回は同じ場所に滞在して、皆で同じ場所に行って撮影する。それも10日間くらいできて、本当に夢のような時間でした。あれがずっと続くのはキツイですけどね。
長澤:10日くらいが一番いいね!(笑)
山本:濃密な時間を過ごせましたし、作品にも良い影響を及ぼしていると思います。ハードスケジュールでしたし、夏場で撮影も大変だったのですが、皆が居たから元気に撮影できた。相乗効果ですよね。良い画がいっぱい撮れているなっていう感覚もありました。それが皆さんに伝わって、「応援していれば俺の好きな作品も……」って思ってくれたら嬉しいですね。
ーー今回は京都の東映太秦映画村で撮影したとのことですね。作品を見させていただきましたが、アクションや殺陣が多い印象でした。撮影で印象的な事はありますか?
長澤:アクション監督の竹田さんがそれぞれにあったアクションを考えてくださって、私は水面走りをワイヤーで吊っていただいて(笑)、朝の7時から頑張りました!
ーーやはり、京都でも早朝の撮影なんですね。
長澤:今回、東京から一緒に行った「JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)」の方々は皆さん大ベテランの凄い方ばかり。
私の補助についてくれたのが今井靖彦さんで、水に入ったりしてビショビショになりながらやってくださいました。念願の水面走りだったので、20年経って夢が叶ったというか、忍者として一人前になれたなと思います。
塩谷:メイキングでも同じこと言ってたよ〜!(笑)
長澤:本当に思っているんですよ(笑)。水柱が近くて凄い迫力でした。
ーーそのシーンはびっくりしました。 変身してないのに水面走りしている! って(笑)。「忍び恋」を歌っているシーンも印象的でした。
長澤:ありがとうございます。一曲で20年やらせてもらっています。劇場版で歌を歌わせていただけるなんて光栄で、人生最後だなと思って気持ちよく歌わせていただきました!
ーーまだまだ聴かせていただきたいですよ。
長澤:頑張ります!
山本:僕はやっぱり江戸で吼太郎(尾藤吼太の先祖)とハリケンイエローが共演してるのが、とてつもない事だなと。あの画を見た時にとんでもないことやってるなって自分の中でも思えて、凄い楽しい時間でした。もちろんその他の全シーン印象に残っています。
ーー変身前と変身後が一緒に映るって、凄いカットですよね。
塩谷:僕は、京都の仏閣や竹林で撮影できたのがやっぱりスペシャルな事ですよね。東京でやっていた時も戦隊特有の場所で撮影していましたが、京都は雰囲気も違いますし、歌舞伎の衣装を実際に着たり、200年前の時代を反映した衣装や、趣のある場所で撮影ができました。いつも以上に色んなものを感じることができましたね。
京都に住んでいた事もありましたし、他の作品も撮影させて頂いた場所で、自分のデビュー作をもう一度撮ることができて嬉しかったです。毎日すごく楽しくて、「電光石火ゴウライジャー」の2人も目を輝かせていて、夏休みの虫取り少年みたいでしたよ。あのような空間で仕事できたのが凄く幸せでした。