『推しに甘噛み』単行本2巻発売記念|鈴木ジュリエッタ先生インタビュー! 第2巻の見どころや先生の推しキャラ、さらに制作秘話まで語る!!
引きこもりオタクの吸血鬼・ヒナは、オタ活のためアニメの聖地へお引越し。そこで出会った彼女の推しに超そっくりな隣人の大学生・甘夏くんは、世界中の吸血鬼を魅了する血を持っていた!?
白泉社刊『花とゆめ』で連載中、オタク吸血鬼×ちょっぴり毒舌イケメンのブラッディ・ラブコメディから単行本第2巻が7月20日に発売されます。
それを記念して、作者の鈴木ジュリエッタ先生にインタビュー! 作品の見どころや、他では聞けない制作秘話など、読めば単行本2巻がさらに楽しくなる必読テキストです!!
吸血鬼ヒナとオタ活ヒナ、異なる印象を両立させて彼女の“かわいい”に繋げたい
――まず本作の内容を先生からご紹介いただけますでしょうか。
鈴木ジュリエッタ先生(以下:鈴木):ルーマニアで30年引きこもっていた吸血鬼のお姫様が日本のアニメにハマって単身来日、ひたすらオタ活に励むお話です。
――今作の“推し”ポイントはどこですか?
鈴木:オタク一年生の主人公ヒナの初々しさと熱量、それに振り回される非オタのヒーロー甘夏くんとの視点の違いなど楽しんでもらえたら嬉しいです。
▲左:ヒナ 右:甘夏くん
――今作の中で、先生の”推し”キャラクターは誰ですか?
鈴木:どのキャラも楽しいのですが、やっぱり主人公のヒナちゃんは描いていて楽しいです。自分を子羊だと思ってるけど本当は肉食な星野くんも好きです。
▲先生の推しキャラ・星野くんの肉食ぶり(?)がわかるこの表情!
――今作の主人公・ヒナが「吸血鬼」と「オタク」という設定になった経緯を教えてください。
鈴木:吸血鬼は夜型でインドアで長寿で、変わり映えのしない永遠の時間を生きるのはとても暇だろうなと思ったので、それならオタ活をしたら楽しいのではないかと思いました。
なので30年干からびていたヒナの心がオタ活によって生き返ったというのがお話の背景にあります。
▲30年引きこもっていたヒナを部屋の外へ導いたのは、アニメDVDだった!
――今作を描く際に、こだわっている部分を教えてください。
鈴木:ヒナをできるだけかわいく描きたいです。吸血鬼ヒナとオタ活ヒナは印象が違うのですが、両立していてそれがかわいいに繋がればいいなぁと祈りながら描いています。
▲推しのバッジを手に入れられず……オタ活中のヒナは表情豊か
▲冷徹な対応を見せる吸血鬼としてのヒナ