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夏アニメ『ダークギャザリング』篠原 侑×島﨑信長インタビュー

夏アニメ『ダークギャザリング』寶月夜宵役・篠原 侑さん×幻燈河螢多朗役・島﨑信長さんインタビュー|キャスト&スタッフ陣の愛が詰め込まれた、みんなが同じベクトルを向いた作品

ホラー・オカルト作品ならではの“あの行事”も体験!? 怖い場所に行った時や、怖い作品を見た時のお二人の対処法とは?

――オカルトやホラー作品の場合、スタッフやキャストが神社でお祓いするそうですが、この作品ではいかがでしたか?

篠原:お祓いしていただきました。以前も他の作品でお祓いしていただいたことがありますが、今回はスタッフさんがほぼ勢ぞろいでしたし、舞も披露してくださって。すごく厳かでしたし、私史上、最も大規模なお祓いでした。

島﨑:僕は残念ながら参加できなかったんですが、そんなにすごかったんだね。

――お二人は、霊を信じたり、霊感はありますか? また、霊についての現象や体験などをされたことはありますか?

篠原:絶対ないです。見えないという自信があります。

島﨑:自覚はないので、霊感がないのだと思います。

篠原:でも金縛りにあったことはあります。金縛りにあった時は霊が見えたり、何かが聴こえるらしいので、私も「何か起こるかも」とワクワクしながら目を開けて待ったのですが、何も見えず、聞こえずで。いつもの自分の部屋や天井が見えるだけだったので、軽く絶望しました(笑)。

――望んでいるほど、見られないのかも。

島﨑:僕は望んでいませんが何も見たことはないし、思い当たる節もありません(笑)。

――「恐怖を飼いならせ」がアニメのキャッチコピーになっていますが、暗闇など怖い場所に行った時の対処方法があれば教えてください。

篠原:私は極力、通りません(笑)。

島﨑:僕ももちろん近寄らないよ。でも怖いことに遭遇したら腹を決めるしかないよね。

篠原:もし通らなければいけないとしたら、イヤホンで好きな音楽を大音量で聴きます。もしくはゲーム実況や美容系動画を見ながら通り抜けます。

島﨑:絶対に霊が近づいてこない音楽がいいかもね。楽しくて、怖さなんて吹っ飛んじゃうような。そういえば自分は怖い場所に一度も行ったことがないかも。

篠原:暗い場所も平気ですか?

島﨑:ちょっとは怖いかもしれないけど。

篠原:じゃあ、おうちで一人でホラー映画を見終わった時は?

島﨑:一人でふざける(笑)。ハハハと笑ったり、「何もいないですよね」とおどけてみます(笑)。

見どころは詰め込まれた「愛」! 夜宵たちの成長や関係性の変化、ドラマにも注目

――改めてアニメ全体の見どころ、ご自身のキャラクター的な見どころ、注目ポイントのご紹介をお願いします。

篠原:やっぱり「愛」ですね。いろいろな方の愛で作られているアニメですし、1コマ1コマに誰かのこだわりが詰まっていると思います。

夜宵ちゃんは「クレイジーオカルトキッズ」と呼ばれるくらい、唯一無二のキャラクター性があって、小学生なのに霊を追い求める辛い境遇の中、霊と戦って、めちゃめちゃ強いんです。一見一人で何でもできそうだけれど、寂しさや弱さもあって、螢多朗や詠子に支えられて、大切な人が増えていくことが戦う理由にもなって。そんな夜宵ちゃんが強くなって成長していく様子を見守っていただきたいですし、私たちが今回存分に語った愛を、アニメを見て実感していただけたら嬉しいです。

島﨑:夜宵ちゃんと螢多朗のバディ感、詠子との3人の関係性など、ドラマの部分にも注目していただきたいです。ホラーやギャグなどが目につきやすいんですが、ドラマがしっかり描かれていることで繋がるし、成立すると思うんです。キャラクター一人ひとりの心の動きや関係性の変化を追いながら見ていくとより楽しめると思います。

――ホラー、オカルト作品なのに、コミカル、ポップという、幅広い『ジャンプ』作品の要素がしっかり入っていますよね。

島﨑:そうですね。『地獄先生ぬ~べ~』も、トラウマになるような怖いシーンがあっても、気になって見続けちゃったもんね。

篠原:トラウマシーンほど記憶に深く残っているのに、また見たくなるんですよね。

島﨑:テケテケや怪人赤マントとかいたね。ジョーカーは一番わけがわからなかったけど(笑)。

現代の流行りに適合しつつも、旧き良き『ジャンプ』作品の流れを汲んでいるし、日本人になじみ深い部分は踏襲しているので、幅広い方に楽しんでいただけると思います。

篠原:怖いのが苦手な方は、私のように好きな音楽を大音量で聴きながら見る……のは難しいので、お友達やご家族と一緒に見たりするのはいかがでしょうか?

島﨑:せっかく音にもこだわった作品だしね。普通に視聴しても楽しめますが、5.1ch対応のオーディオシステムやホームシアターがある方は存分に堪能してほしいし、ちょっといいイヤホンやヘッドホンで聴くだけでも音の良さがわかるし、世界に入り込めると思います。

――最後に、皆さんへメッセージをお願いします。

島﨑:原作ファンの方は、この作品の攻めている描写がどこまでアニメで描かれるのか気になっていると思いますが、原作の良さは損なわず、アニメもギリギリまで攻めていますのでご期待ください。そこにアニメならではの動きや音声がつくことで怖さが増していたり、原作で怖いと感じたシーンと別のところで怖くなるかもしれませんし、新たな気付きもあるかもしれません。ぜひ原作と合わせて楽しんでください。

アニメから入る方は、ホラーやオカルト作品でありながら、ポップさやキャッチーさも持ち合わせたトガった作品ですが、しっかり王道で地に足をつけたアニメになっています。見続けていただければ、どんどんハマると思うので、ぜひ第1話から最後まで見届けていただきたいです。

篠原:ホラーにおいて、「絵だから怖い描写」と「動くから怖い描写」は別だと思っているので、原作ファンの方は2度おいしく楽しんでいただけると思います。

アニメで初めて触れる方は、ホラー、アクション、ドラマなどいろいろな要素が詰まったおもしろいエンタメ作品になっています。もしかしたらこの作品でホラーにハマる方もいるのではないかなと思いますし、ホラー好きの方にも満足していただけるのではないかと思っています。夜宵ちゃんたちと不思議でちょっと怖い冒険に出てみませんか? 「れっつごー! すと!」ですよ!

TVアニメ『ダークギャザリング』作品情報

放送情報

TOKYO MX
7月9日(日)25:05〜
BS 朝日
7月9日(日)25:30〜
関西テレビ
7月9日(日)26:29〜

イントロダクション

霊媒体質の幻燈河螢多朗(げんとうが けいたろう)は、かつて霊障を受け、友人を巻き込んで以来引きこもりに。社会復帰すべく家庭教師を始めたところに、不思議な瞳を持つ少女・寶月夜宵(ほうづき やよい)と出会う。母親を悪霊に連れ去られた夜宵は、手がかりを求め心霊スポットを巡っていた。

強い霊媒体質の夜宵だが霊に避けられており、そのため螢多朗の引き寄せ体質を必要としていた。一方、螢多朗は自分と大切な人の呪いを解くため、霊媒体質に対処できる力をつけることを決意し、二人は協力関係を結ぶことに。

最高にクレイジーな新感覚オカルトホラーがここに開幕!

スタッフ

原作:近藤憲一(集英社『ジャンプSQ.』連載)
監督:博史池畠(『群れなせ!シートン学園』『キラッとプリ☆チャン』)
シリーズ構成:村越繁 
美術監督:長田泰治郎
撮影監督:安藤優穂 
3Dディレクター:上薗隆浩
色彩設計:歌川律子
音響監督:吉田光平
音楽:KOHTA YAMAMOTO 成田旬 瀬尾祐介(Starving Trancer / Xceon)
制作スタジオ OLM(『ポケモン』シリーズ、『ベイブレードバースト』シリーズ)

キャスト

寶月夜宵:篠原侑
幻燈河螢多朗:島﨑信長
寶月詠子:花澤香菜
神代愛依:川口莉奈
ナレーション:中村義洋

公式サイト
公式ツイッター(@DG_anime)
原作公式サイト

(C)近藤憲一/集英社・ダークギャザリング製作委員会
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