電車でも観られるギリギリライン!?　煩悩を刺激しまくるアニメ『てんぷる』放送直前！　蒼葉結月役・愛美さん＆蒼葉月夜役・芹澤 優さんインタビュー【連載第1回】

アフレコ現場のMCはたかはし智秋さん!?

──アフレコ現場で印象的な出来事はありましたか？

愛美：（たかはし）智秋さんがいる回は智秋さんがMCみたいな状態でした（笑）。席を立ち上がって皆に話を振ってくれるんですよ。

芹澤：智秋さんは皆と交流があったらしいんですよ。

愛美：そうそう。大回しの智秋でした（笑）。

──（笑）。

愛美：長く活動されている方は流石だと思いました。やっぱりエネルギーを放出されている方に憧れちゃうのかな私。ああなりたいです。

芹澤：（笑）。放出タイプと溜め込むタイプに分かれるよね。エネルギー自体はたくさんあるもんね？

愛美：あるにはあるんだけどね。

芹澤：アフレコは月曜だったんですけど、お互いに前日がライブだったことがあって。ツイッターで見かけて「すごい……！」と思いました。

愛美：優ちゃんもすごいよ。

芹澤：いやいや。

愛美：こんな風にお互いを鼓舞しています（笑）。

──（笑）。芹澤さんも溜め込むタイプですか？

芹澤：私はどうでしょう……。

愛美：バランスタイプじゃない？

芹澤：お客さんがいると溢れるんですよ！　アイドルスイッチが入っちゃうのかもしれないです。

愛美：最初は常にエネルギー放出タイプだと思っていたんですけど、最近いろいろな現場でご一緒してTPOタイプだと印象が変わって。

芹澤：（笑）。

愛美：「あ、好き」と思いました（笑）。

芹澤：いやいや、私はあいみんから学ぶことばかりで……！

──お互いにリスペクトされているんですね。

愛美：そうです！

芹澤：ほんとに尊敬しています。

──芹澤さんはなにかアフレコ現場で印象的な出来事はありましたか？

芹澤：セリフを言い終わったあと、（阿部信行）音響監督が「いいねぇ……！」と言ってくださる方で。そういう方はあまりいないんですよ。あいみんがちょっとエッチなシーンに声を当てたときも「いいねぇ……!!」みたいに（笑）。

愛美：（笑）。

芹澤：コミカルなシーンのあとも「やっぱ上手いねぇ」と言ってくださって。それに対して私たちは「恐縮です！」と返すんですけど、そのやりとりが印象的です（笑）。智秋さんは「もう！　やめてくださいよ！（笑）」みたいなやりとりをしていて面白かったです。

──そんなやりとりをすることがあるんですね。

芹澤：音響監督がいる場所はアフレコブースから遠かったりするので、普段はあまりコミュニケーションをとらないんです。でも『てんぷる』は（古賀一臣）監督を含めて、制作チームとキャストがかなり一丸となっています。

愛美：心の距離が近かったよね。私は阿部さんに「受け答えが良いよぉ」と褒めていただいて。でも私自身、そんなことを言われたのは初めてでしたし、全く自覚がなくて。

──そうだったんですね。

愛美：事務所に連絡があったときに「愛美さんの受け答えが良い」みたいに言ってくださったそうなんです。でも私としては、阿部さんにしか言われたことがないから「そんなに……？」と（笑）。逆にほかの現場でどう思われてるのか気になっちゃいましたね。

芹澤：ほかの現場でも良いよ！

愛美：そもそも「受け答えが良い」ってなんだろう（笑）。もう「面白いねぇ」と言われても「面白い、とは？」「ちゃんとウケたのかな？」みたいに考えるようになって。でも話しかけてくれたり褒めてくれるのはすごくリラックスできました。

芹澤：私は昔、ギャグものでご一緒したことがあって。今回もツッコむシーンや叫ぶシーンで「やっぱ良いねぇ」と言ってもらえて嬉しかったです。

──古賀監督とはなにかお話されましたか？

芹澤：古賀監督ってキャスト個人の仕事まで応援してくださるんですよ。今回は、なぜか上坂（すみれ）さんの写真集を別現場のスタッフに渡してほしいと頼まれました（笑）。

愛美：なんで!?

芹澤：何冊か買われているそうなんですけど、その内の一冊を渡してほしいと……。

──布教用なんですか？

芹澤：もしかしたら（笑）。私もライブに呼んでほしいと言っていただけました！

愛美：優しい。私は今回はじめましてだったんですけど、そんなにお話する機会がなくて……。次お会いできたら話しかけてみようと思います！

エンディングテーマは「皆がカラオケでキャッキャしているような風景」

──おふたりも歌われている、エンディングテーマ「おいでませ！三日月寺」はどんな曲になっていますか？

愛美：最高に元気が出る楽曲です！　キャラクターの個性が詰め込まれていて、皆で三日月寺を盛り上げようとしている姿が想像できるんですよ。でも個人的にカグラも一緒なのが気になっていて。

芹澤：たしかに。一緒に歌ってくれるとはね。

愛美：そうそう。だから皆でカラオケに行ってるのかな？　と想像しながら聴いていただけると楽しいと思います。

芹澤：私は最後の方に収録したので、他の人の歌声を事前に聴かせてもらえたんです。キャラクターがそこで歌っているかのようですし、本当に皆がカラオケでキャッキャしているような風景が伝わってきました。

歌うときは、月夜は「ハズいな」と言いそうなので、その照れた感じを意識しています。

愛美：第1話を録り終わったあとにレコーディングしたんですけど、皆バッチリキャラクターを掴んでいました。

──レコーディングにあたって、スタッフからなにか要望などはありましたか？

芹澤：私は「照れてるイメージが強すぎるからもう少し楽しそうに」と言われたので、照れと楽しいの塩梅を探りながら歌いましたね。

──おっしゃるとおり月夜は恥ずかしがってそうですよね。

芹澤：「歌うぜー！」みたいなことは友達とはやりそうですけど、皆と一緒だと恥ずかしがりそうですよね。

愛美：私は最初に録らせていただいたので、結月の可愛さが出るキーをスタッフさんと話し合って決めました。

──長女らしく先陣を切られたんですね。

愛美：そうなんです。でもドキドキしました。

──意外です！

愛美：結月として歌うのは初めてでしたからね。でも結月はなんでも一生懸命に頑張りますし、歌も楽しそうに歌うんだろうなと思ったので、そこに皆を包み込むようなお姉ちゃん感を乗せて歌いました。

──たくさんのお話ありがとうございます。最後に、放送を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。

愛美：『てんぷる』を見るといろいろな煩悩が生まれてきます（笑）。作中では“煩悩は敵”のように描かれますが、皆さんにはいろいろな煩悩を感じてもらいつつ、気楽に見てほしいです。推しキャラを見つけて、ぜひ応援してください！

芹澤：海月が「えっちなのって悪いことじゃないよ？」と言うんですけど、それに対してヒロインたちはなんやかんや前向きといいますか……皆そうなんです（笑）。

愛美：（笑）。

芹澤：もちろん煩悩退散するんですけど、皆さんには可愛くツヤツヤした女の子たちを見て良い眠りについてほしいです（笑）。ギリギリセーフなエッチで、本当に良いところを攻めるので、ぜひぜひお友達や彼氏彼女と楽しく見てください！

──ありがとうございました。

　
[取材・文 MoA]

TVアニメ『てんぷる』作品情報

2023年7月8日（土）放送開始！

放送情報

TOKYO MX：7/8より毎週土曜25：30～
BS11：7/8より毎週土曜25：30～
MBS：7/8より毎週土曜27：08～
AT-X：7/9より毎週日曜22：00～
BS日テレ：7/14より毎週金曜23：30～

配信情報

dアニメストア：7/8より毎週土曜24：00～ 地上波先行配信
DMM TV：7/8より毎週土曜24：00～ 地上波先行配信
U-NEXT：7/13より毎週木曜24：00～
Lemino：7/13より毎週木曜24：00～
その他配信サイトでも順次配信
※放送・配信日時は変更になる可能性があります。

イントロダクション

そうだ、出家しよう！

女たらしの家系として知られる赤神家を疎んじて勉強とバイトに明け暮れる日々を過ごしていた赤神明光は、ある日偶然出会った少女、蒼葉結月に一目惚れしてしまう。

以来すっかり煩悩の波に飲み込まれてしまった明光は、自らの血に抗い、ストイックに生きるため寺へ入るが、なんとそこは美少女だらけの尼寺だった！！

キュートな三姉妹＆W居候美女との青春お寺ラブコメ、開幕！

スタッフ

原作：吉岡公威（講談社「コミックDAYS」連載）
監督：古賀一臣
キャラクターデザイン：勝又聖人
シリーズ構成：香椎葉平
プロップデザイン：高橋渚　小倉典子
色彩設計：長岡柚衣
美術監督：小島俊彦
撮影監督：堀川和人
編集：渡辺直樹
音響監督：阿部信行
音響効果：鈴木潤一朗
音楽：印南俊太朗
アニメーション制作：月虹

キャスト

赤神明光：赤坂柾之
蒼葉結月：愛美
蒼葉月夜：芹澤優
蒼葉海月：山下七海
ミア・クリストフ：朝日奈丸佳
カグラ・ボールドウィン：上坂すみれ
嬉々：たかはし智秋
にゃごすけ：安済知佳
　

主題歌

オープニングテーマ：「煩悩☆パラダイス」愛美
エンディングテーマ：「おいでませ！三日月寺」結月(CV.愛美)、月夜(CV.芹澤優)、海月(CV.山下七海)、ミア(CV.朝日奈丸佳)、カグラ(CV.上坂すみれ)

アニメ公式HP
アニメ公式Twitter@temple_tvanime

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