映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』 酒井大成さん×渡辺碧斗さん×村上愛花さんインタビュー|いよいよギラが王様に! キャスト陣が語るヤンマ&ヒメノとの不思議なバランスとは?
3人はお互いの言葉に刺激を受けている
――TVシリーズについても聞かせてください。ギラ、ヤンマ、ヒメノの3人が活躍するエピソードの中で、気に入っているものはありますか?
渡辺:この3人なら、第7話「神の怒り」が好きですね。
村上:めっちゃわかる!
渡辺:1人で突っ走るギラをヤンマが諌めるんですが、ヒメノを含めた3人のバランスが良かったです。
村上:背中を押すつもりはなくても、お互いの言葉に刺激を受ける不思議なバランスがこの3人にはあると思っています。ギラとヤンマ、ヤンマとヒメノ、ヒメノとギラ、それぞれの関係性も素敵で、先程も話題に挙がった17話でのギラとヤンマの友情は本当に格好良かったです!
渡辺:17話はヤンマが初めてヒメノを名前で呼んで、頼みごとをする場面も激アツだった!
村上:ヤンマがヒメノを頼ったことは、2人に信頼関係が生まれている証だと思います。17話のヤンマはずっと戦い続けて疲れてるんですよ。ヒメノへのお願いを通じて「ここは大丈夫だ」と自らを奮い立たせたようにも見えて、とても良いシーンでした。
――ヤンマ、ヒメノは側近との関係性も素敵ですよね。
渡辺:シオカラとふたりのシーンは、熱いシチュエーションが多くて楽しいです。本番前から千綿さん(シオカラ役・千綿勇平さん)と色々相談しています。
村上:イシャバーナはヒメノへの愛が深いんですよ。セバス(ヒメノの側近・セバスチャン)は特に甘いと思います。逆に客観的な視点を持っているのが、メイド長かなって。そのパワーバランスは自分で見ていても面白いですね。
――ちなみに、もし自身が演じるキャラクターに夏休みがあったらどのように過ごしていると思いますか?
酒井:ギラは……子供たちとカブトムシを捕りに行くと思います。元気いっぱいに外で遊びそうです!
渡辺:ヤンマはあまり休むイメージがないので、手が空いたら新作の開発を始めるかもしれません(笑)。音楽を流しながら、楽しくやっている気がします。
村上:ヒメノは海辺でバカンスですね! パラソルの下でトロピカルジュースを飲んでいると思います。大好きな甘いものを食べながら、海で黄昏れているんじゃないでしょうか。
――やることはバラバラですが、それぞれ楽しい夏休みになりそうです! では改めて、公開を心待ちにしている読者に向けて、映画の見どころを教えてください。
村上:映画では、6人それぞれが新しい一面を見せています。キャラクターの魅力が、楽しいシーンにもシリアスなシーンにも詰まっているはずです。それから今回はギラが王様になる話なので、よく捕まったり、イジられたりしているTVシリーズとのギャップにも注目です!
渡辺:子供たちには画の迫力やギラのかっこよさを楽しんでほしいですが、今回の映画はぜひ大人の方にも観てほしいんです。ギラが王様になる理由や敵の信念に関係するので詳しくは言えないんですけど……物語のテーマとして、自分自身を省みるような内容になっていると思います。ぜひ夏休みに家族で観にきてください!
酒井:戴冠式のシーンはもちろん、王様たちが抱えてるものと向き合うシーンは見どころの一つです。個人的にもエネルギーを必要とした撮影だったので、思い入れのある作品になりました。ぜひ大きなスクリーンで観てもらえると嬉しいです!
――ありがとうございました!
[取材/田畑勇樹 文/小川いなり 写真/鳥谷部宏平]
関連記事
『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』作品情報
あらすじ
キャスト
ヤンマ・ガスト/トンボオージャー:渡辺碧斗
ヒメノ・ラン/カマキリオージャー:村上愛花
リタ・カニスカ/パピヨンオージャー:平川結月
カグラギ・ディボウスキ/ハチオージャー:佳久創
ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス:池田匡志
ライニオール:中村獅童
デボニカ:佐倉綾音
イロキ:雛形あきこ
(C)2023 映画「ギーツ・キングオージャー」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C)テレビ朝日・東映AG・東映
(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映