映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』 平川結月さん×佳久創さん×池田匡志さんインタビュー|リタの新たな一面とカグラギの過去――死の国で王たちが向き合う因縁とは?
夏休み中のリタは「もっふんといっしょ」を一気見する!?
――TVシリーズについても聞かせてください。第16話「10才の裁判長」では、リタの過去が明かされました。
平川:リタが抱えているものを、観ている方にも感じていただける内容だったと思います。過去を通じてリタの覚悟や責任感を再確認しましたし、大きな謎である「神の怒り」についても進展があったので、今後のTVシリーズに影響していきそうだなと思います。
――リタと側近であるモルフォーニャの関係性についてはどう見ていますか?
平川:第10話「伝説の守護神」で、各国の王と側近の関係性が変化するシーンがありました。モルフォーニャとも心の距離が若干縮まり、リタが張っていた心のバリアが少し減ったんじゃないでしょうか。話し合ったわけではないのですが、自然に距離感が近づいていると思います。リアルでも仲が深まっているので、作中の掛け合いにも良い影響が出ているはずです。
―― 一方でカグラギは、ラクレスや妹のスズメと本音を隠した大人な駆け引きが多いですね。
佳久:ラクレスとのやり取りは楽しいです。矢野ちゃん(ラクレス・ハスティー役・矢野聖人さん)も今後の展開を予想しながら演じていて、僕もそれを受けて色々考えながら演じています。スズメは可愛らしさと策略家の顔があって、その二面性がとても面白いと思っています。
――TVシリーズの今後も非常に楽しみです! ちなみに、もし自身が演じるキャラクターに夏休みがあったらどのように過ごしていると思いますか?
池田:ジェラミーは寝ているのではないでしょうか。「昼寝のつもりが1年経ってたなんて、ザラさ」と言っていたので……。多分起きる頃には、冬になっていると思います(笑)
一同:(笑)
佳久:カグラギはお祭り男だと思うので、トウフで盛大な祭りを開催しそうです。
平川:リタは「もっふんといっしょ」を一気見するのではないでしょうか。
佳久:確かに! これまでの話をおさらいしてそうだね。
平川:4000話もあるから、夏休みで観終わるかは怪しいですが(笑)。
――(笑)。もっふんはアニメやグッズの展開も盛り上がっています。
平川:すごいですよね! 何とも言えないフォルムと声がお気に入りです。リタが真似しているのは少し違うのですが……。
――リタが真似するもっふんも可愛いと思います! 最後に公開を楽しみにしている読者に向けて、映画の見どころを教えてください。
平川:やはりこれまで見せていなかったリタの新たな側面を楽しみにしていただきたいです。背景の細かい部分まで意味が込められていて、大きなスクリーンで観たら、吸い込まれそうになるくらい物語に入り込めると思います。時間に余裕があれば、2回、3回と観てほしいです!
佳久:映画では全く新しい世界が登場して、TVシリーズ以上の壮大な映像が見られます。キャラクターが過去の因縁に向き合うシーンは、それぞれの深掘りにもなっているので、個人的にも観るのが楽しみです。
池田:死の国へ行くことで王様たちの在り方や生きる意味など、色々考えさせられることがあると思います。『王様戦隊キングオージャー』の世界をより一層楽しめるので、ぜひご覧ください!
――ありがとうございました!
[取材/田畑勇樹 文/小川いなり 写真/鳥谷部宏平]
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『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』作品情報
あらすじ
キャスト
ヤンマ・ガスト/トンボオージャー:渡辺碧斗
ヒメノ・ラン/カマキリオージャー:村上愛花
リタ・カニスカ/パピヨンオージャー:平川結月
カグラギ・ディボウスキ/ハチオージャー:佳久創
ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス:池田匡志
ライニオール:中村獅童
デボニカ:佐倉綾音
イロキ:雛形あきこ
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