アフレコで生まれた海月ラップはこれからも大切にしていきたい──アニメ『てんぷる』蒼葉海月役・山下七海さんインタビュー【連載第4回】
『ぐらんぶる』(原作:井上堅二)などで知られる吉岡公威先生の漫画『てんぷる』がTVアニメ化! 2023年7月より放送中です。
とある尼寺を舞台に、赤神明光とヒロインたちのドタバタな日々がセクシー描写満載に描かれる本作。アニメイトタイムズでは放送を記念した連載インタビューをお届け!
第4回は蒼葉海月役・山下七海さんに作品の魅力はもちろん、放送されたばかりの第6話の印象的なシーン、演じるにあたってのポイントなどを伺いました!
鋭い一言や大事な一言を発する女の子
──原作や脚本をご覧になった感想を教えてください。
山下七海さん(以下、山下):オーディションを受ける前に漫画を読ませていただきました。全員いろいろと大胆で、それでいてギャグも毎シーン面白くて、時にキャラクターたちのお寺や家族への想いにグッとくる。とても満たされる作品です!!!
目次での一話毎についているタイトルのワードセンスが凄まじくて、「脱衣所パニック」「オトナの日記」など、めちゃめちゃ気になるタイトルで読む前からどんな展開が待ってるんだ!? とドキドキさせられました!
──海月の第一印象を教えてください。
山下:ぽーっとしていてまさに海に漂う海月のよう、いつも猫ちゃん? と一緒で可愛いなというのが第一印象です! しかしそれだけじゃなく、鋭い一言や大事な一言を発する女の子なんですよね!
初めに赤神さんが三日月寺を去ってしまった時も、「あの人、悪い人じゃないと思う」と結月に声をかけたり、その後借金2千万の赤神さんについて、人としての尊厳を売った方が良いと発言したり、どちらも海月の良さであり面白くて大好きなところです。
──放送されたばかりの第6話について伺います。前半パートの海月の日記をご覧になった感想を教えてください。
山下:日記は“大人の証”なんだと意気込んで書く海月、可愛いです♡ 嬉々さんがそう教えてくれたんだから間違ってはいないのでしょう!
海月が眩暈がした時、紳士的に支えてくれた赤神さんはいつにも増してキラキラ描かれていましたし、赤神さんが寺に来てから良い方向に変わってきてると微笑む海月はとても嬉しそうでした!
海月にとって赤神さんの存在が変化してきているのも気になりますね! 「私が大人になるまで待っていてくれるかな」という台詞は海月を演じる中でも、かなり感情を前に出したシーンなのでもう一度観てほしいです……!
そしてお部屋のポスターが!?!? ポスターもにゃごすけもとてもとても可愛いです♡
──後半は『てんぷる』らしさ溢れる修行の様子が描かれました。ご覧になった感想を教えてください。
山下:低頭、薪割りや食事中私語厳禁など……その大変さに観ていて心が折れそうになりましたが、そんな時に結月の「初めての悟りの心得その二」を聞いて救われた気持ちになり、赤神さんと共に私も感銘を受けました……!
住職を目指して頑張る結月が真っ直ぐでとても輝いてましたし、それに加わる赤神さんの心強さ、想定外のミアなど全員応援したくなる後半パートでした! 嬉々さん、いろいろ教えてくださりありがとうございます!
──改めて、蒼葉姉妹の関係性について感想を教えてください。
山下:お互いを大切に想い合っていて心温まる蒼葉姉妹が大好きです。
結月の柔らかい包容力は羨ましいですし、月夜の人一倍な姉妹愛もたまらない! 海月もラップで姉たちをいじったりできるほど居心地良く感じていると思います。
ただ、姉妹で同じ人を好きになっているというこの状況……!! 大変面白い展開になってしまいました!
この先大人になったら海月もはっきり赤神さんを意識するようになるかもしれませんし、そういう意味でもずっと目が離せませんね!
──主人公・赤神の印象を教えてください。
山下:今までいろんなシーンを観てきましたけど、鼻血が本当によく似合う!!
ヒロインたちに煽られてちゃんと煩悩だらけになりますし、赤神さんが叫んでるだけで面白くて笑えてしまう、本能のまま嘘がない魅力的な人だと思います。
てんぷるを観た私の母が「私は赤神さんみたいな人好きやわぁ〜!」と言ってました! 母親世代にも愛される赤神さんすごいです!