映画『すずめの戸締まり』Blu-ray&DVD発売記念! 主人公・岩戸鈴芽役の原菜乃華さんインタビュー!
『君の名は。』『天気の子』に続く新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』のBlu-ray&DVDが、9月20日(水)に発売!
パッケージ化のために、本編の273カットをブラッシュアップ。さらに、Blu-ray コレクターズ・エディションには新規描き下ろしイラストによる3面デジパックのほか、鈴芽役の原菜乃華さん×草太役の松村北斗さんのビジュアルコメンタリーやメイキングドキュメンタリーなど、特典映像も満載。
今回は、その発売を記念して原菜乃華さんにインタビュー。今改めて思う作品の魅力やアフレコの思い出など、たっぷりとお話をお聞きしました。
何度もトライさせてもらったアフレコは大きな学びの時間でした
――昨年11月に公開され、大ヒットとなった映画『すずめの戸締まり』。主人公・岩戸鈴芽を演じた原さんが改めて思う本作の魅力は?
原菜乃華さん(以下、原):映像や音楽はもちろんですけど、今ある大切なものに気付かせてくれる作品だなとずっと思っています。『ただいま』と言える場所があるありがたみといったことも感じることができる、本当にすてきな作品です。
すずめがいろんな人と出会って成長していく姿に共感したとか、環さん(すずめの叔母)に感情移入した、という声もたくさんいただきました。魅力的なキャラクターも、たくさんの方に愛していただいた大きな要因の一つかなと思っています。
――すずめを演じるにあたって意識していたことは?
原:とにかく右も左もわからない状態だったので、現場で新海監督と一緒に作り上げていくことだけを考えていました。アフレコ期間も長かったので、何度もやらせてもらいながら体で覚えていくような感じだったように思います。
録ったものをその場で流して「今こういう風に聞こえるから、もうちょっとこうしてみよう」と新海監督がディレクションをしてくださったんですけど、わかりやすく伝えてくださるので、細かいところの感覚が研ぎ澄まされるようなところもありました。
何度も納得できるまでトライさせてもらえて、セリフの解釈を深めることもできたのは、大きな学びの時間でした。すごく楽しかったです!
――Blu-ray コレクターズ・エディションの特典ディスクのメイキング映像には、アフレコの様子も収録されています。クライマックスシーンの収録模様も見どころの一つですね。
原:このシーンだけは絶対に心から納得のいくものに仕上げなきゃいけないという気持ちがあったので、事前にいただいた『すずめの戸締まり』の小説を読み返してみたり、台本を最初からやり直してみたり。自分の中で少し考える時間を作ってアフレコに挑みました。
でも、テストの時から涙が止まらなくなっちゃって。すずめの気持ちに近づけているのかなと思えて嬉しかったですし、無事録り終えた時はすごくホッとしました。アフレコが終わって新海監督に「原さんにすずめになっていただけてよかった」と言っていただけたのは、その言葉だけでこの先、生きていける!と思うくらいうれしかったです。