『白聖女と黒牧師』第11話放送後インタビュー:ローレンス役・石川界人さん|「見ているだけで誰かに優しくなれる作品です」
和武はざの先生によって月マガ基地で連載中の漫画『白聖女と黒牧師』。本作のTVアニメが、TOKYO MXほかで2023年7月より放送中です。
アニメイトタイムズでは、本作の出演声優陣にメールインタビューを実施しました。第11回は再びローレンス役の石川界人さんです。
第2話以来の再登場となりましたので、終盤までに印象に残ったエピソードを語っていただきました。
また、ここまで演じられたローレンスというキャラクターの魅力についても話してくださったので、ぜひ次回の第12話をご覧になる前にご一読ください。
あわせて、今回も和武先生による描き下ろしイラストが到着しています。
原作・和武はざの先生描き下ろしイラスト|第11話放送後「ドーナツ」
ローレンは「少年漫画の主人公のように爆発的に成長するのではなく、温かく見守りたくなるような成長の仕方」
――いよいよ物語も終盤となりました。第11話までで印象に残っているシーンがございましたら、教えてください。(複数回答可でございます)
ローレンス役・石川界人さん:各話数もちろん印象的なのですが、なかでも自分的に印象に残ったのはギーゼルベルトさんとフレデリカさんのシーンです。自分が演じる役とは直接的な関係はないかもしれませんが、作中でも随一の覚悟と信念をギーゼルベルトさんに感じたので圧倒されました。
――終盤まで演じてこられて、改めて感じたローレンスの魅力、石川さんが好きだと感じたご自身のキャラクターのポイントも聞かせてください。
石川:自身のルーツというか、なぜ自分は聖女様に対して過干渉なほどに面倒を見てしまうのかを考え始めてから、ローレンスは人として飛躍的に成長していると思います。ただ、そこはローレンスなのでゆっくりと柔らかく成長していくのが彼の魅力だと思います。少年漫画の主人公のように爆発的に成長するのではなく、温かく見守りたくなるような成長の仕方です。
――鈍感なローレンスですが、終盤に入ってようやくセシリアに対する気持ちの面で何か気づきつつあるように思えるシーンが出てきました。このあたりのシーンを演じる際、どんなことを意識されましたか?
石川:前の回答と被ってしましますが、気づきつつあるけど気づかないゆっくりさを意識しました。完全に気づいてしまうと確信めいたニュアンスばかりになってしまって、ローレンスの柔らかな部分が損なわれてしまうと思ったので、引っ掛かりはあるけど何かはわからないという段階で演じていました。