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- 藤崎萌恵
- 数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスが癒し。主な記事は『チェリまほ』『陳情令』等。
平良一成役の萩原利久さん&清居 奏役の八木勇征さん(FANTASTICS)W主演で、2021年11月よりMBSドラマ特区枠にて全6話で放送されたドラマ『美しい彼』。2023年2月よりMBS/TBSドラマイズム枠にて、劇場版へと繋がるシーズン2が全4話で放送。2023年4月7日より『劇場版 美しい彼~eternal~』が劇場公開されました。
原作は、2020年&2023年本屋大賞受賞作家・凪良ゆう先生による小説『美しい彼』シリーズ。底辺“ぼっち”の平良と、美しく不遜な“キング”清居、すれ違い続ける二人の恋が丹念に描写されています。紆余曲折を経て、ドラマシーズン1の最終話で平良と清居はようやく恋人同士に。
月日は流れて平良は大学4年生になり、清居は新人俳優として日々奮闘していました。平良の家で同棲生活をおくるなか、清居を神様のように崇める平良と、普通の恋人になりたい清居は、想い合いながらも少しずつ行き違っていきます。
平良の信仰にも似た偏愛は強まるばかりで、清居の悩みはつきません。ある意味、真の“キング”は平良であり自己完結してしまうので、高すぎるプライドを捨ててまで清居の方から歩み寄るしかないのです。
好きで、好きで、好きすぎて、満ち足りない。結ばれたその先の平良と清居の想いが詰まったシーズン2が、視聴者をさらなる耽美な世界へと誘います。
大学卒業を控え、人気カメラマン・野口大海(和田聰宏さん)のアシスタントとして働きはじめた平良と、俳優としての活躍の場を拡げる清居。お互いを強く想えば想うほどにすれ違う二人の愛情がもどかしくもあり、どんどん引き込まれてしまいます。
『劇場版 #美しい彼 〜eternal〜』
— 美しい彼【ドラマ&劇場版公式】 (@utsukare_mbs) March 16, 2023
〈#エビコロ〉シーン写真解禁🐥👑
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一緒に暮らし始めて
ともに食卓を囲む2人🌼⋆*
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『美しい彼 ~special edit version~』
大ヒット公開中✨https://t.co/s8mOBfG4ZV#美しい彼エターナル楽しみ#劇場版美しい彼エターナル#萩原利久 #八木勇征 pic.twitter.com/cY7wPMEZVh
平良は、清居にバレないように変装し、密かに清居の「おっかけ」をしています。事務所の先輩・安奈(仁村紗和さん)とドラマの撮影に参加している清居を遠巻きに見ているのですが、目深にかぶった帽子&サングラスという怪しさ満載の「不審くん」こそが平良。恋人なのにファンとしての立ち位置をわきまえており、一定の距離を置いて見守る姿勢はまさに平良らしさ全開です。
そんな日常のなかで、ある事件が起きます。狂気に満ちた平良の目、表情、オーラは圧巻。感情を爆発させる清居の姿も必見です。愛する人への想いの強さに圧倒されるとともに、それが非常に美しくもありました。
触れ合う喜びを知った平良は、見ているだけでよかったあの頃にはもう戻れない。「同じステージで清居を撮りたい」という目標も抱いています。「究極の愛」とも言える平良と清居の関係は眩しくもあり、視聴者も共に恍惚の時間を味わえるでしょう。二人の原点でもある高校の教室でのシーンも胸アツです。
平良一成:萩原利久
清居奏:八木勇征
小山和希:高野洸
設楽克己:落合モトキ
安奈:仁村紗和
桐谷恵介:前田拳太郎
野口大海:和田聰宏
香田:池田大
原作:凪良ゆう(「美しい彼」シリーズ(徳間書店 キャラ文庫刊))
監督:酒井麻衣
脚本:坪田文
音楽:フジモトヨシタカ
主題歌:もさを。「キンモクセイ」(UNIVERSAL SIGMA)
挿入歌:ロス「Bitter」(UNIVERSAL SIGMA)
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
(C)2023 劇場版「美しい彼〜eternal〜」製作委員会
『劇場版 美しい彼~eternal~』公式サイト
『美しい彼』公式X
『美しい彼』(徳間書店 キャラ文庫 刊)
著者:凪良ゆう
イラスト:葛西リカコ
シリーズ既刊
『美しい彼』
『憎らしい彼』
『悩ましい彼』
『interlude 美しい彼 番外編集』
ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が、2020年10月8日(深夜)よりテレビ東京系列「木ドラ25」枠にて全12話で放送。主演・安達 清役は赤楚衛二さん、黒沢優一役は町田啓太さん。2022年4月8日に『チェリまほ THE MOVIE 〜30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい〜』が劇場公開されました。
原作は、豊田 悠先生が描く同名漫画。累計部数260万部を突破している大人気作品で、『チェリまほ』の愛称で広く親しまれています。
童貞のまま30歳を迎え、“触れた人の心が読める魔法”を手に入れたサラリーマン・安達は、社内の人気者で仕事もデキる同期・黒沢に触れ、自分に恋心を抱いていることを知ります。
黒沢の好意に戸惑いながらも安達はその真剣な想いに心打たれ、やがて彼に惹かれるように。恋人同士となった二人は、それぞれの気持ちを見つめてクリスマスイブに改めて愛を確かめ合いました。ドラマのエンディングで安達は晴れて「魔法使い」を卒業したかのように思われたのですが──⁉
お互いにかけがえのない存在だと改めて知り、一緒に過ごすなかで安達と黒沢は順調に愛を育んでいました。そんななか、安達の転勤話を巡って、相手を想うがゆえのすれ違いが生まれてしまいます。
安達の言葉にできない想い、黒沢の複雑な感情がひしひしと伝わる場面も。安達の気持ちを優先してしまう黒沢の本音、完璧ではいられない姿も必見。安達はそんな黒沢に触れて愛おしさが溢れ出します。
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— 【公式】チェリまほ THE MOVIE《大ヒット上映中》 (@tx_cherimaho) March 7, 2022
映画 #チェリまほ
場面写真ご紹介
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なんだか驚きの表情を
浮かべる安達と黒沢🍙👔
なにがあったのか…🌱
映画の公開まで、
もう少しだけお待ちください🧙♀️ pic.twitter.com/1302p5f9Rt
遠距離恋愛を経験し、二人の未来を考えるようになった安達と黒沢。ピュアな二人の愛の深まりが丁寧に描かれ、真面目で真剣な彼らの想いは多くの視聴者の胸を熱くしています。お互いを思いやる優しさに溢れた安達と黒沢の根の部分が改めて感じられる素敵な作品です。
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— 【公式】チェリまほ THE MOVIE《大ヒット上映中》 (@tx_cherimaho) March 6, 2022
映画 #チェリまほ
場面写真ご紹介
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何やらお片付け中の安達と
真剣なまなざしの黒沢🧙♀️
安達はこのあと思わぬ展開に…!? pic.twitter.com/0KO4guFSrq
ドラマの舞台となった場所で、時が進んだ安達と黒沢のやりとりが見られるのも嬉しいところ。切ないシーンもありつつ、感慨深いものがあります。
ドラマのエンディングで閉じたエレベーターの扉が再び開き、ハッピーエンドのその先が描かれる劇場版。ひとりで抱え込んでしまおうとする黒沢に寄り添い、等身大の自分で誠実に向き合う安達の姿にも注目です。
魔法がとけたら終わり、ではない安達と黒沢が織りなす温かい『チェリまほ』の世界にたっぷり浸ってくださいね。
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— 【公式】チェリまほ THE MOVIE《大ヒット上映中》 (@tx_cherimaho) March 3, 2022
映画 #チェリまほ
場面写真ご紹介
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おなじみの…
黒沢の本格料理も健在🍽
映画ではなんと、
安達の手料理も登場🧙♀️!? pic.twitter.com/WLpkNCyyDx
安達 清:赤楚衛二
黒沢優一:町田啓太
柘植将人:浅香航大
綿矢 湊:ゆうたろう
六角祐太:草川拓弥(超特急)
藤崎 希:佐藤 玲
浦部健吾:鈴之助
原作・監修:豊田 悠『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(掲載「ガンガンpixiv」スクウェア・エニックス刊)
監督:風間太樹
脚本:坂口理子
主題歌:Omoinotake「心音」
挿入歌:DEEP SQUAD「Gimme Gimme」(Sony Music Labels)
音楽:堀口純香
プロデューサー:本間かなみ、井原梓、熊谷理恵
製作著作:『チェリまほ THE MOVIE』 製作委員会
制作:テレビ東京、ラフ・アット
配給:アスミック・エース
(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会
『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』公式サイト
『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』公式X
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(掲載「ガンガンpixiv」スクウェア・エニックス刊)
コミックス既刊は1~12巻
著者:豊田 悠
数多のBL実写映画作品のなかから、本記事では5作品をご紹介しました。映像化ならではの描写、実写ならではの魅力があって、原作ファンも原作を読んでいない人も作品の世界観を楽しめると思います。
視聴時間は2時間前後の作品が多いので、少しお時間あるときに家でゆったり映画鑑賞するのもオススメ。珠玉の名作を存分にお楽しみください。
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。