劇場版『美しい彼〜eternal〜』2023年4月7日公開決定! 萩原利久さん×八木勇征さんW主演ドラマ『美しい彼』放送開始1周年──国内外で多くのファンを虜にする魅力とは?
萩原利久さん×八木勇征さん(FANTASTICS from EXILE TRIBE)のW主演ドラマ『美しい彼』。本屋大賞2020受賞作家・凪良ゆう先生の同名小説を原作とし、2021年11月にTVドラマの放送が開始されました。
底辺“ぼっち”な男子高生・平良一成とカースト頂点に君臨する美しい清居 奏。高校から大学と変化していく二人の関係を繊細に描いた甘酸っぱい青春ストーリーは、国内外のファンを魅了し、絶大な人気を誇っています。
そんななか、ドラマの続編となる劇場版『美しい彼〜eternal〜』が2023年4月7日(金)に公開決定! 本記事では、映画化、そしてドラマ放送開始1周年をお祝いし『美しい彼』の魅力に迫ります。
平良視点で綴られる高校生編と、卒業して二人が再会を果たす大学生編。すれ違いを重ねた平良と清居の想いをドラマの名シーンとともに辿っていきましょう。
※本記事にはドラマ『美しい彼』のネタバレが含まれます。ご了承ください。
目次
- リリックMV
- 平良一成(萩原利久さん)
- 清居 奏(八木勇征さん)
- ドラマ『美しい彼』の魅力とは?
- 平良と清居の想いをドラマの名シーンとともに辿る
- また“ひらきよ”に会える
- この記事をかいた人
- 担当記事
- 関連ツイート
- ドラマ『美しい彼』あらすじ
- 原作小説
- ドラマ『美しい彼』キャスト・スタッフ
- 関連商品
リリックMV
もさを。「カラメル」ドラマver.リリックMV【OP主題歌】
ロス「Follow」ドラマver.リリックMV【ED主題歌】
平良一成(萩原利久さん)
⋆⸜ 📷 #美しい彼 ✖️登場人物紹介 🚲⸝⋆
— 美しい彼【ドラマ特区公式】㊗️映画化決定✨ (@utsukare_mbs) October 11, 2021
✔︎平良 一成 (演: #萩原利久 )
「吃音症」をもっており、人前で話す
ことが苦手。いつも“ぼっち”で、クラスのカーストでは最底辺。 そんな日々に痛みを感じているわけではないが、自分の人生に対する諦めが強い。趣味はカメラ。#ドラマ特区 pic.twitter.com/5Why2B7ZTE
清居 奏(八木勇征さん)
⋆⸜🏫 #美しい彼 ✖️登場人物紹介 👑⸝⋆
— 美しい彼【ドラマ特区公式】㊗️映画化決定✨ (@utsukare_mbs) October 11, 2021
✔︎清居 奏 (演:#八木勇征)
学校内のカーストではトップにいるが、クールで人に流されず、周囲をよく観察している。独特の雰囲気とカリスマ性を持つ。平良からは「キング」として崇拝されているが「キモイ」と思っている。#FANTASTICS@fantastics_fext pic.twitter.com/cp2fsCKFSF
ドラマ『美しい彼』の魅力とは?
ノスタルジックな映像美と文学的なモノローグ
ノスタルジックな映像美のなかで、ひとつひとつ丁寧に紡がれる文学的なモノローグが心地よく、映画のような、また小説の世界に入り込んだかのような感覚にもなる本作。
主人公・平良はネガティブ思考ではあるものの暗くなりすぎず、絶妙に気持ち悪くて愛らしい「平良一成」となっていて、そんな平良が崇める「清居 奏」は美しいだけではなく、ドラマにおいてもキングとして圧倒的存在感を放っています。
「清居は嵐のように、せっかく実った果実のすべてをもぎとっていく」(小説『美しい彼』より引用)
原作で印象的な言葉がドラマでも大切に再現されているのは、原作ファンにも嬉しいところ。原作のこちらの美しい文章はドラマでも語られ、清居と再会した平良の世界が一瞬にして引き戻される心境を巧みに描写しています。
「引力めいたものに引きずられて」「残酷で輝かしい烙印」といった言葉たちをはじめ、平良のモノローグは耳にも心にも残るものが多く、言葉が持つ力に魅せられる作品でもあります。
原作の世界観の奥深いところまで生きていて、平良と清居それぞれの視点で描かれる
アヒル隊長を心の師匠とし、清居だけが特別で忠誠を誓う平良。電話番号も小銭も、清居から受け取ったものは全部大切な宝物で、清居のためなら喜んで走りますが主人はあくまで清居だけ。平良にとって神のような存在で世界で一番好きな人です。
清居は幼少期に寂しい時代を経験し、熱狂的に追い求められたいという強い欲求があります。平良の目に見つめられるのがたまらなく気持ち良くて、平良の言動にドン引きしながらも神を崇めるような目で見られるのは快感。いつしかそれは、清居の深い部分にまで食い込み、平良を求めている自分がいることに気付きます。
きもいと言いながらも清居にとって、平良はきもくなきゃ平良じゃない、清居が求めているのはその「きもさ」の部分。まさに需要と供給が合致している二人の奥深いところまでがドラマでも生きていて、平良と清居のそれぞれの視点から心情が描かれているのも魅力です。
本作を彩るOP&ED曲にもご注目。もさを。さんによるOP曲「カラメル」は平良目線、ロスさんによるED曲「Follow」は清居目線となっています。
本日𝟮𝟰時に❕
— 美しい彼【ドラマ特区公式】㊗️映画化決定✨ (@utsukare_mbs) November 21, 2021
♬𝗢𝗣主題歌 #もさを。「#カラメル」
https://t.co/LbheFFmMyt
♬𝗘𝗗主題歌 #ロス「#Follow」
https://t.co/pmikZ1gML7
が配信スタート🎉
𝗢𝗣は平良目線、𝗘𝗗は清居目線の歌詞になってます🎶
📺𝟭話☞https://t.co/j1wzyUBeyU#美しい彼#萩原利久#八木勇征#FANTASTICS pic.twitter.com/Nu5QnZs2Le
清居は無慈悲で誰よりも美しい存在
吃音で言葉を詰まらせてしまう平良にとって慈悲深い対応をされることは差別意識と表裏一体でもあって、みじめになるし、けれどもういいと追い払うような対応にも傷つくもの。
清居の場合は「めんどくせえな。いいよ、ゆっくり話せよ。適当に待ってるし」と、苛立ちを見せながらも待つと言います。慈悲も何もない、相手が平良であろうと誰であろうと清居は清居で、それが平良にとっては救いとなっていたりします。
清居以上に平良が王様であること
清居はキングで自分はそれに仕える者。だから付き合いたいなんて思わなくて、ただただ清居を照らすライトでありたい平良。重症なファン体質の彼は、最後まで清居が自分のことを好きだなんて知ろうともせず、触れていい相手だとは思っていませんでした。
清居は平良という人間について、理解はできないものの徐々に知り得たことがあります。平良は頑強で意味不明なマイルールがあること、ある意味自分以上に「俺さま」で「王様」だということ。平良は最後の最後で清居の思い通りにならないのです。
そんな平良に、最終的には清居が自分から想いを伝えます。そこには格好いいキングの姿はなく、好きな人の前でプライドも捨て、全てをさらけ出す清居がいました。本当のキングは平良だとも言えます。キングとしての清居の崩壊は本作の醍醐味でもあり、萌えの部分でもあるでしょう。告白シーンでの清居は本当に可愛いです。