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秋アニメ『帰還者の魔法は特別です』寺島拓篤×鈴代紗弓×藤原夏海インタビュー

秋アニメ『帰還者の魔法は特別です』寺島拓篤さん、鈴代紗弓さん、藤原夏海さんインタビュー|リベンジに燃えるデジールが、仲間たちとどんな関係性を築くのか? その過程で描かれる学園ドラマにも注目!

リベンジに燃えるデジールが、仲間たちとどんな関係性を築くのか。その過程で描かれる学園ドラマにも注目

――改めてアニメ『帰還者の魔法は特別です』の見どころと注目ポイントのご紹介をお願いします。

寺島:ご覧になっていただく皆さんが唯一、視点を共有できるのがデジールです。デジール以外のみんなは当たり前の生活を送っているだけなので、一人で世界を背負ってしまったデジールの葛藤や大変さを理解していただけるのも皆さんだけです。デジールが悲惨な未来からより良い未来に変えていくために、一度たどった道を今度はどのように歩んでいくのかに注目していただきたいです。そして、デジール自身もどう変わっていくのか、ロマンティカやプラムなど周りの人たちがどう支えていき、それによって生まれるものがどんなに素敵なものなのかも見届けてほしいです。

鈴代:壮絶なスタートから始まるため、最初のインパクトがずっと頭に残ったまま1話が終わって、2話からが本当のスタートかなと思っています。まずは、13年前に戻ったデジールと、13年後の状態を何も知らないロマンティカとプラムがどんな関係性を築き上げていくのかに注目していただけたらと思います。

また、魔法学園の生徒はアルファクラスとベータクラスに振り分けられますが、学園自体が抱える大きな問題や壁があって。現実世界にも照らし合わせられるようなメッセージ性があるエピソードもあり、特にロマンティカにとっては、それが立ちふさがる壁にもなっています。ロマンティカが戦わなければいけない相手はライバルだけでなく、その敵に対してどう立ち向かって、乗り越えようとするかをぜひ見守ってください。

藤原:1話からすごいアクションが展開されていますし、今後のバトルシーンにも期待していただきたいです。

プラムの見どころとしては、彼の剣士としての成り立ちには家族が関わっていて、その経緯が描かれたエピソードは演じていて、涙が出そうになりました。その素敵なシーンもぜひ見ていただきたいです。

――プラムは誰からもかわいいと思われているキャラなので、藤原さんのお芝居にも期待しています。

藤原:そうですね(笑)。私がたくさんチャレンジさせていただいたプラムの表現も楽しんでいただけたらと思います。

――物語の大きな軸としてはデジールがリベンジを果たすためにはまずへブリオン学園の中で勝ち抜いて成り上がっていかなくてはなりません。

寺島:成り上がっていくため、そして破滅竜にリベンジするためには、デジールが一緒に戦うロマンティカやプラムの成長が必要です。なので、デジールが二人にどんな課題を与えて、2人はそれをどう攻略してレベルアップしていくか、という過程も見どころです。

さらに、デジールは学園に浸透している社会的な価値観も変えなくてはいけなくて。アルファクラスとベータクラス、貴族と平民という階級の違いによって可能性も摘み取られてしまっている現実があって。デジール自身が平民であり、13年前に戻る前にも仲間たちと話していたことで、学園そして社会の在り方を覆さなくてはいけません。デジールが挑む課題の重たさと大きさ、それらに対してどう知略を巡らせて、行動していくのかに注目いただきたいですし、話が進めば進むほど、デジールの行動の意味がわかるので、可能であれば原作と一緒に楽しんでいただきたいです。

――最後に皆さんへメッセージをお願いします。

藤原:アニメで初めて作品に触れる方には、主人公のデジールが敗戦してから13年前に戻って、リベンジのために行動するという設定、デジールと一緒に戦うロマンティカやプラムなどの抱えているバックグラウンドなど魅力や見どころがいっぱいなので、きっと楽しんでいただけると思います。

原作を既に読まれている方もアニメでしか表現できない部分や、よりわかりやすくなっているところ、躍動感や迫力が加わっているところなど、違いがたくさんありますし、私たちがお芝居しているキャラ同士の掛け合いもありますので、期待してほしいです。

そして、プラムを演じる身としては、人間ドラマの部分にも注目していただきたいです。プラムがデジールと接する時とロマンティカと接する時の態度の違いも(笑)。手に汗握るアクションや頭脳戦だけでなく、コミカルで笑えるシーンやほのぼのとしたり、温かい気持ちになれるシーンもありますので、気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。

鈴代:原作が持つ緩急のあるテンポ感がアニメでもしっかり表現されているなと思いながらアフレコさせていただきました。シリアスで重い雰囲気が漂っているなと思ったら、ロマンティカやプラムがわちゃわちゃしていたり(笑)。収録前はリアルなお芝居感が求められているのかなと思っていましたが、受けたディレクションでは「わっとやっていいところは好きにやっていいよ」と、こちら側に任せていただけたこともあって、アドリブも結構入れさせていただいた気がします。わちゃわちゃと楽しいところでは皆さんにも笑顔になっていただけたらいいなと思っています。

また、この作品は仲間や家族などの絆がテーマになっている気がするので、それぞれのキャラの関係性に注目していただきつつ、バトルやアクションも派手でカッコいいので、そこも楽しんでいただけたらと思います。デジールたちが戦うライバルも結構個性的で、おもしろいので、メインの3人以外のキャラにもご期待ください。

寺島:デジールは世界を救うという重い目的を持っている一方、それ以外のみんなは学園ものという温度差がすごい作品で、シリアスとコミカルな部分がうまく融合しているのはそのギャップによるものなのかなと思っています。各キャラクターの人間性の深さや意外な面が自然に見えてくるので、どのキャラも好きになれるんじゃないかなと思いますし、原作の表情豊かな部分がアニメになることで、時間の流れの中で繋がって見えてよりおもしろくなっていると思います。

壮大な作品で、原作は今もなお続いていますが、アニメ化されたエピソードの先もまだまだ演じてみたいなと思っているので、まずは1話をご覧いただき、デジールたちの物語を見届けていただきながら、監督の頑張りも隅から隅まで楽しんでください(笑)。

【撮影 MoA】

『帰還者の魔法は特別です』作品情報

帰還者の魔法は特別です

あらすじ

絶えず世界を侵食する異次元空間「影の世界」。
その中でも最悪の災害と呼ばれる「影の迷宮」に人類は直面した。

「デジール・アルマン」は仲間と共に「影の迷宮」最後のボス、破滅竜ボロミア・ナポールと対峙するも、世界は滅亡を迎えてしまう。

全てが終わったと思った瞬間、デジールの目の前に広がる光景は...13 年前の世界だった。

自身の出身校でもある、帝国最高の魔法学園「へブリオン学園」の入学式まで戻ってきたデジール。
きたる滅亡の未来を変えるべく、仲間たちを再び集めて世界を救うために立ち上がる!

キャスト

デジール・アルマン:寺島拓篤
ロマンティカ・エル:鈴代紗弓
プラム・シュナイザー:藤原夏海
アゼスト・キングスクラウン:瀬戸麻沙美

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