『スパイ教室』2nd seasonクライマックスを迎えて──クラウス役・梅原裕一郎さんメールインタビュー【連載第12回】
各国のスパイによる“影の戦争“が繰り広げられる世界を舞台に、“不可能任務”に挑む機関「灯」に所属することになった実践経験のない少女たちと、「灯」の創設者である凄腕スパイ・クラウスによる、スパイ同士の騙し合いを描くファンタジー『スパイ教室』。7月13日よりTOKYO MXほかにて放送してきた2nd seasonが第24話「File《花園》のリリィ」でついにクライマックスを迎えた。
さまざまなMISSIONが起こった2nd seasonについての思いを、クラウス役・梅原裕一郎さんにメールインタビューで教えてもらった。
2nd seasonは物語がより重厚に
──少し遡ってお話をおうかがいさせてください。まずは2nd seasonが決定したとき、梅原さんはどのようなお気持ちでしたか?
クラウス役・梅原裕一郎さん(以下、梅原):2nd seasonを制作することは早い段階で知っていましたので、2クールかけて一人のキャラクターを演じられることがとてもうれしかったです。1クールはあっという間ですので、2クール目でよりクラウスという人物の様々な面を知れること、そして深掘りできることが楽しみでした。
──1st season、2nd seasonを経て気づいた『スパイ教室』の魅力などがあればそれぞれ教えてください。
梅原:1st seasonは、クラウスがギードとの関係の清算を経て、新たなチーム「灯」を作るという過程、そして初の不可能任務など、スパイものとしてのドキドキ感がある物語だと思います。2nd seasonでフィーチャーされたスパイたち、例えばアネットなど、重い過去設定があるキャラクターが多く、物語がより重厚になっていますし、ティアは1st seasonの時とは違うパーソナルな部分を描いているので、より一層キャラクターたちの理解が深まったと思います。その中で信頼関係が深まっていく生徒たちとクラウスの関係性が魅力だと思います。