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- おかもとみか
- 2021夏デビューのオトナ女子新人ライター。ミドル層の男性声優さん関連記事を書くことが多いです。
ここでは、パッケージ化されたスター☆メンの映像作品で、彼らの歴史を振り返っていきます。
スター☆メンのDVDは「メーカー泣かせ」と言われるほどお買い得価格で販売されています。しかしながらその価格に見合わないほどのボリュームで、彼らの体当たりな企画や芝居が楽しめる……それがスター☆メンの映像作品です。
また、メンバー全員でのオーディオコメンタリー「コメンタラナイー」を収録した作品もあり、映像を1周したあとにもう一度メンバーたちのコメントを聴きながら振り返ることが出来るという贅沢仕様。まさに”一粒で二度おいしい”DVDとなっています。
古い作品は入手が難しい場合もありますが、機会があればぜひご覧ください!
2004年1月21日発売。
豊島公会堂で2003年に開催された、スター☆メンによる第2回めのイベントの模様を収録。実はとあるメンバーに仕掛けられた企画が秘密裏に動いていて……!?
楽屋での彼らの様子やこのイベントに至るまでの軌跡など、貴重映像が若かりしメンバーたちの姿とともに楽しめる逸品。
2007年9月26日発売。
ドラマ映像作品。見知らぬ者同士の7名+謎のマスクマンによる人間ドラマ。メンバーがそれぞれの個性を活かし、ガチンコで芝居に挑んでいる姿は必見!
また、ドラマの合間に差し込まれるバラエティ映像では、メンバーが体当たりでさまざまなことに挑戦する姿も。彼らの芝居と笑いを同時に摂取出来るエンタメ作品。
コメンタラナイー(映像メニュー内では「コメンタリナイー」表記)も収録。
2008年9月24日発売。
ドラマの次回予告だけを繋げて1つの作品に昇華する、というスター☆メンにしか出来ないような斬新さが魅力の作品。彼らがリスペクトしていると思われる有名作品のオマージュが楽しい。
また、メンバーがガチで参戦したフットサル試合の模様を収録した後半は必見。ドラマパートやフットサル試合収録時のエピソードが満載なコメンタラナイーもぜひ聞いて欲しい。
2009年3月25日発売。
2006年にパーフェクTVで放送したバラエティ番組で、同年DVD化された。一時期販売中止となっていたものの、諸般の事情をクリアして「真装版」として改めて発売。
「超人」を決めるべく、河原で対決したりバーベキューをする素に近い彼らの姿が楽しめ、ファンからも絶大な人気を誇る作品。
映像を振り返るメンバーのトークが楽しめるコメンタラナイーは「真装版」発売時に収録されているため、「懐かしい」「若い!」と声が上がる点もぜひ楽しんで欲しい。
2009年9月30日発売。
メンバーがそれぞれ「陸」組、「海」組、「空」組に分かれ、夏を満喫するバラエティ企画作品。WEBアンケート等で「素のメンバーが見たい」という多数のファンの声を受けて、メンバーの「素顔」が見られるドキュメンタリー映像。
バラエティ番組形式で、スタジオに集まったメンバーがそれぞれの「夏休み」をVTRで振り返る様子までもがエンタメになっている点にも要注目。
本編未収録映像のディスクがもう1枚あるという、スター☆メン初の2枚組DVDとなっている。コメンタラナイーはなし。
2012年2月29日発売。
保村さんの坂本龍馬風姿のジャケットが斬新な本作は、とあるゲームをするメンバーの様子が収録されたバラエティ映像作品。それぞれが選んだ衣装で登場する冒頭シーンにおいて、メンバー同士でお互い笑ったり楽しんでいる様子がすでにおもしろい!
視聴者も一緒にゲームを楽しめるほか、それぞれの思考回路が垣間見えるところも個性豊かなメンバーたちならでは。ゲーム中は自分の手の内しかわからないため、お互いの戦略を見ながら振り返ったコメンタラナイーも大盛り上がりな作品。
2012年4月~2013年3月まで毎月1回開催された、スター☆メン結成10周年記念イベント「ヘロー!スター☆メン。」のダイジェストを3ヶ月毎にまとめた計4本の映像作品。
このDVDシリーズでは、当時ニコニコ生放送で配信していたイベント直前の楽屋映像「謎の新ユニットSTA☆MENの『穴』」や、「キズナプロジェクト」というおまけ映像までもが収録。全力でエンタメに振り切った彼らの、少年のような笑顔にも注目したい。
2012年9月26日発売。
メンバーの「キズナ」を確かめ合う4月、懐かしい遊びで対決する5月、無駄話をしながら唐突に入る指令をこなす6月を収録。
「おまけ」映像では、イベントの裏でひそかに実行されていた、とあるメンバーに対するドッキリ企画のネタばらし映像も。
2012年12月19日発売。
メンバーが一度やってみたかったことを次々に実験していく7月、「劇団☆スタアメン」公演を演じる8月、さまざまなミニゲームでメダル獲得に挑む9月を収録。
「おまけ」映像は「スキマプロジェクト」。都内某所に設置した定点カメラで24時間収録した映像のラスト、集まった7名全員で「10年後にまたここで会おう」と言葉を交わしそれぞれの日常に戻ってゆくシーンは絶対に見て欲しい。
2013年3月20日発売。
2人きりでダンディを極める10月、メンバーが1対1でガチトークをしていく11月、年末最後の宴を催す12月を収録。
「おまけ」映像では12月イベント開催時のメンバーの1日に密着。演者でありながら、会場のセッティングを積極的に手伝い、座席の微調整をするなど、お客さんに楽しんで欲しいと願うメンバーの姿が見られ、思わず感動……!
2013年6月26日発売。
これまで数百人ほどの収容人数だった「ヘロスタ。」の、会場の規模を大きくして開催したラスト3ヶ月を収録。スターをイメージした衣装を各々がセレクトするなどミニ企画満載の1月、メンバーがクイズで100万円争奪戦を見せた2月。そして卒業式をモチーフとした3月は、各回最後に出演メンバーで歌唱して来た「キズナ~スター☆メン」を振り付きで披露するサプライズののち、衝撃の「無期活動休止」を発表した伝説回であり、涙なしには見られない。
「おまけ」映像では、3月に披露した振り付き「キズナ~スター☆メン」を練習するメンバーの様子を収録。結成から10年でアラフォーになったメンバーたちが、慣れないダンス練習に本気で取り組んでいる姿は胸熱!!
2013年12月25日発売。
2013年10月にTOKYO DOME CITY HALLで開催されたスター☆メンファイナル公演の全貌を収録。活動休止前最後のイベントにふさわしく、タキシード姿で登場したメンバーたちが各自考案した企画を楽しむ伝説の1日が見られる。最後まで観客を楽しませる彼らの、活動休止前最後の姿をお見逃しなく!
映像作品だけにとどまらず、CDも発売していたスター☆メン。メンバー全員で歌唱するCDとして2003年に『君のために』を発売。その後、2009年発売のDVD『エガヲ』の主題歌にもなった『太陽がくれた季節 / 聖スタア☆メン学園高校校歌』をリリースしたほか、2012年には特撮番組『特命戦隊ゴーバスターズ』で担当したED曲『キズナ~ゴーバスターズ!』も。
ほかにもユニット内ユニット「ガッツ」が主導となるも全員が出演したドラマCD『ガッツバトラーG』を2006年に発売しているなど、幅広くエンタメに取り組んでいます。
最後に、スター☆メンがイベントを開催していた会場や、彼らのゆかりの地などをGoogleストリートビューで聖地巡礼してみませんか。当時の景色とは異なってしまった場所もありますが、彼らの青春の跡地を巡ってあの頃の風景に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
なお、実際に聖地を訪れる際は、近隣施設や住民等に配慮し、通行の妨げとならないようお気をつけください。
「スター☆メン」といえばココ! 1stイベントや最初の「ヘロー!スター☆メン。」が行われた老舗ライブハウス。
青春でしたねぇ。
— 鈴村健一 (@suzu__kensan) July 23, 2022
毎週のように集まって会議して、脚本書いて、編集して。本当の自主制作ユニットでした。
今なら俺たちYouTuberじゃないかなw https://t.co/TNKzMH2QYd
ここで某自主制作ユニットの1stイベントをやっったのは約20年前。スマホはまだ無かったし、ネットも今のように普及していなかった。チケット販売はメンバーが電話番して受付……。声優を取り巻く環境、そして社会もホントに大きく変わったなぁとしみじみ。渋谷でお仕事でした。 pic.twitter.com/Q9ooNn7eD7
— 諏訪部順一 Junichi Suwabe (@MY_MURMUR) July 23, 2022
DVD「謎の新ユニットSTA☆MENアワー ぶっちゃけつるっとなるはや」収録のイベント会場。豊島区役所移転とともに取り壊され、跡地には現在の「Hareza」が建築されている。実はアニメイト本店(池袋)のすぐそばなので、リアル聖地巡礼の際はぜひ寄ってみてください(笑)
結成10周年記念イベント「ヘロスタ。」の『つゆだく味』に収録されている「キズナプロジェクト」で、定点カメラが設置されていた場所。彼らの背景に映り込んでいた「音楽館」の看板が今はない点も、時の流れを感じさせる。
「10年後にここで会おう」がいつか叶うことを願いたい。
2021夏から駆け出した新人ライター。大人になってから乙女ゲームに触れたことがきっかけで、男性声優さんに興味を持ち、本格的にアニメを見始めた文学部出身のオトナ女子。初めての乙女ゲームは『ときめきメモリアルGirl's Side(1st)』。作品などの聖地巡礼やコラボカフェも好き。ミドル層の男性声優さんやKiramuneレーベルについての記事を書くことが多いです。