ハードな展開を感じさせないロン&トトのドタバタ会話劇! コメディとシリアスが融合した第1話を振り返り──秋アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』鴨乃橋ロン役・阿座上洋平さん&一色都々丸役・榎木淳弥さんインタビュー
特殊なオーディション!天野先生から絶賛されるも……?
──オーディションは掛け合いで行われたそうですが、こちらは珍しいことですよね?
榎木:そうですね。ロン役の人、トト役の人がペアになって、ブースに二組集まって録りました。
阿座上:僕のときは一組だけだった。
榎木:へぇ! 僕のときは4人でブースに入って、別のペアが先に録っているのを見ていて。
阿座上:それ、難しいね(笑)。
──そんなパターンもあるんですね。
阿座上:そもそもオーディションで一緒に掛け合うのは数えるくらいしかなくて。
榎木:自分が受ける役を別の人がオーディションで演じているのを見ることも……。
阿座上:ない! すごく異質な空間だったと思います。自分なら空気に飲まれていました(笑)。
榎木:僕の回は有名な人ばっかりでした
阿座上:へぇ! というように僕らはオーディションで一緒だったわけではないんです。
スタッフ:監督が掛け合いをすごく大事にされていたのでこのような形になりました。
──そうだったんですね。
榎木:あと、オーディションは天野先生も聴かれたんじゃないかなと思います。
──おふたりは先生となにかお話されましたか?
榎木:先日ご挨拶させていただきました。
阿座上:アフレコに来てくださって、「バッチリです」と。お世辞かもしれませんが……(笑)。
榎木:そこは疑ってもしょうがないでしょ(笑)。でも「これじゃない」と思われていたらどうしようと気になりますよね。そんな中、喜んでくださったみたいで良かったなと思います。
──たくさんのお話ありがとうございました。最後に、今後の放送を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。
榎木:本作のレギュラーキャラはロンとトトくらいですが、事件のたびに犯人やロンの関係者が増えていきます。彼らとのテンポの良い会話はもちろん、関係性にも注目してほしいです。
阿座上:ギャグとシリアスがすごく良いバランスで成り立っている作品です。そんな原作の魅力をキャストはもちろん、スタッフさんたちがしっかり描いてくれています。僕自身、PVを見て一大ムーブメントを起こせるような作品になったと確信しました。そして原作ファンに「これだ!」と言ってもらえるような作品にしたいと思っていますし、そこを目指すことにやりがいを感じています。
原作をまだご覧になっていない方は、アニメで推理を楽しんでもらって、その後、原作を読んで振り返っていただけたら嬉しいです。原作もアニメも、ぜひともよろしくお願いします!
──ありがとうございました!
【取材・文 MoA】
『鴨乃橋ロンの禁断推理』作品情報
あらすじ
BLUE開校以来の天才と囁かれた鴨乃橋ロンは在校中のある事件をきっかけに、探偵として致命的な“欠陥”を抱えたことで、BLUEを追放され「探偵」を禁じられる。
それから5年後。失意と退屈の日々を送るロンの元に警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸が連続殺人事件への協力を求め訪ねて来たことで、止まっていたロンの時間が再び動きだす。
ロンの苦悩を知り、親切心からサポートを申し出る“ピュアなマヌケ”一色都々丸。そんな彼をロンは「トト」と呼び、二人での捜査に無限の可能性を感じると、トトをパートナーに指名する。
謎を解くロンと、捜査に動くトト。ちょっとワケありな凸凹探偵コンビが、ミステリアスな事件を華麗に解決していく……!!
キャスト
(C)天野明/集英社・鴨乃橋ロンの禁断推理製作委員会