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- 二城利月
- 元アニメイトタイムズの編集者で、現在はフリーのライター。アニメ、声優、VTuberの記事など作ってます。
株式会社フロンティアワークス(アニメイトグループ)が運営するブラウザゲーム『クリエイティブRPG』が、累計25万部以上発行の人気コミック『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』(漫画:増田ちひろ/原作:裏地ろくろ/キャラクター原案:サブロー)とコラボレーション!
『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』の世界観で自由に冒険が出来る、期間限定コラボシナリオ&クエストが楽しめます。
本コラボの開始にあたり、アニメイトタイムズでは『クリエイティブRPG』のスタッフ&『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』のプロデューサーにインタビュー! 『クリエイティブRPG』とはどういうゲームなのか、コラボの見どころや楽しみ方などを伺いました!
──まずはじめに、今回のコラボにあたり、それぞれどのようなポジションでお仕事をされているのか、簡単に自己紹介をお願いできますか?
上田:フロンティアワークスの上田と申します。デジタルアプローチ事業という部署に所属しておりまして、今回のコラボでは原作『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』のコミック編集兼プロデューサーという立場です。
栗田:栗田です。フロンティアワークスのゲームコンテンツ事業部プロデューサーで、『クリエイティブRPG』の立ち上げから関わっています。
新藤:同じくフロンティアワークス・ゲームコンテンツ事業部の新藤と申します。立場的にはディレクターとして『クリエイティブRPG』のシナリオや運営に携わっています。
──『クリエイティブRPG』とはどのようなゲームなのでしょうか?
栗田:自分でキャラクターを作って、キャラクターになりきってRPG的な世界で冒険できるゲームです。自由度の高さが特徴で、キャラクターの設定をフリーテキストで自由に作ることができ、イラストもイラストレーターに頼んで、世界でひとつだけのイラストが楽しめます。
シナリオは他の参加者と一緒に、小説形式で提示された状況に対してどう行動するのかを自分で決めて、その結果どうなったかが小説の形式でまた帰ってくるという形で進行します。ある意味では小説の中のキャラクターを自分で操作できるような、創造性の高いコンテンツとなっています。
──コミック版『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』とコラボするに至った経緯を教えてください。
栗田:小説版の『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』が前から好きで読んでいて、コミカライズも非常に人気でした。
さらに、想像して遊ぶ『クリエイティブRPG』というゲームの性質上、コラボで初めて触れる人でも想像がしやすいコンテンツというのが重要で。今回でいえば"ゾンビもの"というわかりやすさが、「自分ならどうするか」想像しやすいということで、こちらから熱烈ラブコールさせていただきました。
──コラボの話が来て、『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』サイドとしてはいかがでしたか?
上田:原作の裏地先生と一緒に『クリエイティブRPG』をプレイさせていただいて、作品のいいところを引き伸ばしてもらえるゲームメディアだと思いました。
コラボの内容も『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』の設定をうまくご活用いただき、昇華させているなと。プロットやシナリオも裏地先生にご監修いただき、原作を読んだことがある方はもちろん、そうでない方も楽しんでもらえる内容となったと感じます。
──『クリエイティブRPG』を初プレイした感想はいかがでしょう。
上田:一人の出せるアイディアには限界がありますが、これは"想定していないこと"が起きるゲームだなと。ひとつのイベントに対してユーザーさん約100人でアイディアを出し合いながら進んでいく。ブレストをしているような、楽しみながら物語を作り出せるゲームメディアだと思いました。
──『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』の魅力はどこにあると思いますか?
新藤:主人公が特殊な能力を持っていますが、徐々にそれだけでは切り抜けられなくなってきて、この後どういう展開になるのか先が読めないところが面白いです。主人公は決して完璧ではない、とても人間らしいというのも好きなところで。あとはシンプルにヒロインがかわいいですね。個人的には「牧浦」というキャラクターが推しです(笑)。
栗田:タイトルの言霊ですね。作品の売りが全部書かれている素晴らしいタイトルだと思います。内容的には主人公が外道なことはしつつも、なんだかんだ責任は果たしているところとか、根が真面目な感じが好きですね。
上田:私がこの作品でいいなというポイントは、ハリウッド映画だったら、自分だけが襲われないことを周囲に打ち明けてゾンビを倒し、ヒーローになるという展開になるでしょうが、本作の主人公、武村はその特性を隠して行動し、他人に恩を売ったり得を独占したりする。
「フィクション的な人間味」ではなく、「現実のような人間味」があるんですよね。人の本性を映し出しているというか。もし自分が同じ特性を得たら、本当にヒーローのように立ち振る舞えるのか。ゾンビものという非日常な世界観ではありつつも、キャラクターの行動や心理がとてもリアルなのが本作最大の魅力です。
──今回のコラボにおけるこだわりポイントはありますか?
栗田:今回はコラボオリジナルの世界になるのですが、主人公はプレイヤーたち自身で、どう生き残っていくのか選択していくことになります。ゾンビと戦うもよし、スキルを使って人助けをするもよし、ゾンビと仲良くなりに行ってもよしと、やりたいことはなんでもやれます。
また最大のポイントとして、『クリエイティブRPG』は全年齢向けなのですが、今回は青年向け作品とのコラボということで特別仕様になっています。センシティブなシーンを見たり選んだりすることができるようになっていますので、そこも楽しんで頂ければ。
──最後に読者にメッセージをお願いします。
上田:『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』原作サイドとしましては、これからもコミック版は巻数も重ねてより話が面白くなっていきますので、引き続きお付き合い頂ければと思います。
新藤:せっかく原作者様も『クリエイティブRPG』を遊んで頂き、快諾して頂いたので、『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』の世界観の中に入ってもらいつつ、その中でみなさんが自由に楽しめるシナリオを提供できるよう頑張りますので、ぜひ遊んでみてください。
栗田:AIが発達していく中で、こういった手作り感あふれるコンテンツをみんなで遊ぶ機会はなかなか他では見ないと思います。ぜひ興味を持って頂いたら、ご参加頂ければ幸いです。
──ありがとうございました。
[取材・文:二城利月]
オリジナルキャラクターの【小説】や【イラスト】をクリエイターたちと一緒に作っていく、TRPGのような手作り風RPGです。
例えば、状況に応じたキャラクターの行動を自由に書いてライターに送るとその結果が小説形式で発表されます。
シナリオは他のプレイヤーのキャラクターたちも参加出来ますので、“みんなで遊べる小説”とも呼べるコンテンツです。
また、自分のオリジナルキャラクターを好きなイラストレーターに描きおろしでイラスト化してもらうこともできます。
自分のために創られたオーダーメイドのコンテンツを楽しめることが、クリエイティブRPGの魅力です。
タイトル:クリエイティブRPG
ジャンル:ブラウザゲーム(RPG)
プラットフォーム:PC / Android / iOS
プレイ料金:基本プレイ無料(一部有料)
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■クリエイティブRPG公式サイト
■クリエイティブRPG公式X
某美少女ゲーム雑誌の編集、アニメイトタイムズの編集を経て、現在はフリーで活動中のライター。主にアニメ、声優、VTuber、ゲーム、車などの記事を作ってます。好きなアニメは『ガルパン』、『艦これ』、『はいふり』、『ラブライブ!』、『ゆるキャン△』、『放課後ていぼう日誌』など。聖地巡礼が好きで、ハマるとすぐ飛んでいきます。
(C) Masuda Chihiro・Uraji Rokuro / Frontier Works Inc.
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