10年経っても作品の力を実感?「ただいま」に泣かされた楽曲エピソードも!「『のんのんびより』10周年記念上映」宮内れんげ役・小岩井ことりさん&越谷小鞠役・阿澄佳奈さんによる舞台挨拶詳細レポート
2013年10月にアニメ化されて以降、TVシリーズは第3期まで、劇場アニメも果たすなど、今なお多くの方ファンに愛されている『のんのんびより』。いよいよ今年アニメ化10周年を迎えて、アニメ『のんのんびより』シリーズ10周年企画が始動しました!
その第1弾として東京・立川シネマシティにて、「『のんのんびより』10周年記念上映」が開催! 10月14日(土)は第1期『のんのんびより』、10月28日(土)は第2期『のんのんびより りぴーと』、11月11日(土)は『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』、11月25日(土)は第3期『のんのんびより のんすとっぷ』が上映されます。
各上映には毎回キャスト、スタッフによる舞台挨拶も行われますが、10月14日(土)の上映前には宮内れんげ役を演じる小岩井ことりさんと越谷小鞠役の阿澄佳奈さんが登壇しました。その舞台挨拶の模様の詳細レポートをお届けします。
10周年上映の開幕は小岩井さんと阿澄さんのトークショー。まずはおなじみの「にゃんぱす~!」をみんなで!
『のんのんびより』は、あっと先生原作の人気マンガで、2013年10月にアニメ化し、2015年7月に第2期『のんのんびより りぴーと』、2021年1月に第3期『のんのんびより のんすとっぷ』が放送。さらに2018年8月には『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』が公開されたり、OAD化されるなど、今なお多くの方に愛されている作品です。
2023年10月にアニメ化10周年を迎え、いろいろな記念企画が展開されます。その第1弾として、2023年10月14日(土)から11月25日(土)まで、東京・立川シネマシティにて、「『のんのんびより』10周年記念上映」が開催され、毎回キャスト、スタッフによる舞台挨拶も行われます。
初日にあたる10月14日(土)は、立川シネマシティの企画「アニオール」の一環として、アニメ第1期の全話上映を実施。スタッフからの開演をお知らせでは、『のんのんびより』の舞台の旭丘分校に掛けて、「立川シネマシティ分校へお越しいただきましてありがとうございます」と挨拶。粋な演出に客席から拍手が起こりました。また、諸注意に合わせて、『のんのんびより』上映限定のフードメニューとして、「懐かし駄菓子(『のんのんびより』ステッカー付)」が提供されていると紹介。既に手にされているお客さんの姿もちらほら。
今回の進行役は『のんのんびより りぴーと』からプロデューサーを務めているKADOKAWAの山下愼平さん(以下、山下P)。第1期OP曲「なないろびより」が場内に流れるステージでは、山下Pの呼び込みで宮内れんげ役の小岩井ことりさんと越谷小鞠役の阿澄佳奈さんが登場。小岩井さんは、「こんばんは!」と言う山下さんへ「『こんばんは』じゃないですよ!」と突っ込むとすかさず「皆さ~ん、『にゃんぱす~!』」と大きな声で挨拶。会場からもやまびこのような大きな「にゃんぱす~!」が返ってきました。
その反応に笑顔で「久しぶりに皆さんの声が聞けて嬉しいです」と話す小岩井さん。続けて阿澄さんの「夜10時に立川に轟かせましょうか。皆さん、『にゃんぱす~!』」でも大きな「にゃんぱす~!」のリスポンスで、もはや夜10時のテンションとは思えないくらい。山下Pが「ちゃんと、とっておいたんですよ」と釈明すると、「そうだったんですね!? 私ったら、やだ!」と言った小岩井さんの声も心なしか、大きく弾んでいます。
阿澄さんも「まさか、こんなに来てくださるとは。ビックリです! ちょっとみくびっていました(笑)」と嬉しそう。改めて小岩井さんは「10年前にスタートした作品なのに、これだけ立川に、22時に集まってくださる方がいるなんて」と嬉しそうに語りました。
明かされる第1期の収録現場! 緊張していた小岩井さんと常に元気だった村川梨衣さんと佐倉綾音さん
第1期『のんのんびより』の第1話から10年経ったことに改めて驚きつつ、「学園祭に伺った際に、『子供の時、にゃんぱす見てました!』と言われたことがあって」(小岩井)、「思い出の作品になっているんですね。すごいことです」(阿澄)。
初めてキャスト陣と顔を合わせた時の印象については、「こっこちゃん(小岩井さんの愛称)、すごく緊張していたよね?」(阿澄)、「メインの役どころはまだ2作目だったので、すごくドキドキで。阿澄さんはいろいろな作品で見ていたので、大先輩だったし」(小岩井)、「中先輩か小先輩くらいで(笑)。でも私、メインキャストで一番、お姉さんだったのでドキドキしてました」(阿澄)と第1話では2人共、ドキドキしていたとのこと。
なお小岩井さんと、蛍役の村川梨衣さんと夏海役の佐倉綾音さんはほぼ同時期にデビューしており、佐倉さんは唯一、まだ10代だったそうですが、「一番堂々としていたし、朝のアフレコでいつも栄養ドリンク飲んでた。大人っぽいなって(笑)」と小岩井さん。阿澄さんも「りえしょん(村川さんの愛称)とあやねる(佐倉さんの愛称)は第1期の時からいつもうるさかった(笑)」。
村川さんと佐倉さんがパーソナリティを務めるWEBラジオ『のんのんだより』も「毎回、にぎやかだった」(阿澄)、「あんなに鼓膜を攻撃するラジオはないくらい、元気でした」(小岩井)、「でも、アフレコでもあんな感じだったよね」(阿澄)、「2人はオンとかオフとかなくて。いったい誰に向けてしゃべっているんだろう?って」(小岩井)。
村川さんと佐倉さんの賑やかコンビの話が出ましたが、この日の2人の組み合わせは小岩井さんいわく「比較的おとなしいコンビ」。「このコンビなのは夜だからかな?」と疑問を抱く阿澄さん、笑顔ながら真相を語らない山下P(笑)。