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『聖剣学院の魔剣使い』井上麻里奈&仲田ありさ&池添朋文 インタビュー【連載第1回】

『聖剣学院の魔剣使い』レオニス役・井上麻里奈さん、シャーリ役・仲田ありささん、ブラッカス役・池添朋文さんインタビュー|ここまでの物語と10歳の頃の自分を振り返る【連載第1回】

 

10歳の頃は塀をつたってその辺の家に侵入していた

――実際に映像をご覧になってみた感想を教えてください。

井上:まず、Cパートの存在を知らなかったので驚きました。まさか、お二人で収録されていたとは。

仲田:実はそうだったんです。

池添:二人なのに、シャーリは全然こっちを向いてくれませんでした。

井上:レオニスにしか興味がないんだね(笑)。

仲田:そうですね(笑)! Cパートはシャーリが突っ走って、ブラッカスが慌てている様子がかわいくていいなと思っています。

池添:ポンコツと天然でツッコミがいない。ひどいコンビですよ。レオニスがツッコむことで成立するんだとCパートを収録していて感じました。

 

 
井上:あとは映像を見て、あの世界の広さを感じました。レオニスはそんな世界を手中におさめようとしているんだと、より実感できたんです。また、この作品は女の子がかわいいことが必須条件だと思っていたのですが、その期待は裏切られなかったですね。現代の日常に寄せたエンディングも好きです。

池添:絵が綺麗に尽きますね。世界観を確立するために、背景ひとつをとっても緻密に計算されて描かれていると感じました。ヴィークルもしっかりデザインされている点など、細かい作画が世界観の嘘っぽくなさに繋がっている気がします。あとは戦闘シーンですね。魔法演出が細かく、シンプルにカッコいいなと思いました。

仲田:絵と音とお芝居がひとつになったものを見たら、やっぱり感動しますね。アニメの絵が完成して劇伴が加わることによって、セリフのニュアンスがより増強されたと感じました。アニメって色々な力が結集して出来上がるんだと、放送を見ながら改めて思っています。

 

 

――10歳の姿で目覚めたレオニス。みなさんは10歳の頃、どんなことをして過ごしていましたか?

井上:何をしていたかなぁ。自分のテリトリーの中では割とやんちゃだった気がします。近所の知り合いの家に侵入したり。

池添:侵入!?

井上:出入り自由だった気がするんですよ。塀をつたってその辺の家に侵入したり、大きな木に登ったり、栗林に入って栗を拾ったり。それが許されるご近所さんだったんです。とはいえ、学校ではわんぱくな子供ではなく、どちらかというと大人しくてあまり意見を言えないタイプでした。

池添:二面性があった。

井上:そうですね。幼いながらに第三者からどう見られているのか、人の視線を気にする節があって。学校ではちゃんとしとかなきゃという気持ちがありました。

――当時から役者にはなりたかった?

井上:小学5、6年生の頃は演劇部に入っていて、主役もやっていたんです。あとおままごとをするときは、自分でキャラクターを想像して絵に描いて、それになりきっていました。振り返ってみると、声をあてるというのに近いことを小さい頃からしていたんです。自分じゃない何かになりたい衝動は、昔から強かった気がしますね。

 

 
池添:僕は大人しい子と言われていた記憶がありますね。父の仕事の都合で、1年半~長くても3年のスパンで転校していたんです。だからあまり友達付き合いも上手ではなくて。

井上:ご近所さんに侵入できなかったんですね。

池添:それは転校を繰り返していなくてもできなかった気がします(笑)。休み時間はよく図書室に行って、星新一の本を読んで夢想するのが好きでした。

――その夢想が今のお仕事に繋がるきっかけにもなった?

池添:どうでしょうね。テレビもそんなに見なかったですし。子供の頃は将来役者になるなんて、思ってもいなかった気がします。

仲田:私は外を走り回ったり木を登ったりセミを捕まえたりしていました。悩みは「あの子よりも足が遅いこと」という感じの子供でしたね。近所のお家に侵入した記憶は……ないです(笑)。

井上:やっぱり、みんなないのか……。

 

 

――役者になりたいという気持ちはあった?

仲田:それが全然なくて。父親が自衛官で、たまに仕事をやっている姿を見る機会があって。そんな父の背中を見ながら「将来は自衛官になる!」と言っていた気がします。

――そういう背中を見ていたから、もしかしたら外で遊ぶことに積極的だったのかもしれないですね。

仲田:そうかも。お父さんと同じように体を動かしたいという気持ちがあったのかもしれないです。

 

 

――最後に、8話と今後の見どころを教えてください。

井上:8話はレギーナさん回ですね。これまで明らかになっていなかったレギーナさんの素敵な部分がたくさん見られます。特にラスト! レオニスを演じる身としてはちょっと気恥ずかしくもなる「おっ!」というポイントがあるので、注目してください。今後の見どころは、ティザービジュアルにもなっていたリーセリアさんのドレス姿ですね。「あれどうなったの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんと作中に出てくるのでお見逃しなく!

池添:さらわれた王女・アルティリアの救助はどうなるのか、楽しみにしていてください。今後はやはり「女神」がキーワードですね。ここまでの物語で、どうやらレオニスが魔王をやっていたことが1000年後には伝わっていないような節がありました。それがなぜなのか、考察しながら作品を楽しんでいただければと思います。

仲田:8話は生い立ちも含めて、レギーナさんのことをより深く知ることができる回です。レギーナさんとレオニスくんの関係性の変化も見逃さないで欲しいですね。今後は、レオニスくんのひとつの目的である叛逆の女神・ロゼリアとの約束に関して、細かく散りばめられていたものがどんどん集まっていきます。そこも含めて、最後まで見ていただけたら嬉しいですね。

 

 
[取材・文/M.TOKU]

『聖剣学院の魔剣使い』作品情報

あらすじ
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。
だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた!
「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」
<聖剣学院>に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。
未知なる敵<ヴォイド>、<第〇七戦術都市>、武器の形をとる異能の力———<聖剣>。
聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は<聖剣学院>に入学することに。
魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!

キャスト
レオニス:井上麻里奈
リーセリア:石川由依
レギーナ:洲崎綾
エルフィーネ:五十嵐裕美
咲耶:黒木ほの香
シャーリ:仲田ありさ
ブラッカス:池添朋文
ロゼリア:加隈亜衣
魔王レオニス:平川大輔

TVアニメ「聖剣学院の魔剣使い」公式サイト
https://seikengakuin.com/

『聖剣学院の魔剣使い』公式X(@SEIKEN_MAKEN)
https://twitter.com/SEIKEN_MAKEN

 

(C) 志瑞祐・遠坂あさぎ/KADOKAWA/聖剣学院の魔剣使い製作委員会
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