『デッドマウント・デスプレイ』四乃山小夜役・大地葉さんインタビュー|「小夜はサメパワーに押されてイメージが薄れがちですが実は常識人」【第2クール連載第6回】
衝撃の異世界転生ノワールファンタジーとして、2023年4月からスタートしたTVアニメ『デッドマウント・デスプレイ』。その第2クールが10月よりスタートした。
とある異世界から現代の新宿に転生した四乃山ポルカ。大事な仲間たちと平穏を望んでいたが、彼らの周りには、レミングスや火吹き蟲といった「厄ネタ」や、ソリティアのような奇術使いなど、とてつもなく強い上に個性的なキャラクターたちが集まってきてしまう。第2クールでは、さらにヤバいキャラクターたちが登場し、ポルカたちの生活を脅かしてくるので、どんな戦いが巻き起こるのか楽しみにしてほしい。
そして、アニメイトタイムズでは第2クールの放送と連動した連載も再スタート! 第18話放送後となる第2クール連載第6回は、サメの印象が異様に強い四乃山小夜を演じる大地葉さんが登場。実は常識人である彼女をどのように演じていたのか、そして大地さんが誰推しなのかお聞きしました。
やり甲斐を感じて気合いが入ったディレクションとは?
ーーTVアニメ『デッドマウント・デスプレイ』を観て感じた本作の魅力を教えてください。
四乃山小夜役・大地葉さん(以下、大地):これはもしかしたら私だけがそう思っているのかもしれないのですが……登場人物たちは常に危険と隣り合わせであるはずなのに、何故だかみんなそれぞれとても楽しく過ごしているように見えてきませんか? 楽しい、というのは語弊がある気もしますが、上手い表現が見つからず……。この何とも言えぬ不思議な危うさ、アンバラスさが本作の最大の魅力なのではないでしょうか。
ーー大地さんが演じている四乃山小夜は、どのような人物だと思いましたか?
大地:性格、力、出で立ちなど、様々な観点から見ても、いろいろな意味でぶっ飛んだキャラクターが多い『DMDP』(デッドマウント・デスプレイ)ですが、そんな中でも四乃山小夜ちゃんは、実はかなりの常識人だと思っています。どうしても溢れるサメパワーに押されて常識人イメージが薄れがちですが(笑)、状況を冷静に分析して把握したり、相手の気持ちを慮って助言をしたりできる素敵な女の子です。
ーー演じる上で、どのようなことを意識しましたか?
大地:最初に自分なりに役を作って聞いていただいたときに「もっと声は低くていいし、かわいさも抜いてもらって大丈夫です。普段はボソボソしゃべる感じで、サメについて語るときは面白くやってもらって大丈夫です」との指示を受けましたので、それらのことを念頭に置いて演じています。「面白くしてください」という指示が一番難しいのですが、やり甲斐があるので、気合いが入りました!
ーー第1クールも含めて、第18話までで印象的なシーンを教えてください。
大地:小夜ちゃんにスポットが当たるシーンなら、やはり第10話のミサキと2人きりでシャワールームで語り合うところでしょうか。個人的にはシーンの締めとなる「とりあえずサメの話でもしましょう?」という台詞の声のトーンにこだわったので、ぜひ改めてご覧いただきたいです!
小夜ちゃん以外のシーンだと、16話でミサキたちが乱闘している隙に、逃走した氷黒(久遠)が1人語りをするシーンが大好きです。「負けていたら、まあ御愁傷様です。貴方の犠牲は無駄にはしませんよ」という台詞が特に好きで。氷黒、それ笑顔で言う台詞じゃないでしょう!と反論したくなる台詞の多いこと多いこと(笑)。底知れぬこの感じが堪らなく好きですね。