TVアニメ「デッドマウント・デスプレイ」胡蝶・エイトポートの新宿グルメ探訪レポート「第5弾:王道の背脂系ラーメンは至高の一杯! 『らーめん味里』」
1996年に創刊された総合写真週刊誌「週刊ドライ」。真面目な政治ネタから芸能、街のゴシップ、オカルトや新作ゲーム情報まで幅広く取り扱っており、週に22万部を発行する国内大手誌のひとつである。
毎日のように様々な“ネタ”収集に躍起となる編集部員たち。時には危ない橋を渡り、命をかけて取材してきた編集部員たちのなかでも、編集長から一目を置かれている若手記者がいる。
「胡蝶・エイトポート」。
入社3年目の彼女は「恐れを知らぬ探求者」と呼ばれ、政治・芸能に関わらず、数多の事件をすっぱ抜いてきた。そんな彼女が、新宿のとある占い師の取材と並行して担当しているのが、「新宿のグルメ探訪」特集。どうやら、某アニメ作品に関わっている会社から「ぜひオススメしたいお店があるから紹介して欲しい」という相談が、「週刊ドライ」編集部にあったそうだ。その会社には、とある理由で編集長も逆らえないらしい。
最初は占い師の取材に集中したいという気持ちが強かった胡蝶・エイトポートだが、どんな取材でも何かを得てこそ「恐れを知らぬ探求者」。気持ちを入れ直し、本特集の取材をスタートさせた。
「えいえいおー!」。
第5弾は『らーめん味里』をレポート。
※本記事は、アニメ『デッドマウント・デスプレイ』の企画のひとつです。
前回の記事
背脂系ラーメンの真髄を味わう
いよいよ特集の取材も大詰め。グルメ探訪のオーラスは何がいいだろうかと悩んでいる胡蝶・エイトポートの横を、フラフラっと少し疲れた様子で右に左に歩くアニメスタッフYが通る。……アニメ制作が佳境なのだろうか?
アニメスタッフY「(ボソッ)……最近通うようになったラーメン屋さんがあります。ランチにもちょうどいいラーメンです。チャーシューが溶けるタイプでおいしいです……」
一瞬の出来事だった。あの呟きは何だったんだろうか。……オススメされた? しかし、ラーメンか。グルメ企画の定番とも言える“王道”で締めくくるのも悪くない。いや、むしろ最高なのでは? 胡蝶・エイトポートは、カメラとペンを持ち、颯爽とお店へと向かった。
東新宿駅B3出口から5分ほど歩くと見えてくる戸山ハイツ。その一画にお店は構えられていた。シンプルに「麺」と描かれた看板・ドアの入口からは、「ラーメンで勝負する」という気概を感じる。お店のドアを開けた後、丁寧に迎え入れてくれた店主に、さっそく取材を行った。
店主は、もともと1995年に神奈川にて創業、東京出身ということもあり10数年前に東京へ。この場所に店を開いてからは、ことしで10年目になるという。新宿の繁華街とは少し離れたここを選んだのは、路面店ではないことでの自由度の高さと、落ち着いた雰囲気が漂っていたのが決め手。30年弱ラーメンで商売をやってきたなかで、「最後は落ち着いた場所でのびのびとラーメンを作りたい」という思いがあったそうだ。
お店で提供されているのは、背脂系のラーメン。味は醤油・塩・味噌・ピリ辛といくつか種類がある。
「特にオススメのメニューは何ですか?」
店主に聞いたところ、「背脂系のオーソドックスは醤油ですね。塩・味噌・ピリ辛はそれぞれのブームのときにお客さんから要望があったので、時代に合わせて提供するようになりました」という答えが返ってくる。アニメスタッフから「チャーシュー」の情報を聞いていた胡蝶・エイトポートは、醤油ラーメンのチャーシュートッピングを注文した。
注文してから数分で着丼したのは、ネギ・メンマ・チャーシュー、そして麺と、シンプルな具材で構成された背脂系の醤油ラーメン。「入れれば入れるほど味が壊れちゃう可能性がある。もし好みがあれば、テーブルに置いてあるトッピングで味付けしてもらえれば」と店主は言葉にするが、シンプルゆえに味がごまかせない。具材の少なさは「ラーメン」の味そのものへの自信の表れと言えるだろう。
さっそくレンゲでスープをすくい、口に運ぶ。
「えっ、あっさりしていて食べやすい!」
「背脂」と聞くと、何となくこってりというイメージがあった胡蝶・エイトポートは、非常に飲みやすいスープに驚いた。その様子を見た店主は「背脂って、本来はこういうもの」と一言。背脂系のラーメンが流行ったときは、インパクト重視でギトギトさせるお店が多かった。しかし、本来背脂系はあっさりして食べやすいもの。麺も背脂系は太麺で提供するお店が多かったが、ブーム前までは細麺が主流だったため、『らーめん味里』では特注の細麺を使っている。チャーシューもアニメスタッフの証言通り、トロトロで最高においしかった。
何度もブームが再燃し、様々な進化を遂げているグルメ“ラーメン”。しかし、王道路線を貫くことが結局はひとつの答えなのかもしれないという思いを巡らせながら、胡蝶・エイトポートはお店を後にした。
「ごちそうさまでした!」
会社に戻って、特集の記事をまとめる胡蝶・エイトポート。今回取材した5店舗はそれぞれジャンルも場所も異なっていたが、共通していたのは「常連さんが通っている」ということだった。何度も足を運びたくなる味とお店の雰囲気。それが、飲食店では大切なことなのかもしれない。
「まだまだ知らない“新宿のおいしさ”がある!」。
最初こそあまり前のめりではなかった胡蝶・エイトポートだったが、気が付けば食の奥深さに引き込まれていた。「新宿って街は面白い」。胡蝶・エイトポートは、少し笑みをこぼしながらそう呟き、筆を進める。
★今回、取材したお店はコチラ★
らーめん味里
住所:東京都新宿区戸山2-33
営業時間:11:30~20:30 ※売り切れ次第終了
定休日:日曜 ※祝祭日は営業。その他臨時休業あり。詳細は公式X(https://twitter.com/misato_1995)をチェック
★今回、注文した商品★
醤油ラーメン(チャーシュー) 税込1,150円
TVアニメ「デッドマウント・デスプレイ」第2クール作品情報
放送・配信情報
TOKYO MX:10月9日より毎週月曜24:00~24:30
BS11:10月9日より毎週月曜24:00~24:30
サンテレビ:10月9日より毎週月曜24:30〜25:00
KBS京都:10月10日より毎週火曜25:00〜25:30
AT-X:10月10日より毎週火曜22:30~23:00
北海道テレビ:10月15日より毎週日曜25:45~26:15
※放送日時は予告なく変更となる可能性がございます。
dアニメストア、U-NEXT、アニメ放題では地上波同時配信!
他各サービスでも順次配信開始。
各配信サービスにて第1クール好評配信中!
https://dmdp-anime.jp/onair/
STORY
此処とは違う異世界――。
歴戦の兵士・『災厄潰し』と希代の死霊使い・『屍神殿』の、
世界と自身の生死を賭けた勝負が決した。
――そして、舞台は新宿へ。
衝撃の異世界転生ノワールファンタジー、開幕!!
STAFF
原作:成田良悟・藤本新太(掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊)
監督:薩摩良寛
シリーズ構成・監督協力:小野 学
キャラクターデザイン:阿部 恒
脚本:小野 学・菅原雪絵・冨田頼子
音響監督:山口貴之
録音スタジオ:HALF H・P STUDIO
音楽:F.M.F(奈良悠樹・eba・うたたね歌菜)
アニメーション制作:GEEKTOYS
第2クール音楽情報
オープニングテーマ「スクラップアート」水瀬いのり
エンディングテーマ「Hope」内田雄馬
CAST
四乃山ポルカ:榊原優希
崎宮ミサキ:水瀬いのり
繰屋 匠:内田雄馬
岩野目ツバキ:江口拓也
荒瀬耿三郎:岡本信彦
倉木リサ:種﨑敦美
雷小幽:福圓美里
四乃山呂算:山路和弘
四乃山小夜:大地 葉
阿字城イズナ:大久保瑠美
一ノ瀬古瑠斗:長谷川育美
合川咲姫:白石晴香
他
関連サイト
公式サイト
https://dmdp-anime.jp/
公式X(@DMDP_anime)
https://twitter.com/DMDP_anime
WEBラジオ
「デッドマウントーク・デスプレイディオ」配信中!
四乃山ポルカ役 榊原優希をメインMCとして「デッドマウント・デスプレイ」の魅力をたっぷりお届けするWEBラジオの配信中!
詳しくは公式HPをチェック!
https://dmdp-anime.jp/radio/
(C)成田良悟・藤本新太/SQUARE ENIX・「デッドマウント・デスプレイ」製作委員会