『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』斎藤 一役・日野 聡さんインタビュー【連載第23回】|自分の中で新たに生まれてきた斎藤一の感情を表現する事が大切だなと思い演じました
全世界シリーズ累計発行部数7,200万部超の大人気コミック『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(著・和月伸宏/ジャンプ・コミックス ※「北海道編」はジャンプスクエアにて連載中)の新作TVアニメが、7月6日よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送スタート!
連載開始から約30年を経ての新作TVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。色褪せることのない、王道にして普遍的な物語、登場人物たちの苛烈な信念を、今再び鮮烈に映し出す──。
アニメイトタイムズでは、それぞれの信念を抱え新しい時代を生きる魅力的なキャラクターを担当するキャスト陣らにインタビューを実施! 第23回は、斎藤 一役・日野 聡さんに、作品の魅力やキャラクターへの思いをお伺いしました。
連載バックナンバーはこちら
個人的には男としてこうありたいなと思える魅力だらけなんです
──原作漫画や脚本を読まれた際の感想をお教えください。
斎藤 一役・日野 聡さん(以下、日野):当時高校生の時に週刊少年ジャンプで読んだのが原作との最初の出会いで、剣心が持つ【逆刃刀】に凄い衝撃を受けたのを覚えています。
自分自身も剣道を長年やっているのもあって、どんどん『るろうに剣心』の世界と魅力にのめり込んで行きました。
──「登場人物の中で私が1番好きなキャラクター」とおっしゃっていましたが、演じる中で改めて感じる斎藤 一の印象や魅力をお教えください。また、共感できるところやご自身との相違点などあればお聞かせください。
日野:斎藤一の魅力といえば、やはり新撰組時代から一貫している【悪・即・斬】という自分の中の正義、信念、美学をブレずに持ち続けているところですよね。
立場がどんなに上の人であろうとも悪行は許さず罰するという心意気や基本的に一匹狼でダンディな佇まいなど、個人的には男としてこうありたいなと思える魅力だらけなんです。
──演じる際に意識されたことや印象的なディレクションなどありましたらお教えください。
日野:私にとって、斎藤一は最初のアニメで演じられていた鈴置洋孝さんの印象が強いんです。そして大好きなんです。
きっとファンの方々の中にも私と同様に鈴置さんや成田(剣)さんの作り上げた斎藤一の印象が強い方が多いと思います。
自分は芝居にしても声にしても、先輩お二人の真似が出来るわけではないので、お二人が作りあげた斎藤一の信念を継承しつつ、自分の中で新たに生まれてきた斎藤一の感情を表現する事が大切だなと思い演じました。