冬アニメ『スナックバス江』先行上映会レポート|ED主題歌はすべてカラオケ!? 高橋李依さん、阿座上洋平さん、落合福嗣さん、岩崎諒太さんが織りなすトークでいつしか笑顔に
2023年12月10日(日)、シネ・リーブル池袋にてTVアニメ『スナックバス江』第1話&2話先行上映会/トークイベントが開催された。
『スナックバス江』は、フォビドゥン澁川先生が集英社「週刊ヤングジャンプ」で連載中のスナックを舞台にしたギャグ漫画。TVアニメはTOKYO MX、HTB北海道テレビ、BS朝日、AT-Xにて2024年1月放送開始予定。監督・シリーズ構成・脚本・美術監督は、『Re:ゼロから始める休憩時間(ブレイクタイム)・Re:プチから始める異世界生活』『異世界かるてっと』『夜は猫といっしょ』などで知られる芦名みのるさんが務める。
先行上映会イベントには高橋李依さん(明美役)、阿座上洋平さん(山田役)、落合福嗣さん(タツ兄役)、岩崎諒太さん(森田役)が登壇。キャラクター紹介やバラエティーパート等、キャストたちのキレッキレのトークが冴え渡り、客席はまさに“スナック”のような雰囲気に。また、イベント内ではオープニング&エンディング主題歌情報など、最新情報が続々と公開。本稿では、第1部のトークイベントを中心としたレポートをお届けする。
愛すべきキャラクターたちを紹介
第1話はスナック好きで知られる“たまちゃん”こと玉袋筋太郎さんのナレーションからスタート。本作の舞台は、北海道最大の繁華街すすきの――から5駅離れた北24条にある「スナックバス江」。バス江ママと、チーママの明美さんの楽しいお店だ。バス江ママと、チーママの明美さん、なんとなく店に入ったサラリーマン・山田、常連客のタツ兄、森田などのやりとりを中心に物語は進んでいく。話が進む度に観客からは笑いがこぼれ、第1話、第2話の上映が終わると満場の客席からは拍手が起こった。
その余韻が残る中、高橋李依さん(明美役)、阿座上洋平さん(山田役)、落合福嗣さん(タツ兄役)、岩崎諒太さん(森田役)がステージに登壇。観客から再び大きな拍手が湧いた。キャラクターに寄せた華やかな衣装も印象的。落合さんはスタイリストが付くと勘違いしていて、着替えやすい半袖短パンで来てしまったとのことだった(笑)。
司会・進行の阿座上さんから“役どころ”を聞かれた3人が、それぞれのキャラクターを説明していく。
まずは高橋さんが演じる「スナックバス江」のチーママ・明美。歯に衣着せぬトークが魅力で、高橋さんはみんなのことを好きだからこその愛情のあるツッコミだと感じたという。森田に対して愛はあるのか、とツッコまれると「今(第1話・第2話の段階では)あるんじゃないかな。すでに(森田の)眼鏡ぶち壊したりしていますけど」と笑った。
落合さんはタツ兄のことを「おじさんです」と断言すると場内から笑いが。タツ兄こと辰巳拓郎は、見た目はいかついが気さくな性格の常連客。もしかしたら「スナックバス江」の世界でいちばん良識(と乙女心を)を持っている人かもしれないと説明した。
ちなみに、第1話のアフレコ時は「おじさん」というフィルターから癖を強めて挑んだそうだが、芦名みのる監督から「もう少しフラットに演じていい」とアドバイスをもらい、そこから演じやすくなったという。
もうひとりの常連客・森田を演じるのは岩崎さん。モニターに映った「エセ関西弁を話す天然パーマで小太り」「童貞」という紹介文を見て、その通りと笑う。岩崎さんは森田の言動や男子ならではの思想にうなずけるところがあるようで、会場からも共感を込めた拍手が。
また「普段は絶対に言えないようなことも(セリフとして)言えて気持ちよかった」と話すと、落合さんは子供が起きている時には映像チェックや練習ができないと苦笑した。
最後は阿座上さん演じる山田。最近通うようになった若いサラリーマンで、高橋さんいわく「苦労人」。「スナックバス江」で唯一の常識人ではあるものの、だんだんと「スナックバス江」の常連になっていくところから、阿座上さんは「彼もわりとクレイジーなんじゃないか」と分析。
また、山田が「スナックバス江」に入店するところから物語は始まっていくことから、山田になった気持ちで視聴するといかに大変なキャラクターが多いか実感できるかも?と、作品の楽しみ方を伝えた。