冬アニメ『僕の心のヤバイやつ』第2期 連載インタビュー第3回:市川香菜役・田村ゆかりさん|「自分が経験できなかった青春を擬似的に体感させてくれるような作品。青春って良いなって」
普段はおちゃらけてるけど、京ちゃんのことが大事で大好き
――第2期のストーリーを読まれての印象を教えてください。
田村:第1期を経て、ほんとにほんとに少し一歩前に進んだ2人が可愛くて。でも急激に関係値が変わったわけではなく、一歩ずつ一歩ずつ着実に進んでいて周りの理解も得られていてってのがとても良いです。山田さんのお父さん、好きです。
――第2期は家族とのやりとりも印象的。15話はおねえのやさしさも感じました。
田村:おねえ役の私的には、山田さんへの想いに悩んでいる京ちゃんに、自分がどうしたいかを考えて行動した方がいいとアドバイスするシーンが、やっぱり印象的でした。普段おちゃらけているけど京ちゃんのことが大事で大好きで想っている優しさが好きです。
――皆さんにお話をうかがっていると、市川と山田のおふたりのお芝居を見守るように皆さんアフレコされているとのこと。コロナ禍が明けての収録ということで、皆さんと掛け合いされる場面も以前に比べて増えたと思うのですが、田村さんはおふたりのお芝居をどのような思いで見守られていますか?
田村:おふたりがお芝居をしているところに同席すると、なんだかのぞきをしているような気がしてしまって……私は空気……塵芥……と気配を消す努力をしています。でもめっちゃ聞き耳立ててます。
ふたりの仲をこれからも見守ってほしい
――田村さんにとって『僕ヤバ』とはどのような存在の作品ですか?
田村:自分が経験できなかった青春を擬似的に体感させてくれるようなそんな作品です。実体験ではないけど、自分に置き換えてみてしまって照れ臭くなったり恥ずかしくなったり……。青春っていいなぁ。
――それと、皆さんにおうかがいしている質問なのですが……ご自身の心のヤバい部分を教えて下さい。
田村:電波と携帯の充電がなくなるととたんに不安になるところ……?
――最後に、第2期の今後の見どころを教えてください。
田村:これからふたりの仲がゆるやかにでも確実に一歩ずつ進んでいく過程を、見守ってあげてください!
[文・逆井マリ]
作品情報
あらすじ
美少女らしからぬ行動を繰り出す山田に、市川は目を離せずにいた。
そんな市川の恋心を知ってか知らずか、山田は天真爛漫に近づいて来る!!
全く違う世界にいたはずの2人。しかしその距離は、徐々に近づいていき……。
キャスト
(C)桜井のりお(秋田書店)/僕ヤバ製作委員会