今年もよろしく美味しんぼ | 「女将を呼べッ!!」「このあらいを作ったのは誰だあっ!!」SNSで見かける『美味しんぼ』の“あの台詞”が登場するアニメ回をまとめました
なんちゅうもんを食わせてくれたんや
【発言者】
京極万太郎
【登場回】
第24話「鮎のふるさと」
京都の億万長者・京極が捻挫で入院した。見舞いの席で士郎は京極の望みにより、退院したら最高の鮎の天ぷらをご馳走すると約束。そこへ雄山が現れ衝突の末、鮎で勝負する事となるが・・・
【編集部コメント】
AA(アスキーアート)でも有名な京極さんの名台詞。
この後に続く「これに比べると山岡さんの鮎はカスや」も有名ですが、アニメでは「山岡はんのとは比べもんにならん」と控えめな言い方にアレンジ。ちゃんと山岡さんの鮎についてもフォローしてくれます。
いいかい、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ
【発言者】
「トンカツ大王」店主・中橋さん
【登場回】
第28話「トンカツ慕情」
米国で億万長者になった里村は、30年前、苦学生の頃世話になった心優しいトンカツ屋夫婦とそのトンカツが忘れられない。音信不通の夫婦を探して欲しい、との投書が東西新聞に舞い込む。
【編集部コメント】
『美味しんぼ』でも有数の人気エピソード「トンカツ慕情」。
この人としての生き方・在り方を教えてくれる中橋さんの台詞に心を動かされる人も多いのか、SNSではビジネス系の人たちがよく引用する名台詞です。
おまえに本物のスシがどんなものか教えてやるッ
【発言者】
山岡士郎
【登場回】
第9話「寿司の心」
銀座で一番といわれる寿司屋・銀五郎。おごりたかぶって「ネタも一流、ご飯も一流」と自画自賛する店主を士郎はまずいと一蹴する。CTスキャンを使ってそのまずさを科学的に立証する。
【編集部コメント】
「おまえに本物の●●がどんなものか教えてやる」系台詞の元祖。
この後の展開として、一部界隈で有名な「お寿司のCTスキャン」が登場します。本当に視覚的に「本物の寿司」を教えてくれる展開にも注目です。
この豚バラ煮込みは出来そこないだ。食べられないよ(山岡士郎)
【発言者】
山岡士郎
【登場回】
第13話「手間の価値」
マスコミに取り上げられたために大繁盛の横浜中華街の大南楼。やっとの思いで席についたが思い上がった態度と料理に士郎の怒りが爆発。本物の東披肉を作ってコックを諌める。
【編集部コメント】
初期の山岡さんは料理に関して揉め事をおこしがちですが、正にそれを表した台詞。山岡さんの食への真摯な姿勢が伝わってはくるのですが、その場に同席したくないと思ってしまうエピソードです。
ワインと豆腐には旅させちゃいけない(ワインと豆腐に旅をさせる馬鹿はいない)
【発言者】
山岡士郎(代読・谷村秀夫)
【登場回】
第1話「究極のメニュー」
あこがれの東西新聞社に入社した栗田ゆう子の初仕事は社運をかけた大仕事「究極のメニュー」作り。コンビを組んだ相手は社内一のぐうたら先輩社員山岡士郎、いやはや前途多難。
【編集部コメント】
最後は第1話に登場する山岡さんの有名な台詞をお届け。
実はアニメ化に際して少し変わったアレンジがされており、原作は山岡さんが「ワインと豆腐には旅させちゃいけない」と言っているところを、アニメでは山岡さんが書いた「ワインと豆腐に旅をさせる馬鹿はいない」という回答を谷村秀夫(谷村部長)と代読する形になっています。
アニメイトタイムズが独断と偏見で選んだ『美味しんぼ』の名台詞9選はいかがでしたか? 今回ご協力いただいたABEMAではアニメ『美味しんぼ』全121話を配信中。(欠番回を除く)
各回25分×121話=3025分=約50時間
新年から『美味しんぼ』を一気見するのも乙なものかもしれません。それでは最後は『美味しんぼ』の年始恒例の台詞で締めさせていただきます。
今年もよろしく美味しんぼ
企画・記事:岩崎航太(アニメイトタイムズ)
作品情報
あらすじ
キャスト
(C)雁屋哲・花咲アキラ・小学館/シンエイ動画