『東京カラーソニック!!』3rdシーズン完結──「東京カラーソニック!! Trust DEP」発売！　小宮山嵐役・千葉翔也さん、霧島 宙役・上村祐翔さんインタビュー｜彼らの一つの結末をみなさんに聞いていただけるということを心から嬉しく思います

音楽学校を舞台に、学生たちが楽曲を共作するオンリーワンの青春エンターテインメント『東京カラーソニック!!』。

2021年より1stシーズンのCDリリースがスタートし、音楽フェスの頂点を目指す4組のバディの青春ストーリーが描かれていきました。翌年2022年の2ndシーズンでは、1stシーズンとは異なるペアによって新たな一面や成長も描かれ、ファンを魅了し続けている『東京カラーソニック!!』。

昨年2023年より、待望の3rdシーズンがスタートし、ついに優勝ペアが決定！　そして迎える4年生のメンバー、春飛、海吏、神楽の卒業が描かれる3rdシーズンのクライマックス「東京カラーソニック!! Trust DEP」が、2月23日にリリースされます。

今回は、収録を終えたばかりの小宮山嵐役・千葉翔也さん、霧島 宙役・上村祐翔さんにインタビューを実施！　3rdシーズンが完結した今、どのように感じているのかそれぞれの思いをお伺いしました。

世界の捉え方自体が変わったのだと思い、成長を感じました

――今回の台本を読んでいかがでしたか？

小宮山嵐役・千葉翔也さん（以下、千葉）：どのバディが優勝するのかと意識しながら収録した3rdシーズンだったので、まさかこの結果になるとは思わず驚きました。

どのバディが一番優れているかを考えていたのは1stシーズンの最初だけで、現在はみんなの受け取り方が変わったと思いました。他のバディ含めてカラーソニックを心から楽しんでいるのを感じられて、台本を読んで涙ぐんでしまいました。

霧島 宙役・上村祐翔さん（以下、上村）：今回このような結果になったけれど、カラーソニックの本番に臨む前の皆から如実に自信を感じていました。宙と嵐、伊織と春飛は緊張しておらず、1年生たちは緊張していて。それぞれの色がありつつも精一杯準備してきたのだなと感じられました。皆が出し切った上でのこの結果だったので、悔いのないものだったと思います。

とはいえくやしい思いをしているバディもいて、そのやりとりを見て彼らの絆を感じ、ぐっときました。卒業する3人に対しては、これまで培ったものを生かしていくんだろうなという絶対的な安心を感じました。残っているメンバーも卒業生とこれからどのように関わるのか、これからも見守っていきたいと思います。

──今作の中で、最もファンの方々に注目してほしいシーンがありましたら教えてください。

千葉：前回のカラーソニックは楽曲のクオリティをぶつけた結果だと思っていましたが、今回においては10人を音楽家として成長させていくにあたり、一番達成したと判断されたバディが優勝したんだろうなと自分の中で納得しています。

優勝したキャラクターがトロフィーの重みについて言及しているシーンに注目してほしいですね。素直に喜ぶだけじゃない2人に、ぐっときました。

上村：どのバディが優勝してもおかしくはないと思っていました。その中でも何か少しきらりと光るものが審査員の目に映ったんだと思うぐらいの僅差だったと思います。楽曲制作にしっかり向き合うという意味で今回の優勝バディは、まさに100パーセントで向かっていくものを感じたので、そのシーンに注目していただきたいです。

──自分が演じるキャラクターの性格面や人間性など、好きなところや共感できる部分があれば教えてください。

千葉：「Decide the King」のラストで、嵐が「俺の見える世界も変えられたのかな」と言うシーンがあるのですが、世界の捉え方自体が変わったのだと思い、成長を感じました。

カラーソニックという大きな舞台を経たからこそ出てきた答えだと思っていて、宙に問いかけるわけではなく、変えられたのかなとつぶやく言葉にすべてが込められていると思ったんです。優しい確信というか……。

【ドラマCD】東京カラーソニック!! Trust DEP

　
1stシーズンの初巻ドラマの中でも、嵐は音楽に対して熱意をなくしている職員の方たちの前で「音楽を変えてやる」と宣言しました。嵐という人間を考えているときに僕も常に意識していたワードだったので、嵐が現在のタイミングで考えてくれていたのがとても嬉しく感じました。

そこにいた宙が「君はもっと世界を変えられる人だ」と、「これからも変わります」と何気なく言うのですが、僕自身は“世界は一度変わったらもう変わらない”と思っていたんです。けれど何回変わってもいいと教えてくれた宙は、やっぱり嵐にとってベストなバディなんだと思えました。

上村：宙が作る曲は、どこか寂しいけれどあたたかい曲が多いと思っていて。楽曲制作していく中で彼らしさを感じる曲は、宙自身の内側から出てくるものがそうさせていると思っています。それは人間性やオリジナリティそのものだと思っているので、曲に対して自分を表現できる宙はすごく素敵だと思います。

今回のシーズンで、彼は自分の感じたあたたかいものをくみ取るだけでなくそれを曲に消化できるようにもなりました。宙が成長していく姿はとても嬉しいです。